【目次】
- 「マヨネーズの日」はいつ?「由来」
- そもそもマヨネーズとは? 原料・基本・“卵黄タイプ”って何?
- マヨネーズとドレッシングの違い
- 栄養・カロリーの考え方
- マヨの保存と注意点:開封後の保管、分離、NGな使い方
【「マヨネーズの日」はいつ?「由来」】
■「いつ」?
「マヨネーズの日」は3月1日です。
■「誰が」、どんな「目的」で決めた?
「マヨネーズの日」は、マヨネーズをはじめ、ドレッシングやジャムなど、数多くの食品を製造販売する「キユーピー株式会社」が制定し、一般社団法人 日本記念日協会によって認定・登録された記念日です。おいしくて栄養があり、安心して食べられるうえに、さまざまな料理に活用できるマヨネーズを、さらにアピールすることを目的としています。
■日付の「由来」は?
キユーピーが「日本人の体格向上を願って」、日本ではじめてマヨネーズを製造・販売したのは、1925(大正14)年の3月でした。この「3月」と、日本初(日本第1号)の「1」にちなんで、3月1日が「マヨネーズの日」となりました。今では、赤い網目に赤いキャップ、チューブボトルでお馴染みのキユーピー マヨネーズですが、初めて発売されたマヨネーズは瓶詰めタイプ。当時からラベルにはキユーピーちゃんが描かれていたそうです!
ちなみに…1919年創業の食品メーカー「キユーピー」は、「キ“ュ”ーピー」ではなく「キ“ユ”ーピー」が正式な社名です! ご存知でしたか?
【そもそもマヨネーズとは? 原料・基本・“卵黄タイプ”って何?】
自分でつくったことがある人ならご存知ですよね?! 実はマヨネーズって、とってもシンプルな材料の組み合わせからできているんです。
■基本の3原料
マヨネーズの主原料は、わずかに3つ。
植物油: 全体の約70%を占めます。菜種油や大豆油などが一般的です。
酢: 殺菌作用があり、味を引き締めます。リンゴ酢や米酢が使われます。
卵: 油と酢という本来混ざり合わないものを結びつける「乳化剤」の役割を果たします。
その他:塩、香辛料、調味料などが加わります。マヨネーズに含まれた酢や食塩には、細菌の繁殖をおさえる力(防腐作用)があるんですよ。
■基本の作り方
マヨネーズは、卵・油・酢を乳化させることでつくられています。 基本はごくシンプルな2ステップ。
1)ボウルに卵黄、酢、塩(お好みでマスタード)を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
2)かき混ぜながら、少しずつ油を加えます。
ポイントは、最初は油を1滴ずつ、慣れてきたら糸を引くように、ごく少量ずつ加えながら、休まずかき混ぜ続けること。油を一度に多く入れると分離して失敗の原因になります。全体にとろみがつき、クリーム状になったら完成です。※手作りマヨネーズは保存ができません。つくった日のうちに食べきりましょう
ご参考までに、キユーピーが提案している分量は…
卵黄 1個分
お酢 大さじ1/2
塩 小さじ1/4
植物油 80ml
■お酢と油はなぜ分離しない?
卵黄に含まれる「レシチン」という成分が、油の粒子を細かく包み込み、酢(水分)の中に均一に分散させる「乳化」という作用を起こしているからです。
■“卵黄タイプ”と“全卵タイプ” どう違う?
日本のスーパーで見かけるマヨネーズには、大きく分けて2つのタイプが存在します。
卵黄タイプ : 卵の「黄身」だけを使用。コクが強く、濃厚でまろやかな味わいが特徴です。日本で1925年に発売された最初の国産マヨネーズ(キユーピー株式会社)がこのタイプだったこともあり、日本では現在も主流となっています。
全卵タイプ : 卵を「丸ごと(白身も含めて)」使用。比較的さっぱりとして軽い口当たりで、素材の味を引き立てる使い心地です。味の素株式会社の「ピュアセレクト」などが代表例です。
Q:なぜ日本では卵黄タイプが多いの?
日本で最初に広く普及した市販マヨネーズが卵黄タイプだったため、その味わいが家庭の定番として広まりました。現在も卵黄タイプが店頭で多く見られるのは、こうした歴史的背景が影響していると考えられます。一方、欧米では全卵タイプが主流で、比較的サラッとした使い心地のものが多くなっています。それぞれにマッチする料理がありますので、使い分けてみては?
卵黄タイプがマッチする料理 :生野菜のディップ、味をしっかり感じたいサラダやサンドイッチ。
全卵タイプがマッチする料理 : 焼き料理(トースト、お好み焼き)、酸味が穏やかなため和え物などにも
Q:海外ではどうなの?
欧米では全卵タイプが多い傾向にありますが、国やメーカーによって配合はさまざまです。たとえばフランスでは、伝統的なレシピに近い“卵黄主体”の濃厚なタイプも広く親しまれています。つまり、「欧米=全卵が絶対」というわけではなく、地域やブランドごとに違いがある、というのが実情です。
【マヨネーズとドレッシングの違い】
正確に言えば、広義ではドレッシングの仲間ですが、日本農林規格(JAS)では「マヨネーズ」は独立した規格として定められています。ドレッシングの定義は「植物油、お酢またはかんきつ類の果汁を主原料とし、スパイスなどを混ぜ合わせ調味した調味料」です。ドレッシングは「油の乳化状態」によって、3つに区分されています。
・マヨネーズなど高粘度の乳化タイプ → 半固体状ドレッシング
・クリーミーで低粘度の乳化タイプ → 乳化液状ドレッシング
・油分と水分が分かれている分離タイプ → 分離液状ドレッシング
これら3つのカテゴリーは、「日本農林規格(JAS)」の「食品表示基準」「ドレッシング類の表示に関する公正競争規約」で定められています。パッケージの裏面にある「名称」欄をチェックしてみると、見分けられますよ!
