「駆巡る」ってなんと読む?「くじゅんる」ではないですよ!

明日、6月17日は『おまわりさんの日』です。1874(明治7)年のこの日に巡査制度、および警察官という職業が同時に誕生したことに由来します。

同年に交番制度も開始されました。「おまわりさん」は漢字表記で「巡査」「巡回」の「巡」を使用し、「お巡りさん」ですので、本日は「巡」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「駆巡る」ってなんと読む?

「駆巡る」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「あちこちを走り回る」「鳥などが空高く飛び回る」などの意味です。

<使用例>

「私は田舎で育ったから、子どものころは野山を駆巡っていたわ」

「○○○○る」。
「○○○○る」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 駆巡る(かけめぐ-る) です。

「巡」の常用漢字の範疇の訓読みは「巡る(めぐ-る)」ですね。
「巡」の常用漢字の範疇の訓読みは「巡(めぐ)る」ですね。

「お巡りさん」の読み方「巡(まわ)る」が表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)ですので、1問目は、常用漢字の確認問題でした。「巡る」という表記だけですと、文脈によって「めぐ(る)」または「まわ(る)」の読み分けが必要な字です。

では、2問目にまいりましょう。

【問題】「どうどうめぐり」の「どう」って何?

「同じところをぐるぐると回ること。同じことを繰り返して進展しないこと」という意味の「どうどう巡り」という日本語の漢字表記として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。

1:同同巡り

2:道道巡り

3:堂堂巡り

「どう」の漢字表記…どの字でしょうか?
「どう」の漢字表記…どの字でしょうか?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 3:堂堂巡り です。

「堂」は「仏堂」を意味しています。

「堂堂巡り」とは、もともと「祈願のため、または、儀式として、仏や仏堂の周りを回ること」を言った言葉です。この場合は「仏堂の周りを回る」という行為そのものに意義がございますが、このような行動のイメージを別のシチュエーションに置き換えて考えると「同じ場所の周りを、何度もまわる」という行動が、「進展しない」というイメージにも結びつきますね。

そこで「考えや議論などが、同じことをいつまでも繰り返して進展しないこと」という意味でも使われるようになり、昨今ではそちらの意味のイメージのほうが浸透してしまったのです。

***

本日は、6月17日『おまわりさんの日』にちなんで、「巡」という字の入った日本語から、

・駆巡る(かけめぐ-る)

・堂堂巡り(どうどうめぐ-り)

を取り上げ、読み方、意味、言葉の背景などを改めておさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/西日本新聞めくるとホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