【目次】

オールベージュのワントーンを、簡単に成功させる「2つのポイント」

万能で頼れるカラーではあるものの、ともすれば地味に見えしまうのが悩みのベージュワントーンコーデ。

海外のファッショニスタを参考に、ベージュのワントーンでものっぺりせずに立体感を見事につくりだす秘訣をチェックしてみましょう。

【1】「異素材」を合わせて奥行きをつくる

 

モデルのカーリー・クロスが見せた異素材合わせのベージュワントーンコーデ。

プレーンなジャケットに合わせたのは、光沢感がリッチなムードを醸し出すサテンのパンツ。色がほぼ同じでも、素材を変えることで間延びせずに立体的な着こなしが叶います。インのカラーは、つなぎ役として馴染みの良い白をセレクト。

【2】 「色味」を変えることでメリハリアップ

 

人気ブロガーのレオニー・ハンネは、色味の違うベージュを合わせてメリハリをゲット。上半身には柔らかなピンクベージュ、下半身にはダークベージュでグラデーションを作っています。ワントーンらしさを高めるべく、インのトップスとサンダルはカーリーのように白を選んでいます。

この2つを押さえるだけでも、ベージュのワントーンコーデの成功率がぐっとアップします。

【秋冬】大事なのは、メリハリ(Tips14)

白や黒に安心する秋冬ですが、ベージュでワントーンコーデを作れば柔らかい雰囲気の上品な装いへと導けます。温度を感じる色なので、寒い冬でも暖かそうに見えるのが嬉しいですよね。海外のファッショニスタたちが見せた、ワントーンでもマンネリしない着こなし術をご紹介します。

【1】色味の違うベージュ×異素材でメリハリたっぷりに

 

色味の異なるベージュのジャケットとスカート、そしてサテンスカートのツヤでメリハリを高めていたモデルのロージー=ハンティントン・ホワイトリー。ハイネックブラウスのシルエットを活かすように、ジャケットはノーカラーですっきりと。耳元の小さなバロックパールピアスも、品格ある装いにマッチしています。

【2】白シャツとコーデュロイでベージュ同士ののっぺり感がなくなる

 

ベージュの色味がわずかに違うコートとパンツを合わせたスタイルは、シャープな白シャツを間に挟むことで互いの色が同化しません。さらに、ボトムスに凹凸のあるコーデュロイを選ぶことで、季節感と立体感がアップ。アウターの袖からインのホワイトを見せるメリハリテクも参考にしたいですね。

【3】ワンピーススタイルを今っぽい小物でブラッシュアップ

 

ワンピースと小物の色味を変えた、秋のベージュルック。ボリューム袖で華やぎをクリアしたワンピースに、レザーの筒型ブーツ、ボッテガ ヴェネタ(Bottega Veneta)のザ・ポーチの小物テクでトレンド感をプラスしています。タイトにまとめたヘアや、コンテンポラリーなゴールドピアス、そして真っ赤なルージュで顔周りのお洒落も抜かりなく。

【4】ゆったりニット×フレアパンツで旬バランスに

 

タイトすぎずルーズすぎない絶妙シルエットが今年らしいベージュのニットに、グレージュのフレアパンツを合わせたスタイル。トップスの裾をボトムスにインしないことで、気張らないエフォートレスなムードが醸し出されます。クリアハンドルのブラウンバッグで、ほんのりエッジを加えるのが垢抜ける秘訣。

【5】ざっくりニットで立体感をクリア

 

上半身から、淡いベージュ、オフホワイト、そしてシャープなホワイトで流れるように繋げたコーディネートは、ざっくり編みのニットで立体感を確保しています。トップスがゆったりしているので、スカートはタイトシルエットを選ぶとメリハリがしっかり。

【6】シンプルにまとめることでスタイリッシュにきめて

 

ベルトやアクセサリーなどの小物類を使用せず、ミニマルに抑えてスタイリッシュな装いを見せたモデルのジジ・ハディッド。サンドベージュのシャツとパンツのセットアップに、スキンカラーに馴染むベージュのインナーとブーツで一体感を作っています。ピタッとまとめたヘアも、洗練感を後押ししています。

【7】ベージュ×オフホワイトで柔らかな雰囲気に

 

女優のエマ・ストーンは、ベージュとオフホワイトを使ってふんわりと柔らかなオーラを放っていました。ボーダーや小物で少量の黒を効かせることで、メリハリに繋げています。パンツは足首が覗くクロップド丈を選ぶことで、抜け感も備わった好バランススタイルに。

【8】くすみカラー統一でまとまりのあるスタイルへ

 

ベージュのチノパンツと相性が良いのは、同じく温度を感じるブラウンのトップス。シンプルなワンツーに、ほんのりグレイッシュなホワイトのジャケットを合わせてトーンを統一しています。ジャケットはオーバーサイズを選ぶことで今っぽく垢抜け。

【9】ジャケットONジャケットのインパクトはベージュで和らげて

 

ジャケットONジャケットのインパクトのある組み合わせも、ベージュの持ち味である穏やかさが強さを中和しています。シルエットにメリハリがつくよう、ベルトとアンクルストラップのシューズで華奢な部分を強調。

【10】首まわりにポイントを置いて立体コーデに

 

きちんと感漂うベージュのジャケットパンツに、ブラウンのレザーバッグとブーツを合わせて優しく引き締め。ストール感覚で添えたダークベージュのニットプルオーバーで、お洒落指数をアップさせていますね。

【11】セットアップ×ロングアウターで作るマスキュリンコーデ

 

