身長156cmのインテリアエディターが、実際に見て・触れて・座ってレポートする連載企画。前回に続き、ドイツのラグジュアリーアウトドアブランド「デドン」からおすすめアイテムをセレクト。今回注目したのは、耐候性のある素材にもかかわらずシックな佇まいの『エンブレイス ウィングチェア』です。
さらにそのかけ心地は、本連載でもご紹介してきたラグジュアリーインテリアブランドのハイバックチェアのように、優しく包まれるような柔らかさとおこもり感がありました。室内で使った場合のインテリアの効果も含めて、さまざまな角度から魅力をお伝えします。
リビングでくつろぐような快適な時間を屋外で過ごせる家具
ここ数年で一気に高まっているアウトドア人気の影響で、多くのラグジュリーインテリアブランドからも屋外家具が発表されるようになりました。室内家具の名作が屋外仕様の素材で発表されるなど、屋内外をシームレスに繋ぐ提案にも現実味のある選択肢が年々増えています。
そんななか、1990年から“裸足のラグジュアリー”をコンセプトに掲げ、リビングでくつろいでいるような快適さでアウトドア時間を心から満喫できる提案をし続けてきた「デドン」の注目度もアップしています。
これまで私は、屋外空間にも快適な座り心地を求める場合に、どうしてもリビングに置くような仰々しいソファセットを選択することばかり想定していました。そして、メンテナンスのことを考えるとちょっと現実味がないかな?と、思い込んでいました。
雨風を心配しなくとも置いておける耐候性をもち、簡単に拭き取って乾かすだけでいいメンテナンスフリーの素材で作られたクッション等に、インテリアで使うようなクッションの柔らかさは求められないだろうとばかり考えていたのです。
そんな、“屋外リビング”について勘違いをしていた事実に気づかされたきっかけが、今回ご紹介する『エンブレイス ウィングチェア』でした。
色褪せに強く優れた耐候性を持ちながらリサイクル可能な新素材「デドンファイバー」を、座面と背面を一体化させて手編みで仕上げた独特のしなり方、クッションの心地よさも最大限に生かされているプロポーション、形状のバランスと素材の研究の賜物で、素晴らしく快適!
『エンブレイス ウィングチェア』があれば、各自が自分の居場所を保ちながら集まれる“現代のカジュアルなリビングコーナー”を屋外でつくることが誰でも簡単に叶います。
大きくカーブした背もたれがもたらすシェルターのような効果
屋外で活躍する『エンブレイス ウィングチェア』ですが、インテリアとしても取り入れるのもおすすめです。横に幅広く、カーブしたハイバックに身を預けたときの空間体験は、某イタリアブランドのダウン入りのハイバックチェアを思い出させる“包まれ感&おこもり感”と酷似しています。屋外家具の価格で、毎日の心地よいラグジュアリーな時間を手に入れることができてしまうのです。
また、昨今人気の高まっている素材の一つに籐編みがあります。室内に天然素材があると空間にリラックスした雰囲気が生まれるのが時代の空気感と合っているのではないでしょうか? 『エンブレイス ウィングチェア』は、編んで仕上げているという製造法が同じなのでそういった籐編み家具とも相性も抜群です。
また、脚部に使われている屋外仕様のチーク材は、木質のインテリアにも自然になじみます。空間のなかで存在感のある編みのカラートーンや色のトーンを他のインテリアとのバランスで選べば、完成度の高い住空間を演出することが叶います。リビングダイニングの間に置けば、視線を遮ることなく空間を仕切れる形状なのもいいですよね!
今回は、ドイツのラグジュアリーアウトドアブランド「デドン」より、極上のかけ心地を味わえる『エンブレイス ウィングチェア』をご紹介しました。ぜひショールームで、その包まれるような至高のかけ心地を体感してください。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
-
ニチエス Tokyo
営業時間/11:00~17:00
定休日/祝祭日
TEL:03-5413-3341 - 住所/東京都渋谷区千駄ヶ谷3-50-11 明星ビル1階
関連記事
- ラグジュアリーなアウトドア家具で、暮らしに自然の中で過ごす心地よさを取り入れて!自立式ハンギングチェア『キダ』
- 北欧ブランドならではの機能性とパウダリーな質感が魅力!自由に組める「ムート」のオープンシェルフ
- 組み合わせも組み替えも自在!デンマーク発ブランド「ムート」のボックス型収納『スタックドストレージシステム』
- TEXT :
- 土橋陽子さん インテリアエディター
公式サイト:YOKODOBASHI.COM