昨年末に日本気象協会が発表した「2025年春の花粉飛散予測」によると、今年のスギ花粉飛散量はかなり多くなるそう。昨夏の猛暑によってスギの花芽の成長が著しく進んだため、大量の花粉をつけているのだとか。花粉が肌に付着すると、肌がゆらぎやすくなります。新井ミホさんは、「いまの時期に肌力を底上げしておくべき」と話します。その方法と、新井さんならではのオーガニック&ナチュラルコスメながらパワフルでおすすめのコスメについて教えていただきました。
冬の間に洗顔と保湿の基本ケアを見直して頼もしい肌に
「新しい年になってコスメを一新したくなる気持ちもありますが、私は毎年花粉で肌がゆらぎやすくなるので、いまから備えるケアをしています。大切だなと思うのが、スキンケアの基本である洗顔と保湿ケア。このふたつを見直して丁寧にケアすると、肌力が高まるのはもちろん、たるみにくい肌になると実感しています。
洗顔は、洗うもの、洗い方、洗ったあとのポイントが3つあります。
洗うもの、つまり洗顔料ですが、酵素配合のものを選びます。酵素は、年齢とともに肌の新陳代謝が鈍ることで厚くなる角質をスムーズにオフして、次に使うスキンケアの浸透を高める効果があります。汚れを吸着して落とすのでつるんっとした肌になれますが、肌に必要な潤いは逃さないので、ダメージを最小限に抑えることができるのもこれからの時期に重要なポイントです。
次に洗い方ですが、ゴシゴシと摩擦をかけないように気を付けます。摩擦は肌の乾燥を引き起こすので、せっかく洗顔料で潤いをキープしても意味がなくなってしまうからです。
そして、洗ったあとに水分を拭き取るときも、摩擦を起こさないように。乾燥だけでなく、シワやたるみ、シミの原因にもなるので、気をつけています。
洗顔後の保湿は、ナチュラル成分ながらも、驚くほどパワフルなコスメでシンプルなケアを。“保湿が大事だとわかっているけれど、エイジングケアも攻めたい”という方でも満足できるナチュラルコスメが登場しているので、後ほどご紹介しますね」(新井さん)。
そこで、今回はいまこそ使いたい酵素洗顔と、進化したナチュラルコスメをご紹介いただきました。
「酵素の力で潤いを守りながら明るくつるんとした肌に」(新井さん)
「左の『NINE SENSE』は、1本でクレンジング、洗顔、泡パックができる酵素入り角質ケアクレンジング。乾いた肌になじませていくと、ジェルがだんだんと自然発泡して泡立ち、メイクや皮脂汚れ、古い角質を吸着してオフしてくれます。美容カプセルの粒も入っているので、後肌は肌がしっとりやわらかくなります。
右の“パパウォッシュ”は、懐かしいと感じる方も多くいらっしゃるでしょうか。パウダー状の元祖酵素洗顔料です。数年前にリブランドされ、“パパウォッシュ”世代である私たちが持つ肌悩みに寄り添い、年齢とともに加速する“エイジング汚れ”を一掃してくれます。高い洗浄力と潤いキープを両立してくれるので、毎日朝晩使え、ザラつき知らずの肌を育めます」(新井さん)。
「オールインワンと部分ケア用だけで満足感の高い使用感です」(新井さん)
「保湿ケアは、あれもこれもと攻めすぎず、シンプルなアイテムで肌を労わりながら整えていきたいので、オールインワンジェルと部分ケア用の2品で済ませます。
オールインワンジェルだけで心許ないと思う方もいらっしゃるでしょう。私もそのひとりでしたが、『NINE SENSE』は、3Dコラーゲン、3Dヒアルロン酸、3Dハリネットを携えているので、潤いとハリ・弾力が格段に高まります。ジェルと言ってもやわらかいヨーグルトのようなテクスチャーで、みずみずしくのびて肌にピタッと密着します。でも膜感はなく、メイクの邪魔をしません。3つの3Dの作用で、使用後しばらくするとジェルの表面が綺麗に整っているのですが、これが肌の内側でも行われているので、手応えのあるハリ感が手に入るのも納得です。
年齢が出やすい目元や口元は、部分用美容液を重ねます。『ESS』は、クロレラエキスと万能サプリメントで知られるブルーグリーンアルジーが配合されています。植物由来ながらビタミンB12が入っているので、たんぱく質も補える頼もしさ。そこに、海綿から精製された美容針が入っているので、肌のターンオーバーをサポートしてくれます。この美容針は72時間すると排出されますし、0.2mmと短いので、敏感肌の方でもお使いいただけます。
どちらのアイテムも、”自然由来成分でシンプルながらも、ここまで攻めのケアができるなんて!”と、使うたびに感動しています」(新井さん)。
花粉が飛び始めるころは、春の新色コスメやファンデーションなどが出揃う時季でもあります。新作メイクを楽しむためにも、新井さんに倣っていまのうちに肌力を高めておきましょう!
※掲載している商品の価格は、すべて税込みです。また商品はすべて本人の私物です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子