そして、ドレッシング類のうち、日本で最初に市販化されたものはマヨネーズです。つまり、キユーピー マヨネーズは、「日本で最初に市販化されたマヨネーズ」なのです。
【栄養・カロリーの考え方】
マヨネーズはカロリーが高いため、「太る」というイメージが強いのですが、実は低糖質なドレッシングでもあります。つまり、糖質制限をしたい人にはメリットも。賢く使えば、満足感を維持しながらダイエットをサポートしてくれますよ。
■マヨネーズのカロリーと糖質
大さじ1杯(約15g)あたりのマヨネーズのカロリーは、
卵黄タイプ … カロリー:95kcal 糖質:0.08g
全卵タイプ … カロリー:95kcal 糖質: 0.5g
全卵タイプと卵黄タイプ、カロリーに差はありません。糖質量には差がありますが、いずれも低糖質です。
■ マヨネーズの賢い使い方
・家で使う際は「かける」のではなく「和える」のを鉄則とする
サラダなど、少量のマヨネーズで生野菜を和えると、野菜の食物繊維が脂質の吸収を穏やかになると考えられています。
・「細口ノズル」を習慣に
キユーピーのマヨネーズは、上ぶたを開けると細い口、キャップを回して外すと星型の口になるダブルキャップが採用されています。また、350g入り商品には、3本の細い線がかける『3つ穴』キャップも登場。網目状にかけることで、少量でも視覚的に満足感を得られるため、「使いすぎを防げる」と好評です。デコレーションも楽しいですね!
・「カロリーハーフ」タイプの活用
マヨネーズにはカロリーを抑えた商品、カロリーハーフマヨネーズも販売されています。脂質を減らして水分や増粘剤で食感を出しているため、手軽にカロリーカットが可能です。糖質は、卵黄タイプより高く、全卵タイプより低くなっています。
■罪悪感ゼロ!「置き換え・カサ増し術」
カロリーを半分以下に抑える調理テクニックもありますよ!
・ヨーグルト混ぜ(マヨヨーグルト)
マヨネーズと無糖ヨーグルトを1:1で混ぜます。タルタルソース風になり、タンパク質も摂れてカロリーは大幅ダウンします。
豆腐マヨ
水切りした豆腐をつぶしてペースト状にし、マヨネーズと混ぜます。ポテトサラダなどの「和え物」に使うと、コクを出しつつヘルシーに仕上がりますよ。
【マヨの保存と注意点:開封後の保管、分離、NGな使い方】
マヨネーズはあまりに身近なものだけに、「とりあえず冷蔵庫へ」安易に扱いがち。でも実はデリケートな面もあるので、その油断が美味しさを損なう原因になることも。
■開封前の保存
未開封であれば、直射日光を避けた「常温」で保存可能ですが、ストック分はなるべく涼しい冷暗所で保存しましょう。
■開封後の保管場所
マヨネーズは0℃以下になると油が分離してしまいます。「冷気のあたらないドアポケット」がおすすめですが、機種によってはドアポケットが0℃近くまで冷えるものもあるようです。野菜室など、冷蔵庫内の温度が0℃以下にならない場所で保存しましょう。
NG: 冷蔵庫の奥の方(冷気が直接当たる場所)や、チルド室。
■開封後の期限と注意点
開封後は冷蔵庫に入れ、1か月を目安に使い切りましょう。マヨネーズが残り少なくなってきたら、逆さまにしておくと絞りやすくなりますよ。
容器の口にマヨネーズが残っていると、そこから酸化が進み、風味が落ちたり変色したりします。使った後は、口をきれいに拭いておくのが長持ちの秘訣です。
■もしも「分離」してしまったら?
結論としては「食べることはおすすめしません」。マヨネーズの分離は、低温下(0℃以下)で保存したり、激しい温度変化を受けたり、流通で激しい振動を受けることなどにより、乳化力が弱まるために起こる場合があります。分離してしまったマヨネーズは、残念ながらたとえ攪拌したとしても元には戻りません。
分離したマヨネーズは品質が安定しないため、安全性の観点から使用はおすすめできません。炒め物などの「油代わり」として加熱調理に使うこともできますが、基本的には使用を控えましょう。
■冷凍厳禁!
マヨネーズは、買い物袋の中で冷凍食品や保冷剤等と長時間接触していただけで、分離することがあります。それほど、“冷え”には弱いのです。冷凍保存すると、完全に分離してドロドロの油に戻ってしまうため、厳禁です。
■瓶タイプは要注意
瓶タイプの場合、一度口に入れたスプーンや汚れた箸を入れると、雑菌が繁殖してカビの原因になります。
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世の中には「マヨラー」を自認する人も多いようです。手軽でおいしいマヨネーズは日々の食事に欠かせない相棒ですが、健康面や味のバランスを考えると、一食当たり「大さじ1杯(約15g)」を目安にするのが健康的。「マヨネーズの日」には、「大さじ1杯のマヨネーズってどれくらい?」と図ってみるのもいいですね。ヘルシーなマヨライフをお送りください!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料: キューピーマヨネーズ(https://www.kewpie.co.jp/mayonnaise/mayonnaise_day/) /AJINOMOTO(https://www.ajinomoto.co.jp) /ケンコーマヨネーズ「ドレッシングの教科書」(https://www.kenkomayo.co.jp/sustainability/aboutfood/drschool/text) /一般社団法人 日本記念日協会HP(https://www.kinenbi.gr.jp) :

















