日々の疲れを癒す入浴時間をともに過ごすバスタブ。一般的な住宅の場合、費用面や掃除のしやすさからユニットバスを選択する人も多いですが、猫足のバスタブのような見た目にも美しいバスタブに憧れる方も多いのでは?

今回は、そんなラグジュアリーな「バスタブ」の設置にかかるお値段や設置事例を直撃取材。世界各国の著名なホテルにも導入されている、日本発のバスタブブランド「JAXSON」の製造・販売を行うblisspa japan株式会社JAXSON事業部 ブランドマーケティング部の清水亜子さんに詳しくお伺いしました。

家を新築する予定のある方はもちろん、これから自宅のリフォームを考えている方もぜひご一読ください。

埋め込み型の浴槽だけでなく「置き型」の浴槽も。その違いは?

清水さんによると、バスタブには大きく分けて「埋め込み浴槽」と、床に直接バスタブを置くタイプの「置き型浴槽」があるそうです。それぞれどんな特徴があるのでしょうか?

こちらは埋め込み型タイプの浴槽で、ジェット&ブロア機能を楽しめるタイプ。|施工事例:市川の個人住宅(設計:井上洋介建築研究所)

「埋め込み浴槽は、浴槽の周囲をタイルや石で仕上げることで、パウダールームや住空間全体とのトータルコーディネートが可能になります。また、ジェットバスなどの機能を搭載することもできます。置き型浴槽の場合は、配管工事の関係でジェットバス機能の搭載は難しい場合が多いです」

お風呂というと「肩まで浸かることができる深さのバスタブ」=出入り時にまたぐのが大変、というイメージもありますが、半埋め込みにすることで、浴槽の高さをおさえることもできるそう。体型や年齢などさまざまな人に合わせて、浴槽のサイズ、デザインのバリエーションともに豊富な種類があるのですね。

一方、置き型浴槽はどんな特徴が?

清水さん曰く、実は見せるためのバスルームや、個性を表現するスペースを求めている方のニーズが高いそう。

「インテリアとして完成度の高いバスタブです。リビングやベッドルームとガラスで仕切られたバスルームでお使いいただくケースが多いです。置き型浴槽の場合、浴槽の前方にある浴槽エプロン部の素材を選ぶこともできます。たとえば、ヒノキ、ラタン調カバー、ガラスモザイク、キャスター付など、こだわりの素材を使用できるんです」

こちらは置き型タイプのバスタブ。なんといってもデザイン性に優れています|施工事例:和の宿 ホテル祖谷温泉

例えば、外国の映画などでよく見かける猫足型のバスタブも置き型浴槽。デザイン性の高いバスタブなので、インテリアにこだわる人からの需要が高いのも納得です。

理想のバスタブを選ぶには、バスタイムでくつろぐ細かなイメージが重要!

それでは、理想のバスタブを選ぶポイントはどこにあるのでしょうか。

清水さんによれば、①スタイル ②デザイン ③機能仕様 ④サイズ感の4つがポイントになってくるそうです。

「ひとつ目の『スタイル』は、ご希望のバスルームのイメージから、埋め込みか置き型を選択します。ふたつ目は、好みの『デザイン』かどうか。浴槽のデザインには、スクエア、オーバル、円形、個性的な形状などがあり、JAXSONでは67モデルをそろえています。さらに、半身浴やアームレスト等の湯船の入り心地をグレードアップするディテールも見ていきます。3つ目の『機能仕様』は、ジェットやブロアなどの浴槽の機能、ヘッドレスト等のオプションのこと。そして4つ目は『サイズ感』です。ひとりでくつろぐのか、家族で入浴時間を楽しむのか、目的でサイズ感は変わります」

ひとりでゆったり湯船に浸かりたいのか、家族で入るのかによって、バスタブ選びは異なります

ひと口に「理想のバスタブ」といっても人それぞれ。さらに、バスルームのスペースによっても変わってきますが、まずはどんなバスタイムを過ごしたいのかイメージしてみるのがオススメです。ジェットバスに浸かりながら、ひとりの時間をゆっくり過ごすなんて素敵ですね!

