銀座からほど近い汐留に建つ「コンラッド東京」。浜離宮恩賜庭園やレインボーブリッジ、東京湾のパノラマビューを見晴らす高層階に、和のモダンデザインを基調とした空間が広がるラグジュアリーホテルです。
その28階にあるバー&ラウンジ「トゥエンティエイト」では、2026年11月30日(月)まで「アート・オブ・オータム・アフタヌーンティー」が提供されています。
芸術の秋をテーマに、シャインマスカットや洋梨、紫芋、いちじくといった実り豊かな食材を、アンティークジュエリーやカメオ、封蝋から着想を得たデザインで表現したアフタヌーンティーです。
本記事では、秋のアフタヌーンティーの全ラインナップをPrecious.jpライターの実食レポートにて詳しくご紹介します。
美術館を巡るような、芸術の秋のアフタヌーンティー
秋の味覚といえば、栗やさつまいも、きのこなど、どうしても茶系の色合いに寄りがちです。今回のアフタヌーンティーでは、その常識を覆すことに挑んだのだといいます。秋らしい深みを残しながら、暗くなりすぎず、けれど明るすぎない絶妙な色調を探り、写真に残したくなる一皿に仕上げたのだそう。
モチーフとなっているのは、アンティークジュエリーやカメオ、封蝋など。ひと皿ずつがまるで美術品のように整えられ、テーブルに並ぶさまは小さな展覧会のようです。内容はスイーツ全6種にセイボリー3種、そして2種類のスコーン。ウェルカムドリンクから締めのモンブランまで、最後まで秋を味わい尽くす構成になっています。
ウェルカムドリンクは話題のウベを使った「ウベほうじ茶ラテ」が登場。鮮やかな紫色でSNSでも注目を集めるウベは、フィリピン原産の紫山芋。これに京都宇治・山政小山園のほうじ茶を合わせたのが、ウェルカムドリンクの「ウベほうじ茶ラテ」です。
香ばしさと優しい甘みが重なり合う一杯で、ティータイムの幕開けを飾ります。
パープルを基調としたスイーツ4種
宝石箱を思わせる「紫芋とメープルのムース」は、鹿児島県産の紫芋を主役にしたムース。紫芋だけでは味が淡白になってしまうため、同じく鹿児島県産のさつまいもをブレンドし、芋そのものの甘みに厚みを持たせています。
中に忍ばせてあるのは、コクのあるメープル風味のクレームブリュレ。ムースの優しい甘さに芯が通り、ひと口ごとにメリハリが生まれます。ベルベットのような質感の表面には、カメオをかたどったチョコレート細工。宝石箱を開けたような佇まいが印象的です。
透明感が際立つ「金木犀とシャインマスカットのゼリー」は、ドライの金木犀から抽出した香りをまとわせたゼリーに、フレッシュのシャインマスカットを贅沢に閉じ込めた一品。レモンなど柑橘の酸味を効かせることで、香りと果実の甘さが心地よく調和します。
下層には渋みのあるぶどうゼリーを重ね、深まる秋の情景を映し出しました。近年は化粧品や香水でも金木犀が人気を集めており、ホテルの若いスタッフのあいだでも一番人気だったのだそう。重厚なアイテムが並ぶなかで、口をさっぱりとさせてくれる存在です。
「洋梨のムース 木頭柚子とカシスのアクセント」は、洋梨を丸ごと味わうような、軽やかで香り高いムース。中には洋梨のジュレが仕込まれており、そこに木頭柚子の果汁がわずかに加えられています。柑橘のアクセントが加わることで、ぼやけがちな洋梨の輪郭がくっきりと立ち上がる仕立てです。カシスクリームの酸味が全体を引き締め、添えられた紫芋サブレが食感の変化を添えます。
シェフの技が光る一品が「赤ぶどうといちじくのマカロン」。マカロンでサンドされているのは、いちじくとチェリーのジャム、そしてヨーグルトのバタークリーム。トップにはフレッシュの赤ぶどうが飾られます。いちじくのつぶつぶとした食感、ヨーグルトの爽やかな酸味、ぶどうの瑞々しさ。3つの要素が重なり合う、技巧の詰まった一品です。
ほうじ茶を抽出した生クリームと牛乳にチョコレートを合わせ、半生の状態に焼き上げた「ほうじ茶とチョコレートのタルト」。チョコレートの主張が強すぎるとお茶の香りが埋もれてしまうため、あえてチョコレートの量を抑えて仕立てられています。香ばしいほうじ茶の余韻と、ビターチョコレートのほろ苦さが溶け合い、なめらかな口当たりに。ざくろで色付けした洋梨が添えられ、上品な彩りを添えていました。
ライブステーションで仕上げるモンブランも
