「出開帳」ってなんと読む?「しゅっかいちょう」ではないですよ!

明日・1月11日は、鏡餅を開いて食す「鏡開き」の日です(※地域によって日付が異なるケースもございます)。鏡餅は、現在では年神様にお供えしますが、その昔は、武家の、鎧や兜に餅を備えたのちに食す「具足開(ぐそくびら)き」という風習が元になったといわれております。

武家では「切る」という表現は「切腹につながる」として避けられたことから、餅を木槌で叩いて細かく「開く」という表現が使われ、今日まで続いております。本日は「開」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「出開帳」ってなんと読む?

「出開帳」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「寺院の本尊や秘仏などを、他の土地に運び、一定の日に限って参詣人に拝観させること」です。

<使用例>

「近くのお寺で、有名な仏像の出開帳があるというので、拝みに行ってきたの」

かな6文字です。
かな6文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 出開帳(でがいちょう) です。

「出先で開帳すること」です。
「出先で開帳すること」です。

「開帳(かいちょう)」「御開帳(ごかいちょう)」という言葉は、皆さま、聞いたことがありますよね?「寺院で、ふだん公開しない仏像などを一定の日を限って、参詣人に拝観させること」です。これを、ふだん納められている寺院以外の場で拝観できるようにする開帳が「出開帳(でがいちょう)」です。厳かな言葉ですので、「しゅっかいちょう」などと誤読しないよう気を付けたいですね。

これを踏まえ、2問目にまいりましょう。

【問題2】「居開帳」ってなんと読む?

「居開帳」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「本尊をその寺院で開帳すること」です。

<使用例>

「あのお寺のご本尊さまは、例年、夏に2か月ほど居開帳があるはずよ」

かな6文字です。
かな6文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 居開帳(いがいちょう) です。

こちらも、「居」を音読みの「キョ」でなく、訓読みの「居(い)」で読みます。

神仏に関する言葉は、間違いのないよう教養として知っておきたいところです。「御開帳(ごかいちょう)」だけでなく「出開帳(でがいちょう)」「居開帳(いがいちょう)」まで知っていると安心です。

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本日は、1月11日『鏡開き』にちなんで、「開」という字の入った日本語から、

・出開帳(でがいちょう)

・居開帳(いがいちょう)

の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