形容動詞「私か」…なんと読む?

明日、9月28日は『プライバシーデー』と呼ばれております。日付は1964(昭和39)年のこの日、東京地裁が日本で初めて「プライバシー侵害」を認める判決を下した史実に由来します。三島由紀夫氏の小説『宴のあと』で、モデルとされた元外務大臣有田八郎氏が、作者と発行元の新潮社を訴えた裁判と、その判決により、それまで日本で浸透していなかった「プライバシー」という言葉と概念が大きく広まりました。現在では「個人情報保護法」も整備され、プライバシーの扱いが、法的にも厳密になっておりますね。

「プライバシー」という外来語を和訳すると「私事」「私生活」などになりますので、本日は「私」という字にフォーカスした日本語クイズをお送りします。

【問題1】形容動詞「私か」…なんと読む?

形容動詞「私か」の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「他人に気付かれないようにするさま。内緒。また、個人的に。正式ではなく」などの意味で使われる言葉です。

<使用例>

「社屋ではなく、会長宅に私かに招かれるなんて、いったい何事かしら?」

「○○か」。形容動詞のサ変活用です。
「○○か」。形容動詞のサ変活用です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は…  私か(ひそ-か) です。

「私」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読みかた)です。
「私」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。

「私」という字は「囲って自分のものとした穀物」を意味しています。ですので「自分。個人」という意味のほか「自分のものにする」「密かに。こっそりと」などの意味もあるのです。「ひそか」は「密か」という表記がポピュラーですが、こんな表記もあるというのは興味深いですね。

では2問目にまいりましょう。

【問題2】「私語く」ってなんと読む?

「私語く」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「小さな声で話す。ひそひそと話す」「うわさをする」「かすかな音を立てる」などの意味で使われる言葉です。

<使用例>

「彼女の声って、私語くような調子だから、聞き取りにくいの」

「○○○く」。
「○○○く」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 私語く(ささや-く) です。

熟語単位で訓読みする「熟字訓」の読み方です。

「私語」だけですと「しご」と読みますが、「私語く」は「ささや-く」です。日本語の妙を感じる言葉ですね。

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本日は、9月28日、『プライバシーデー』にちなんで、「私」という字にフォーカスした日本語から、

・私か(ひそ-か)

・私語く(ささや-く)

の読み方や意味、言葉の背景についておさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/西日本新聞めくるとホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