ベージュのセットアップに、黄みのあるベージュのアウターを合わせて、素敵な紳士のようなマスキュリンコーデをメイク。インのTシャツとスニーカーはシャキッとした白を選ぶことで、ベージュグラデーションに立体感を与えています。

【12】微妙に異なるピンクベージュで奥行きのある装いへ

 

優しいピンクベージュのセットアップを、絶妙に色が異なるベージュのニットとアウターで挟んだワントーンスタイル。足元には白スニーカーを加えることで、きめすぎない抜け感が叶います。

【13】ダウンコートとパンツの色をリンクさせてセットアップ風に

 

立体フォルムが楽しめるベージュのショート丈ダウンに、色をマッチさせたパンツを合わせてセットアップ風のコーディネートに。ダウンのしゃかしゃかとしたナイロン素材のおかげで、同色でもメリハリが叶います。相性の良いブラウンとキャメルアイテムを組み合わせつつ、足元は軽快な白スニーカーで外しを加えて。

【14】エコファーとベージュで秋冬らしい温感コーデに

 

見た目にも暖かなベージュのエコファーアウターのインには、色味の異なるベージュニットプルオーバーとニットキャミソールを重ねて奥行きを作っています。優しい雰囲気を損わないよう、ボトムスはホワイトを選ぶのが好バランス。

【春夏】ニュアンスづかいを楽しむ(Tips11)

ベージュは肌馴染みの良い色なので、春夏シーズンにワントーンコーデとして取り入れると爽やかな印象が引き出せます。秋冬のようにアウターを重ねたりしない分、メリハリ付けが難しく感じますが、ご紹介するファッショニスタたちの着こなしを参考に、決して地味にはならないワントーンコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【1】トレンチコートやシャツの正統派スタイルはニュアンスを加えて

 

ギリシャのマリア=オリンピア妃は、トレンチコートと、白シャツを忍ばせたグレーニットワンピースのワントーンコーデを披露。同じトーンで合わせたベージュとグレーの配色は、洗練された印象を醸しています。トラッドなアウターにマッチする、白シャツのシャープな襟がちょうど良いアクセントに。

【2】上品さが光るミニマルシックコーデ

 

歌手のセレーナ・ゴメスは、スキンカラーに馴染むモックネックニットに、サイドデザインがさりげないアクセントのスカートを合わせたグラデーションコーデを堪能。ニットとウール素材の組み合わせなので、シンプルなワンツーでも表情たっぷり。アンクルストラップがシルバーのパンプスを合わせれば、ミニマルシックが完成です。

【3】わずかな黒小物でスタイリッシュに寄せて

 

ジャケットとパンツのセットアップコーデは、インに白のVネックトップスを合わせることで顔周りをシャープに整えています。シンプルな黒小物なら、コーデを程よく引き締めつつワントーンらしさは損いません。仕上げに耳元にクリアフープピアスをあしらって、生真面目なセットアップコーデをモダンに昇華。

【4】さっとシャツを合わせて大人カジュアルに

 

美脚をアピールできるセンタープレス入りのスラックスは、シャツを合わせることで気負わないリラックスムードに。インナーとシューズは白に近いグレイッシュカラーを選ぶことで、ベージュに馴染ませています。フレームが太めのサングラスや、ゴールドとシルバーのアクセサリー遣いでシンプルが様になるスタイルへ。

【5】ハーフパンツで端正なジャケット×パンツを親しみやすく

 

ジャケット×パンツの正統派ルックは、ボトムスをハーフパンツにすることで親しみやすさをアップ。白シャツとの綺麗めコーデなので、ゴールドメタルのパンプスを合わせてほんのりエッジを効かせています。深みのあるボルドーのルージュを足して、ワントーンコーデに血色感をプラス。

【6】重厚感のある小物でワンピーススタイルを今どきに

 

パフスリーブ袖やティアードデザインなど、ディテールがフェミニンなベージュワンピースを小物で今っぽくアレンジ。チェンキーチェーンのストラップがアクセントのバッグは、ベージュと馴染みの良いオフホワイトを選んでいます。ハイテクスニーカーで足元に重厚感を作れば、今っぽい「外し」が叶いますね。

【7】レザー素材でベージュにほんのりスパイスを加味

 

女優のシャーリーズ・セロンは、シャツとスカート、サンダルのみの引き算コーデで大人の魅力を引き立てていました。ソフトな風合いのシャツには、相反するレザー素材のスカートを合わせることで互いの存在感を引き立てています。コンパクトなシルエットにこだわれば、すっきり美体型が完成です。

【8】くすみベージュできりっとハンサムに

 

柔らかな印象のベージュですが、くすんで深みのある色味を選ぶことでハンサムな装いも楽しめます。色を統一したプリント柄のニットは、ノースリーブなので縦長効果が加わり、スタイルアップに繋がります。

【9】相性の良いゴールドアクセサリーで華やぎアップ

 

ベージュのワンピースに、黄みベージュのサンダルを合わせたフェミニンなワントーンルック。繊細レースアップのサンダルに、ネックレスやブレスレット、リングの重ね付けで華やぎを高めています。

【10】夏のシンプルワンピに立体感をプラス

 

袖口の広さや、ゆったりとしたシルエットでレイドバックなムードを演出できるクリームベージュのシャツワンピース。ベージュニットを肩に巻いてメリハリフォルムを強化しています。シャープな白バッグで春夏気分を高めて。

【11】淡い夏色と組み合わせたワントーンコーデ

 

たっぷり生地がドラマチックなエクリュベージュのプリーツワンピースは、コンパクトなノースリーブトップスでメリハリラインを意識。トーンを合わせた淡いイエローなら、大人らしい品の良さはそのまま。

この記事の執筆者
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