そして見た目にも映えるが、目の前で搾りたてを味わう「モンブランコーン」。ラウンジに設けられたステーションで、ゲストの目の前で搾って提供されるモンブランです。ワッフルコーンの中には、アーモンドを効かせたサクサクのクッキー生地と、刻んだ栗の渋皮煮が詰められています。
その上に絞られるのは、愛媛県産の和栗を使ったクリーム。なめらかな口どけと軽やかな食感の変化を、搾りたてならではの香りとともに楽しめます。
見た目もかわいらしいセイボリー3種
さらに、秋の味覚を味わうセイボリー3種にも注目を。「帆立ときのこのテリーヌ」は、帆立のムースときのこのソテーを重ねた滋味深い一品。香ばしく焼き上げた食パンを土台に、トッピングの松の実が食感のアクセントになっています。
「スモークサーモンと紫大根 洋梨と文旦のレムラード」は、グラス仕立てのセイボリー。マヨネーズをベースにしたフランスのソース、レムラードに洋梨と文旦を合わせ、スモークサーモンのタルタルと紫大根のムースを重ねました。爽やかさとまろやかさが同居する味わいです。
「サルシッチャと紫キャベツのサンドイッチ」は、アルザス地方の郷土料理シュークルートから着想を得たもの。紫キャベツのザワークラウトに、スパイスを効かせたサルシッチャとポテトサラダを挟み、酸味とコクのバランスを取っています。
デラックスアフタヌーンティー、ナイトティーだけの限定セイボリーも
さらに、デラックスとナイトティーだけの一品として、今回は「オマール海老とポートワインチーズのロール」が用意されています。オマール海老とアボカドをオーロラソースで和え、紫芋のクレープ生地で包んだ一品。上に飾られているのは、イギリスでよく知られるポートワインダービーというチーズです。ポートワインに漬けたチーズを薄くスライスし、型で抜いて飾ることで、見た目にも華やぎを添えています。
デラックスアフタヌーンティーでは、エレガントなティースタンドでの提供。この限定メニューに加え、コンラッド・ベア、乾杯のグラスシャンパーニュ、シャインマスカットを含む2種類のぶどうを盛り合わせたフルーツプレートが付いて、さらにゴージャスな気分でアフタヌーンティーを楽しめますよ。
そしてアフタヌーンティーに欠かせないスコーンのうち、ひとつは開業以来、変わらぬレシピで焼き続けられているプレーンスコーン。そこに今回、新作として加わったのが、北海道産のえびすかぼちゃを使ったスコーンです。
シナモンやナツメグといったスパイスを合わせることで、しっかりとしたスパイス感を感じられるとともに、かぼちゃの甘みがより引き立つ味わいに。クロテッドクリームと秋らしさを感じさせるいちじくジャムを添えて楽しめました。
コンラッド・ベア付きのスタンダードプランも用意されており、10月は期間限定でハロウィン仕様のコンラッド・ベアが登場しています。
また、18:30からは「アート・オブ・オータム・ナイトティー」を開催。スパークリングワインを含むフリーフロードリンクとともに、セイボリーとスイーツを4種ずつ味わえるプランです。秋の夜長を過ごすのにもぴったりですよ。
芸術の秋に美術館を巡ったあとの余韻に浸るティータイムにぴったりなアフタヌーンティー。東京湾を望む28階から、秋から冬へと移ろう季節を味わうひとときを過ごせます。また、今年のクリスマスケーキも現在予約受付中ですので、こちらもお見逃しなく。
問い合わせ先
- コンラッド東京
- 「アート・オブ・オータム・アフタヌーンティー」
- 期間/~2026年11月30日(月)
- 時間/11:00〜16:30 ※2時間制
- 場所/28階 バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」
- 「アート・オブ・オータム・ナイトティー」
- 期間/~2026年11月30日(月)
- 時間/18:30〜21:30(最終入店19:30)※2時間制
- 場所/28階 バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」
- TEL:03-6388-8745(レストラン予約直通)
- 住所/東京都港区東新橋1-9-1
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- ミノシマタカコ
- EDIT :
- 小林麻美

















