「髪質が徐々に変化していて、広がりやすかったり、ペタッとしてしまったり、動きが出づらかったり…バランスがとりづらくなる大人世代のロングヘア。今回はやや硬めで直毛のため、ニュアンスや動きが出づらくペタッとしてしまう髪質の方におすすめのロングヘアのご提案です。前髪なしでクールな印象ながらも、柔らかい毛流れで今っぽい抜け感もキープ。動きやニュアンスが出やすくなるようカットでも調整していますが、スタイリングのコツもぜひご参考になさってくださいね」(大庭さん)
面長顔に似合い、ペタッとしがちなトップも動きが出づらい毛先もバランスよく見えるナチュラルロング。「ニュアンスがつきづらい直毛に柔らかいニュアンスが欲しい」「ロングでも重く見えず今っぽい抜け感を出したい」というニーズにも応えるスタイルのポイントとは…。
■【面長顔×ロング】の正解:顔周りは短い毛を仕込んで空気感をプラス。毛先は重さを残しながら動きが出やすいよう表面のみにレイヤーを【外人風ナチュラルロング】
面長顔ロングヘア代表:高橋麻理奈さん(42歳/保育士)の場合



高橋さんのHAIR CHART
(1)やわらかさ (柔→硬)★★★★
(2)ボリューム (少→多)★★★
(3)髪の太さ (細→太)★★★
(4)うるおい (乾→潤)★★★★
(5)白髪の量 (多→少)★★★★
「前髪はないと面長感が助長され顔が間延びして見えがちですが、顔周りに短い毛を仕込んで動きを出し、バランスよく見えるようカットしています。全体的にはワンレングスベース。ロングヘアでスカスカだと艶っぽさがなくなってしまうので、毛先は重めに残しています。表面のみにレイヤーをほんの少しだけ入れて、巻いたときにニュアンスが出やすいよう調整しています」(大庭さん)
■スタイリング術:根元からアイロンでしっかり熱を加えて、さりげない動きを出していく!ペタッとしがちなトップはカーラーで
「髪に熱を加えることでツヤ感も増しますし、根元から熱をしっかり加えることでふんわりとしたボリュームを出すことができます」(大庭さん)

1:根元からアイロンでしっかり熱を加えていく

サイドからバックにかけての髪にはアイロンでしっかりと熱を加えていく。毛束を持ち上げるようにして、ふわっとボリュームを出すように。
2:毛先はスーッと抜く程度でOK

毛先はぐるんと巻かず、サラッとニュアンスを出すくらいが今っぽい仕上がりに。アイロンをスーッと自然に抜く程度に熱を加えて。
3:前髪はカーラーで立ち上がりを作る

前髪はアイロンではなくカーラーで。カーラーでセットしながらアイロンでスタイリングしてもいいけれど、長時間おくとクルッとなりすぎるので、最後の仕上げに1~2分巻く程度に。程よい立ち上がりを作り、フレッシュな印象に。
<面長顔ロングヘアを今っぽく見せるコツ 3か条>
(1)ワンレングスベースで顔周りのみ短い毛を仕込むことで、面長でもバランスよく!
(2)前髪なしロングでも、顔周りにニュアンスがあるだけでもグッと小顔見せもかなう
(3)アイロンで毛束を持ち上げるように熱を与えることで、ふわっと外国人風の動きのあるヘアに
「スタイリング剤はオイルだと髪がへたってしまうこともあえるので、少しホールド感のあるバームがおすすめ」(大庭さん)
今回、教えてくださった「BEAUTRIUM 265」スタイリト 大庭諒介さん

ミディアムからロングの指名が多数。柔らかいニュアンスの外国人風レイヤースタイルが好評。「毎週火曜日に楽しい仲間たちと集ってフットサルをしています。リフレッシュ感が半端なくて、いい気分転換になっています」Instagramアカウント:@oryo__ske
問い合わせ先
BEAUTRIUM 265
住所/東京都中央区銀座2-6-5 銀座トレシャス4F
TEL:03-3562-6606
営業時間:月・木・土・日・祝10:00~20:00、水・金11:00~21:00
定休日:火曜、第2、4水曜

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- PHOTO :
- 風香
- EDIT&WRITING :
- 門司紀子