特に人気のある「JAXSON」製品5

小型のバスタブから大きなものまで、さまざまなバスタブをラインナップしているJAXSON。今回、特に人気のバスタブを5点ご紹介します。

■1:「シプレッソ ルナ1414」

「シプレッソ ルナ1414」¥2,500,000(税別)|外側は木曾ヒノキを使用した木製ですが、浴槽部分がアクリルでできており、お掃除のしやすさもポイントです

「ふくよかなヒノキのカバーで包み込んだ正円形のバスタブです。ヒノキのほのかな香気と木製の質感、アクリルの吸い付くような肌触り、湯水のブルーが織りなすハーモニーを五感で堪能できます。純木製の浴槽と比較しメンテナンス性にも優れています」

■2:「バルコ ヌオバプリモ」

「バルコ ヌオバプリモ」プレーン:¥1,570,000、ブロア:¥1,840,000~(いずれも税別)|コロンとした丸いフォルムとアジアのリゾートにありそうなラタンのカバーがリラックス気分を盛り上げてくれる

「ハンドメイドのラタン調カバーが特徴的なリゾートスタイルのバルコシリーズです。現代の五右衛門風呂ともいえる『バルコ ヌオバプリモ』は、湯船に包まれるような感覚があり、足を伸ばせるだけが寛ぎではないことを実感させてくれるバスタブです」

■3:「チェーロ」

「チェーロ」プレーン:¥1,010,000 、ジェット&ブロア:¥1,660,000~(いずれも税別)|バスタブの定番の形ともいえるオーバルデザイン。スタンダードなタイプは根強い人気です

オーバルデザインが優しい印象。アールを描く背もたれとアームレストが織りなす抜群のフィット感でゆったりとした入浴をお楽しみいただけます」。

■4:「ミラーレ」

「ミラーレ」プレーン: ¥1,240,000、ジェット&ブロア:¥1,890,000~(いずれも税別)|複数人で入ってもゆったりできるバスタブ

「美しい器のように清楚なデザインの円形バスタブ。ふたり掛けソファのような大型ステップはお子様と一緒に座ることも可能です。パートナーやご家族との和やかなバスタイムを実現します」

■5:「ベンティ」

「ベンティ」プレーン:¥1,010,000 、ジェット&ブロア:¥1,660,000~ (いずれも税別)|入り心地のこだわりが詰まったバスタブ

「大きなアールを描く背もたれ、腰にフィットする半身浴ステップ付モデル。

底面の段差は半身浴のときの足元を支え、深く浸かるときの立ち上がりやすさにもつながります。入り心地へのこだわりの全てを注ぎ込んだJAXSONスタンダードモデルで、1300-1800サイズを選ぶことができます」。 

スタンダードなタイプの浴槽が人気ですが、置き型タイプの浴槽も根強い人気があるのですね。今後、設置を考えている方は、ぜひこのランキングを参考にしてみていただければ幸いです。

海外のラグジュアリー層からも高い評価を受ける「JAXSON

日本発の「JAXSON」は、現在リッツ・カールトン上海、シャングリ・ラ ホテル 東京といった、世界の5つ星ホテルのスイートルームにも多数採用されています。ラグジュアリー層にも根強く支持される理由はどこにあるのでしょうか。

「やはり、日本古来の風呂文化を背景とした、ストーリー性のあるラグジュアリープロダクトであることでしょうか。浴槽をインテリアとして捉えたデザイン性とマテリアル使いの空間との親和性、湯船の入り心地に配慮した素材へのこだわりが評価されているのだと思います。

日本式の深く浸かるバスタブ(Deep soaking bath)は、海外のバスタブメーカーも追随しています。加えて、高級ホテルであるほどカタログ掲載品ではないオリジナリティーを求めており、カスタムメイドに応えることができるデザイン&パタンナー機能と製品具現化への対応力をホテルオーナーや設計者にご評価いただいています」

デザイン性や素材はもちろんですが、湯船に肩までゆったりと浸かるバスタイムというのが、海外のラグジュアリー層からも高い評価を受けているのですね。

今回はラグジュアリーなバスタブの値段や種類についてご紹介しました。実際に施工する際には、バスタブ本体の費用以外にもスペースによって別途施工費用がかかります。また、階上設置や集合住宅等でユニットバスである必要がある場合には、JAXSONのバスタブはオーダーメイドユニットバスに搭載することもできるそう。

高級ホテルと同じバスタブを家で使うなんて、とっても贅沢なひとときですよね。新築やリフォームの際には、洗練されたバスタブを選択に加えてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
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WRITING :
長祖久美子
EDIT :
青山 梓(東京通信社)