【目次】
【「美術を楽しむ日」とは?いつ、どんな目的で生まれた?】
■10月2日は「美術を楽しむ日」
四美大校友会同窓会連合「四美大アラムナイ」が、10月2日を記念日に制定したのが「美術を楽しむ日」です。2017年11月28日に日本記念日協会が認定しました。
■制定の目的
学生から年配の人まで、美術を身近に感じ、体験する機会をもってもらい、美術の素晴らしさと可能性を伝えるのが目的です。
四美大校友会同窓会連合が2018年5月に発表したプレスリリースには<社会・文化は理想を求め想像力をもって創り上げられてきました。AI化が著しく進展している現代社会では、人として互いを理解し豊かな社会を創出する新しい視点がこれまで以上に求められています。美術・デザインの本質は「感じて、考えて、表現する」という創り出すプロセスそのものであり、社会・文化の創造に必要な力です。人が幸せに暮らしていくために欠かせない術として、美術が多くの人々に認知され浸透して行くことを願っています。>とつづられています。
【なぜ10月2日?覚えやすい日付の由来】
日付の由来は、10月2日を「美(び)10(じゅ)2(つ)」とあて読みしたもの。「芸術の秋」として親しまれている季節でもありますね。
【知っておきたい「四美大アラムナイ」と制定の背景】
■「四美大アラムナイ」とは?
女子美術大学同窓会、多摩美術大学校友会、東京造形大学校友会、
■制定の背景
美術は、想像力や創造力を高め、豊かに生きるための大切な術です。より幸せな社会の実現のため「
■ちょっとややこしい「四美大」「五美大」「五芸大」
実は「四美大」というと、京都芸術大学(旧・京都造形芸術大学/京都府京都市)、京都精華大学(京都府京都市)、大阪芸術大学(大阪府南河内郡河南町)、成安造形大学(滋賀県大津市)を指すことも。紛らわしいのでこちらを「関西四美大」とし、女子美術大学(東京都杉並区・神奈川県相模原市)、多摩美術大学(東京都八王子市・世田谷区)、東京造形大学(東京都八王子市)、武蔵野美術大学(東京都小平市・新宿区)を「東京四美大」と分けて呼ぶこともあります。
また、東京四美大に日本大学藝術学部(東京都練馬区)を加えて「五美大」とすることも。
さらに、国公立である東京藝術大学、金沢美術工芸大学、愛知県立芸術大学、京都市立芸術大学、沖縄県立芸術大学は、「五芸大」として括られます。
【美術鑑賞がもっと楽しくなる作品の見方】
美術を専門的に勉強したことはないけれど、美術展へ行ったり、旅先の寺院で仏像を見るのは好き――こんな人、多いのではないでしょうか。美術鑑賞は自分の感じ方を大切にしてよいのですが、「見方がよくわからない」「鑑賞ポイントを押さえたらもっと楽しいかも」という人も多いはず。アートライター藤田令伊氏の著書『アート鑑賞、超入門! 7つの視点』をヒントに、美術作品の鑑賞ポイントをいくつかご紹介しましょう。
■1:よく見る
いくつかの作品だけでも立ち止まって時間をかけ、細部まで丁寧に観察します。雑誌やテレビなどで何度も見ている「知った気になっている作品」も、実際に自分の目で見ると驚きの発見があったり、印象が違ったり。それも、美術鑑賞の醍醐味です。
■2:自分の視点で見る
他人や世間の評価ではなく、自分自身がどう感じたかを起点に見ること。自分の視線がどこに注がれているのか、興味はどこにあるのかを意識することで、なんとなく眺めるのではない、主体的な鑑賞になります。
■3:直感・感性で見る
色や形、構図、質感など、作品がもつ「造形要素」に直感的に反応する見方です。理屈抜きで感じたことを心にとめ、作品の美しさや印象を捉えることで、鑑賞がより印象深いものになります。
■4:知識で見る
2と3は予備知識がなくてもOKな見方ですが、作品や作者、美術ジャンルや時代背景などを知ったうえで見るのは、作品の理解を一歩深める鑑賞法と言えるでしょう。展覧会のメインビジュアルに使用されている作品だけでも、事前に知識を得ておくのがおすすめです。
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筆者は「専門的な美術教育は受けていないが、美術展に行くのは好き。秘仏公開に合わせて旅行を計画することもある」というタイプ。大規模な展覧会は会場が広く展示数も多いため、すべての作品をくまなく見るのは諦めます。すべてをしっかり見ようと頑張ると、目も頭も脚も疲れてしまって、後半いい加減に流し見するようになってしまうからです。
まずは自分のペースでザッと見て(混んでいるときは展示ケース前の列に並びません)、気になった作品を数点選び(作品リストがあるなら鉛筆で印をしておきます)、会場をもう1周しながらその数点だけじっくり見るようにしています(単眼鏡で細部を見ることも)。10月2日の「美術を楽しむ日」をきっかけに、今秋は美術鑑賞三昧というのはいかがでしょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- 参考資料:『デジタル大辞泉プラス』(小学館)/『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)/『アート鑑賞、超入門! 7つの視点』(集英社新書)/一般社団法人日本記念日協会( https://www.kinenbi.gr.jp ) :

















