「全潰」ってなんと読む?「ぜんづけ」ではないですよ!
明日、10月9日は『世界郵便デー』です。1847(明治7)年のこの日、全世界をひとつの郵便地域にすることを目的として万国郵便連合(UPU…Universal Postal Union)が発足したことに由来します。
万国郵便連合はその後1948年に国連の専門機関となり、現在では192カ国が加盟する国際機関となっております。何げなく利用している国際郵便も、先人たちの努力によって道が開けたものなのだ、と思いを馳せると、感謝の念が湧きますね。
本日は「全世界をひとつの郵便地域に」という志にちなんで、「全」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「全うする」ってなんと読む?
「全うする」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「欠けることなく完全にする。完全に果たす。また、欠点なく完璧に保つ」という意味です。
<使用例>
「難しい状況ですが、最後まで業務を全うすることを念頭に、各位、フレキシブルな対応をお願いいたします」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 全うする(まっと-うする) です。
「まっとうする」という言葉、しばしば使われますが、漢字表記、読めたでしょうか?「全」は「ことごとく。すっかり」「欠けたところがない」などの意味を持つ字ですが、もとは「念入り」を意味する「入」+「しごと」を意味する「工」が合わさった字で、これが次第に現在使われる字形に変化しました。「念入りな仕事→全」、なるほど!ですね。
では2問目にまいりましょう。
【問題2】「全潰」ってなんと読む?
「全潰」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「すっかり潰れること。完全に壊れること」という意味の言葉です。
<使用例>
「あんな立派な建物が全潰してしまうなんて、災害は本当に怖いわね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 全潰(ぜんかい) です。
「全潰(ぜんかい)」の「潰」は「胃潰瘍(いかいよう)」などの熟語に使われる字です。難しい字のようで、実は常用漢字ですので、「漬」と混同しないようお気をつけください。「潰」は「壊」に書き換えられるケースがあり、「全潰」も、現在では「全壊」という書き換えのほうがポピュラーに使われるようになっています。元の表記を知ると、時代によって言葉がさまざまに変遷する面白さを感じますね。
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本日は、10月9日『世界郵便デー』にちなんで、「全」という字の入った日本語から、
・全うする(まっと-うする)
・全潰(ぜんかい)
を取り上げ、読み方、意味、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















