【目次】
前半と後半でわける「4つのポイント」
2021年8月上旬(1日~15日の場合):平均気温は最低27.7度~最高31.8度前後
ほとんどの日が猛暑日。朝は日差しがさほど強くなく半袖だけでOK。昼からは出先によって、クーラーが効きすぎてしまうところも少なくないのでシャツワンピースやカーディガン、やストールなどをお守りに持っておきたい。冷え対策も忘れずにクーラーが効きすぎている部屋には「軽めの羽織もの」必須。
【1】大人の猛暑日対策はボトムスが命。風を抱き込むスカートやワイドパンツなどを機能的に涼しいものを纏う
【2】猛暑日・真夏日でもクーラー対策は忘れずに。半袖・ノースリーブ+機能的な羽織もの
8月下旬(16日~31日)の場合:平均気温は最低23.2度~最高気温36.5度前後
お盆休みなどで旅や旅先でのイベントに必要な洋服も併せてご紹介。8月は土日を使ってレジャーやイベントなども涼しさを狙いすぎて転ばないコーデを心掛けたい。
【3】レジャーやイベント対応にもってこいのワンピースやカーディガンなど肩の力は抜けているけれど品のあるコーデを心掛けたい
【4】イベントやお出かけにも品格のあるコーディネートを楽しみたい
8月上旬の服装
【スカート】
この夏の注目アイテム、「ボリュームスカート」は”トップスコンパクトのバランス感が鉄則に
1960年代のグッドガール風イメージをもつAラインの「ボリュームスカート」と、リブニットのコンパクトトップスのコーディネートは、ナチュラルなワントーン配色で今年らしさを演出します。ドライブラウンの透け感シルクスカートに合わせて、小物を天然のマテリアルを用いたプリミティブなテイストでまとめると完成度がアップ! シルクシフォンの透け感とティアードデザインが、今シーズンらしい鮮度を与えます。
キャメルカラーの小物使いで全身白に程よいアクセントを
軽やかで涼しげな全身白のコーディネート。初夏のスタイルだけに、重く見えない程度に、部分使いでコクのあるキャメルを効かせるのが洗練のポイント。
活動的なのに優雅。涼しげでラグジュアリーな休日の新しいスタイル
ほんのりとした透け感のあるコットンヴィスコース素材のやわらかなスカートは、分量感があっても軽やか。繊細なフリンジが上品になじみつつも、華やかな存在感を発揮!甘くフェミニン度の高いマキシ丈スカートをカジュアルに着こなすには、濃い色のシンプルトップスを合わせるのが鉄則。ナチュラルなストロー系の小物で涼やかで優しい印象をプラス。
【ワンピース】
「麻のシャツ」は辛口ビターなダークカラーを選んで、マスキュリンに遊ぶのが今の気分
Aラインのワンピースは、ロングの丈感が今のバランス。トップ部分はコンパクト、すそに向かって広がるボリュームあるフォルムは、着心地が楽なうえ、女性らしく優美な印象や華やかな存在感を放ちます。シルエットの美しさが際立つクラシカルなワンピースには、大ぶりサングラスやパールネックレス、かっちりとしたフォルムのバッグを添えて。全体をドライなベージュ〜ブラウンでまとめつつ、胸元と足元に小物で白を差すことで、夏らしい爽やかさを演出できます。
イエローワンピースにはナチュラルな色や素材の小物でリラックスした雰囲気に
夏の日差しに映えるイエローワンピースは、ほんのり光沢のあるシルク生地を贅沢に使用した一枚。すそに向かってたっぷりと広がるデザインや、胸元の切り替えから生まれるドレープが魅力です。かごバッグやヌーディサンダルなど、エスプリの効いた夏小物を加えることで、モダンなレストランにもマッチするエレガントな着こなしに仕上がります。
ボリュームシルエットを生かしつつ明るい差し色で黒のシックさを強調
上品に透けるシルク混素材で仕立てた、ふんわりと優雅に広がる黒のロングワンピースでつくる、シャープに引き締まった「黒」の着こなし。愛らしいフリンジがあしらわれたピンクのチェーンバッグを差したら、ほかの小物はすべてモノトーンに統一するのがポイントです。フラットのジュエルトングでセンスのよい外しを加えると、より今っぽさを感じさせるコーディネートに。
バンドカラーシャツワンピース×サンダル×2Wayバッグ×ベルト
ストレッチのきいたコットン素材を用いた、バンドカラーのシャツワンピースは端正な面持ちが魅力。比翼仕立てのシンプルなデザインだからこそ、色で変化を楽しみたいもの。今季注目された深みのあるアースカラーが、こなれ感をもたらします。ゴールドの「ガンチーニ」バックルを施したベルトで、品格のある着こなしを目指して。アースカラーでまとめた着こなしは、くすんだ印象にならないよう、オレンジ色のシルクツイルを巻き付けたフープピアスで顔周りを明るく。
白ストール×白ワンピース×白サンダル×かごバッグ
