「玄奥」ってなんと読む?「げんおく」ではありません!
明日・4月28日は『インターホンの日』です。日にちは4(良い)28(通話)の語呂合わせで、インターホンの普及と適切な更新を呼びかける記念日です。インターホンは防犯にも役立ちますから、ぜひ使いたいアイテムですよね。インターホンといえば入口、玄関に設置するもの。ですので、本日は「玄」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「玄人跣」ってなんと読む?
「玄人跣」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「アマチュアが、技芸や学問などに、専門家が驚くほど優れていること」を言う言葉です。
<使用例>
「彼女のお料理の腕前は、単に上手、という程度じゃなくて、まさに玄人跣よ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 玄人跣(くろうとはだし) です。
「玄人跣(くろうとはだし)」は、「玄人が、その腕前に跣(はだし=裸足)で逃げ出すほどの素人(しろうと)」を示唆する慣用表現です。以前、この「はだし」を「刃出し」かと勘違いしていた方に出会いました。そこまで物騒な言葉ではありません(笑)。
…さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「玄奥」ってなんと読む?
「玄奥」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「奥深く計り知れないこと。また、そのさま」を言う言葉です。
<使用例>
「この映画は、何度も見て考えたくなるような、玄奥な作品よ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 玄奥(げんおう) です。
「奥(おく)」というイメージが強い字ですが、音読みの「奥(オウ)」も常用漢字の範疇です。お忘れないように!
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本日は、4月28日『インターホンの日』にちなんで、「玄」という字の入った日本語から、
・玄人跣(くろうとはだし)
・玄奥(げんおう)
の読み方、言葉の背景をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