飼い猫の数が犬の数を上回り、猫をモチーフにしたファッションアイテムが多数登場するなど、猫がブームとなっています。その一方で、悲しいことに幸せな生活を送れていない猫もいます。2018年6月15日(金)から12月2日(日)まで両国駅前に期間限定オープンした猫カフェ「江戸ねこ茶屋」では、保護猫を中心に猫たちと遊べる空間をつくっています。

浮世絵と猫
浮世絵の世界に猫ちゃんも興味津々?

猫と縁が深い両国の町に、江戸のお茶屋を再現

そもそも両国は 「猫に小判」の話の由来ともいわれる『猫の恩返し』伝説で知られる回向院の猫塚があります。そこに「両国のとある江戸長屋の住民は全員が猫との噂。そんな噂を聞きつけた旅人が全国から覗きに来る」というコンセプトのもと、この猫カフェが誕生しました。

イベントプロデューサーの鈴木智彦さんによると、江戸ねこ茶屋に来ている猫たちは現在45匹。多くが保護猫で、運営を協力している保護猫カフェなどからやってきています。まだ新しい環境に慣れてない猫もいるため、表に出ている子を様子をみながら交代したり、休ませたりしながら運営しているそうです。また、保護猫なので、気に入った子の引き取りの希望についてももちろん対応。

「猫に縁がある両国という街で、江戸と猫をテーマにした楽しいイベントを開催すること、もうひとつは元々関心のあった保護猫という存在を皆さんに知ってもらい関心を持ってもらう、という想いがあります」(鈴木さん)

浴衣姿の女性と猫
空間によりマッチするように、和装で行くのもおすすめです。
浮世絵と猫
極彩色の浮世絵ワールドと猫の組み合わせ。

猫たちが探検する江戸風の空間で猫と遊ぼう

館内は時間制。大人60分¥1,500で入場し、「猫を抱っこする」「大声を出す」「猫を追いかける」のは禁止されています。また、写真撮影はOKですが、フラッシュ撮影は猫がびっくりしてしまうのでご遠慮を。

猫が逃げ出さないように造られた二重のドアをくぐれば、普通の猫カフェとは異なる広い空間を猫たちが走り回っています。「ねこ茶屋」「ねこ遊郭」「ねこ湯」「ねこ長屋」「ねこ広場」とコンセプトが違うゾーンが並んでいるので、どこに猫が隠れているのか、探し回ってみましょう。猫と遊ぶためのグッズも用意されているのですが、子猫はとくに興味津々。こちらがギブアップしたくなるぐらい、遊び続けてくれます。

館内を歩く猫
猫たちの探検の邪魔にならないように気をつけて!
ねこ遊郭の猫
ねこ遊郭にいた黒に白のハチワレの子は「アルファ」。
カゴでリラックスする猫
猫たちも広い屋内を走り回っています。
足に戯れる猫
仕事帰りの男性も小さな猫にもうメロメロ。

飲食ゾーンは別エリアなのでご注意を!

一般的な猫カフェでは飲み物を店内で飲めるところもありますが、こちらは完全に分けられています。そのため、まずは飲食物の持ち込みは禁止。また、販売されているお茶やお団子も、猫と敷居で分けられたエリアのみで販売&飲食するスタイルになっています。

お茶とお団子
お団子やお茶などを販売しています。

海外にもちらほら増えている猫カフェ。日本情緒がある猫カフェは、海外からのゲストとの両国散歩の休憩なんて使い方もいいですね。

問い合わせ先

  • 特別企画「江戸ねこ茶屋」 
  • 開催日/2018年6月15日~2018年12月2日(好評につき期間延長)
  • 開催時間/11:00~20:00(最終入場19:00)
    開催場所/JR両国駅西口イベント広場「両国駅広小路」
    最寄り駅/JR総武線「両国駅」西口から徒歩1分
    入場料/大人¥1,500、中学生・高校生¥1,200(60分・税込)、
  • 延長料金/20分ごとに¥500
この記事の執筆者
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