肌にしっとりとなじむ、サステナブルな新素材でもあるインディアン・シルクをていねいに編み上げたニットワンピースに身を包めば、心まで豊かに。肩口に施したシャーリングが優しい印象を運びます。ワンピースのやわらかな質感を生かすように、小物もナチュラルカラーに徹して。黒などの強い色を使わないことが、淡い配色を成功させる秘訣。カシミアシルクのホワイトストールは、グレー&ブラウンのポイントカラー使いで、合わせる着こなしを選ばず、夏に重宝するアイテムです。
白ワンピース×白キャミワンピース×グレーパンプス×白バッグ
コットン混のリブニットワンピースと、プリーツ仕立てのキャミワンピースをレイヤードさせた2枚仕立て。リブニットのワンピースのサイドにはロングジップが施され、開閉を調節することでシルエットに変化をつけることも可能です。ソリッドなシルバージュエリーで統一すれば、白ワンピースをモダンに楽しめます。
贅沢な布使いがエレガント!優しいブラウンのドレスを黒小物でかっこいい女に
薄く軽やかなコットンシルク地を贅沢に使い、前身ごろに細やかなギャザーをたっぷり集めた、まさに女優オーラを放つ優雅なドレス。デコルテを魅せて、黒の小物でミステリアスに。
【ワイドパンツ】
ワイドパンツはコンパクトトップスで上半身を華奢に見せて
優雅に揺れるワイドパンツで、最愛・モノトーンを鮮度アップ。
ミラノマダムのような濃淡ブラウンでビターにまとめて
ドライな質感のレーヨン×リネンのワイドパンツは、深めのタック入りで脚のラインがきれいに見える。合わせるトップスは、ダークブラウンを選び、ぼやけないようメリハリをオン。前後差をつけた着丈が、腰周りをさりげなくカバーしてくれる。
ひんやりとしたグリーンのワントーンがもつ細見え効果
この夏のトレンドカラーでもある、セージグリーンのワイドパンツで、意外性のあるおしゃれを。寒色系のワントーンで揃えることで、想像以上にすらりと見えるのもポイントに。
サファリテイストの小物と配色で、大胆にカジュアルダウン!
シック&エレガントなモカベージュのとろみセットアップをいきいきと着こなすなら、サファリテイストを意識した小物使いがおすすめ。「洋服の印象を一新するために、ブルーの大判リネンストールで軽やかな躍動感とドライなアースカラー配色を演出。ターコイズジュエリーやアニマル柄のバッグ、個性の強い小物もテイストが揃っているので、品よく調和します」。最後に加えるパナマハットで、風格のあるサマーカジュアルに導いて。
アクティブに過ごす日に選びたい、リュクスなモノトーンカジュアル
着用するとシルエットの美しさが際立つザ・ロウのスポーティなジップシャツ&パンツは、ジムに行くような休日カジュアルにぴったり。ブルガリのチタン時計のモダンな表情が、パンツスタイルに研ぎ澄まされたオーラをもたらします。
【軽い羽織】">8月上旬の服装【軽い羽織】
大ぶりのシルバーチェーンでクールに着くずして
クール配色の着こなしを涼やかにこなれて見せるなら、「小物は色よりも、艶を足すイメージで」。夏の日差しを受けてひんやり艶めく大ぶりのシルバージュエリーこそ理想の存在感。ただし、これだけでは迫力不足…。「黒×ブラウンのミニバッグは、幅広ストラップが今のテイスト。ブラウンのスエードサンダルで印象を引き締めつつ縦ラインを強調してすっきり感も叶えて」。
構築的なフォルムのバッグで着こなしに立体感を演出
流麗なシルエットが今らしいリラックス感を醸すとろみセットアップ。ONシーンを意識するならフォルムのしっかりとした小物でシルエットを引き締めて。「レトロモダンな台形バッグは、フォルムに上品な個性があるうえに程よい収納力を備えているのが魅力です。あえてストラップをラフに垂らすと、こなれ感も演出できます」。ボリュームのあるシルバージュエリーや、トレンド感のあるボリュームストラップのミュールで、メリハリをつけつつ縦ラインを強調するのもポイント。「着こなし全体がトーンアップして、佇んでも歩いても爽やかなエレガンスが香ります」
実用性を兼ねた優秀エレガントスタイル
トレンド感のある白小物でクリーンな美意識を感じさせて
知的なネイビーも、ロングシャツ+細身パンツのセットアップでぐっと今らしい表情に。小物で思いきりカジュアルダウンして、大人の余裕が香る着こなしを楽しんで。
「TOKYOトリコロール」でかなうきちんと感とこなれ感の好バランス
端正なコニャックバッグとブラックパールが、カットソーINのくだけたジャケットスタイルを品よくまとめる。
大人の女性を美しく見せる「スティックパンツ×トングサンダル」の永遠の黄金バランス
全体をアクアブルーのワントーンで統一した、バカンス地にぴったりの爽やかなスタイリング。「スティックパンツ」とかごバッグ、「トングサンダル」で描く黄金トライアングルで、クリーン・知的・品格の私のスタイリング3原則を表した三位一体コーディネートです。アクアグリーンの「スティックパンツ」は、くすみニュアンスを含んだトーンが絶妙な一着。首の詰まったハイネックニットもブルー系でなじませて、清涼感を重ねます。Iラインシルエットが、涼やかに細見えを実現!
