小柄な体をいかに長く見せるか? を考えると
全身をワントーンでまとめるのが得策なのは
よ~くわかっていますが、
ときには(特に夏になると)パキッとした
コントラスト配色も楽しみたくなるものです。

ブラウス_1,パンツ_1,スピーカー_1
色で冒険するときは、デザインはベーシックに。センタープレスの入ったクロップドパンツは、小柄な私の定番ボトムスです。ブラウス/ザ ロウ パンツ/バーニーズ ニューヨーク バッグ/セリーヌ 靴/プラダ

そのときはトップスをコンパクトにすることが第一。
さらに黒などの収縮色を選ぶことで
より上半身を小さく見せられると思います。

黒トップスとのコントラスト配色には
×白、×ベージュ、×赤、ブルー、ピンクなど
さまざまな可能性が考えられますが
白やベージュなどのあっさりした色を選ぶと
上半身ばかりが目立ってしまって
かえってバランスがくずれてしまう危険性も…。

そこで、あえて鮮やかな赤を合わせてみました。
これだとトップスとボトムスの力が釣り合って
人の視線も自然と上から下へと流れるように思います。

ブラウス_2
セールで出会い、迷わず試着→購入を決めた、ザ ロウのブラウス。縦にも横にもやや広めに開いた襟ぐりも絶妙で、顔から首を華奢に見せてくれます。

上半身をコンパクトに見せてくれる黒トップスは
とても便利な存在ですが
なかでもこのザ ロウのブラウスは秀逸。
そでから後ろ身ごろにつながるラインが
気になる二の腕やわきの下のお肉を隠し、
さらに前身ごろが短く、後ろ身ごろが長いので、
前から見たときは上半身を小さく感じさせ、
後ろから見たときはお尻までカバーしてくれます。
しかもこれらのカバー力がデザイン性に昇華しているので
いかにも“隠しています”にならないのです。

どこかに主張のあるデザイントップスを
ステートメントトップスと呼ぶようですが
体型カバー効果を隠しもったステートメントトップスは
大人の女性には大歓迎のアイテムですよね。
ちなみに素材はやや地厚のレーヨンで
ロンググローブなどを合わせれば、真冬でも通用しそう。
これからも大活躍の予感です。

(写真/エディターH&J 文/エディターJ)

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