さらなるカジュアル上手を目指して…「ローファー」のこと、もっと知りたい!
大人の女性が「ローファー」を、自信をもって履くために知っておくと楽しいこと、役に立つこと…、その始まりから最新の話題まで、集めてみました!
「ローファー」は、「怠け者」を意味する言葉。ひもを使わず、するりと履けるスリッポンの靴は、レースアップが主流の時代、「怠け者の靴」と考えられたのです。具体的には甲にモカと呼ばれる蓋をかぶせ、甲をまたいでサドルをあしらったスリッポンの代名詞です。1920年代のイギリスで上流階級の室内履きとして発売された靴が外履きとして流行。それがアメリカに渡り、現在の形になったのが1936年に発売されたG.H. BASSの『ウィージャンズ』です。
その後、アメリカ北東部のアイビーリーグの学生たちが好んだスタイルの要になったのが「ローファー」でした。財布を忘れたときのために硬貨を差し込んだことから、「コインローファー」と呼ばれたのだとか。紳士の国、英国生まれの優雅さをルーツにもちながらも、カジュアルとしてひとつのスタイルを確立した靴だからこそ、「ローファー」は今も、私たちのおしゃれに絶妙なこなれ感を運ぶのでしょう。
ローファーの始まりはG.H.BASSの『ウィージャンズ』
学生のころ履いていたベーシックなコインローファーの元祖がこれ。1936年、アメリカのG.H.BASSが、ノルウェーのアザラシ革のモカシンをもとに開発した、史上初のローファーといわれています。
幸運のペニーを入れたアイビーリーグの学生たち
コインは幸運の証でもあり、アメリカの大学生たちは、写真のようにペニー硬貨を挟んでいた。なかでもコール ハーンは憧れのブランド。
ハンターの雨の日ローファーが話題!
レインブーツでおなじみのハンターには、ラバーのローファーがあるのです! ラバーパンプスよりカジュアル・スタイルがセンスよく決まりそう。そのうえソックスもはけて、ちょっとした水たまりも気になりません。色も豊富で、雨の日が楽しくなりそう!
今、おしゃれブランドもローファーに注目!
ファッションのトップブランドや、スタイリッシュな靴ブランドも、ローファーのこなれ感に注目しており、パンプスやサンダルだけでなく、エレガントなローファーが毎シーズン見つかります。履き慣れない人もまずは、こうしたおしゃれブランドから探してみてはいかがでしょうか?
ヴァレンティノ ガラヴァーニ
スリッパ型に、アイコンのスタッズが煌めきます。
JIMMY CHOO
黒のパテントレザーのスリッポンに、黒ビジューのビットをあしらい、クールな煌きを放って。
クリスチャン ルブタン
ヴィンテージ風の黄みがかったシルバーで服の色を選ばず活躍してくれます。
洗練ネイビーをローファーで楽しむ
カジュアルのおしゃれに欠かせないのが「ネイビー」。特に夏は、大人のマリンスタイルのように、黒より明るいこの色の出番が増えます。ネイビーのローファーには、同じ色のレザースニーカーでは醸し出せない端正さがあるのです。色で迷ったら、ネイビーから始めるのも賢い選択です。
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- 唐澤光也(パイルドライバー)