会員制レストラン「sanmi」、いよいよグランドオープン!
有名シェフの料理やうっとりするような演出、時代を象徴する写真や動画映え…世界のあらゆる料理を味わえる東京において、食に満たされた人々を惹きつけるものとは?
旧来であれば「一見さんお断り」「紹介制」に当たる、会員制の店でした。その新しい形として、店を開く前に「会員になる権利」を販売し、その購買に加わった人のみが訪れることができるクラウドファンディングによるレストランが 、2018年4月13日(金)にオープンしました。
赤坂のレトロなビルの一角にオープンする「sanmi」は、オーナーソムリエの野口良介さんと、ふたりの料理人が運営する、モダンガストロノミーレストラン。プライベートジェットマガジン『Elite Traveler』が選ぶ世界No.1レストランに4年連続で選ばれ、ミシュラン三ツ星にも輝くレストラン「Alinea」で部門シェフを経験した大野尚斗さん。有名高級料亭に連なる家に生まれ、イタリアンでシェフとして22年活躍した芳片 聡さん。このふたりのシェフと野口さんの3人が集い、「三位一体」とな理、和食・イタリアン・フレンチの要素を調和させた料理を織りなしていくという目標から、「sanmi」という店名は名づけられたのだそうです。
2018年1月に、クラウドファンディングサイト「Makuake」で会員を募集したところ、3月19日(月)時点で3,335万円を調達。過去に例を見ない金額とスピードからも、その注目度の高さがうかがえます。
2018年3月中旬には、そのクラウドファンディングに参画した人のみが参加できるレセプションパーティーを実施。3人が目指す新たなモダンガストロノミーを立食スタイルで提供し、すでに達成したクラウドファンディングの権利を追加販売するほどの話題となっているのです。
会員と同伴者だけが食べられるメニューとは?
これまでにも紹介制ワインバーという形態での店舗運営を行ってきた、オーナーでありソムリエの野口さん。自分にとって既知のことには魅力を感じず、クラウドファンディングで会員制のレストランをつくるという試みに辿り着いたそう。
「行ったことも、そもそも完成さえもしていない。口コミもないなか、会員になるという決断をしてくれた方だけが入れる特別感を演出したいのです」(野口さん)
2018年3月31日まで実施されていたクラウドファンディング以降は、年会費12万円を払った会員と、その同伴者のみが訪れることができるお店に。
メニューはコースのみで、定期的に内容は変わりますが、料理のキーワードとなるのが「酸味」。店名にもかかっているのですが、野口さん曰く、料理の世界において旨味や甘味などは注目を浴びてきたものの、酸味はあまり取り上げられていません。でも、酸味は肉や魚を熟成させるには欠くことのできない大事な要素であり、旨味や甘味を支えているのも酸味の要素。料理に合わせるお酒も含めて、酸味にこだわって構成を考えているそうです。
大野さんと芳片さんのみが働くキッチンスペースで次々と繰り出される料理は、その無駄のない動きと魔法のような手さばきをみるために、できればカウンター席を選ぶのがおすすめです。
席数は全14席で、グループでのテーブル席の予約は6名まで。2018年3月31日以降は、会員(年会費12万円)とその同伴者のみが訪れることができるお店になっています。メニューは¥12,500のコース料理と¥20,000円のペアリングコースのみ。
今後は1年間、この場所でオープンすることは決まっているものの、将来的には移転や規模を拡大するなど、新たな挑戦を見据えているとか。これはあくまで第一歩。どんな風に変化していくのか、そのスタートを見られるのも最初の会員ならではの特典ですね。身近に会員の方がいらしたら、今のうちにチェックしておきたいものです。
問い合わせ先
- 会員制Restaurant&bar sanmi
- アクセス/赤坂見附駅より徒歩3分・赤坂駅より徒歩5分
営業時間/ディナータイム 18:03〜24:03(L.O. 22:03)、 バータイム 24:03〜3:03(L.O. 26:03) - 席数/14席(カウンター8席・テーブル2名席×3)
住所/東京都港区赤坂3丁目(詳細な住所は会員にのみ公開)
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT :
- 安念美和子