ドライな色味を重ねたパンツスタイルにゴールドサンダルで女らしさを!
ほんのり艶のあるリネン素材のスティックパンツと、薄手ニットのアンサンブルをこなれた印象の着こなしに。カーキ×ベージュ×ゴールドのさりげない色合わせの妙が趣味のよさを漂わせるコーディネートは、女友達からも好感度が高いカジュアルスタイルです。肌なじみのいいメタリックゴールドのサンダルが、脚長効果とともにラグジュアリーなムードも加えます。
リュクスなタンカラーのレザートングでベージュグラデーションをキレ味よく
自然に溶け込むブラウンから白の優しいワントーンのコーディネート。ヌーディなタンカラーのトングやストローバッグなど、効かせる小物までブラウン系でまとめると、ミラノマダム風の余裕のスタイルに仕上がります。
リラックス感のあるジャージーワンピースに、白小物をちりばめてリッチに
ノーストレスなジャージー素材のワンピースは、ともするとホームウエア風にも見えがち。だからこそ、小物使いが重要! 潔い白をバッグに、靴に…と重ねることで、清潔感のあるラグジュアリームードが高まります。足元には白スニーカーを合わせることで、アクティブな今の気分もプラスした仕上がりに。
8月下旬の服装
【カーディガン・ジレ】
小物合わせで王道のミラノ配色がフレッシュによみがえる!
白のコットンニット×キャメルのワイドパンツ…ミラノマダムが好む王道スタイル"だけれど、やや物足りない印象。そこで、発色のいいイエローポシェットを投入。調和のとれた3色のバランスが新鮮。
上品な輝きをたたえたシャンパングラデーションで定番パンツがランクアップ
白からシャンパンベージュにいたる優しい女らしさに満ちたシャイニー・グラデーションに、クリアな白いパンツの効果は絶大。淡いベージュにラメのストライプをあしらった上品な輝きが魅力のアンサンブルニットをはおれば、肩の力が抜けた美しい日常スタイルに。そこにやや渋めガンメタリックのバッグを加えると、着こなしに奥行きが生まれ、鮮度の高い着こなしが完成。
【半袖トップス×パンツ】
ベージュトップス×白パンツ×キャメルカラーバッグ×サンダル
キャメルカラーのバンドスリーブのニットに、オフホワイトのクロップド丈パンツを合わせた軽快なカジュアルスタイル。グレンチェックを浮かび上がらせた編み柄のスリングバックサンダルが夏らしい涼やかな足元を演出。
白の足首見せパンツで爽やかなこなれ感を演出
ネイビーのボリュームスリーブトップスは、多めに配した白と抜け感のある足元でクリーンな華やぎを演出。
【ワンピース】
ベージュカーディガン×キャメルノースリーブワンピース×サンダル×キャメルカラーハンドバッグ
ミラノ編みで仕立てた14ゲージのニットワンピースは、フレアシルエットが優美。まろやかなキャメルカラーと夏に快適なコットン素材で、幅広いシーンで活躍します。
控えめな光沢と揺れるすそがネイビーの女らしさを高めて
ハリ感のあるタイプライターという生地でつくられたマキシ丈ワンピースは、肩ひじ張らずともエレガントな雰囲気。大人の女性を美しく見せる一着です。バッグ、ネックレス、ストール、靴…とそれぞれ異なる素材感の小物を合わせると、断然、表情豊かな装いに。
気軽なのに動くたびオーラを放つ最旬のマキシワンピース
表地はシルクウール、裏地はシルクのワンピースは、素肌が喜ぶようななめらかな風合い。たっぷりとした分量感に加え、自然な光沢がさらに今に最適な一着です。足元にはスポーティな白スニーカー、夏素材のバッグも白系で合わせて軽やかさをプラスして。
グレーワンピース×グルカサンダル
【品格あるパンツコーデ】
ワイドパンツとのバランスがロングニットをモードに魅せる
削ぎ落とされた美しさと、心地よさを追求したクリーンなコレクションが人気。センタースリットの入ったロングニットは、ハイネックデザインがミニマルな雰囲気。自宅での手洗いも可能と機能的で、暑い夏の時期にもぴったり。
スカート感覚で着こなすワイドクロップドで白を品よく、女らしく!
ミラノマダムたちは、圧倒的に白の分量が多いのが特徴。そんな爽やかなモノトーンを落ち感のあるワイドクロップドで実現。引き締めカラーを中間色のグレーにするのがコツ。
白パンツ×黒ジャケットの潔いまでのシンプルさに小物で遊び心を加えて
帽子とビッグトートで伊イタリア達男を意識。小物使いでこんなにも余裕の表情に。
白ジャケット×白インナー×白パンツ×2wayバッグ×パンプス
シックカラーを選んで装いに奥行きを与える「なじませテクニック」を活用したコーディネート。コットンリネンのジャケットにラメが光るリボンベルトでリッチ感を添えて。ベルトの先端を垂らして、こなれ感のあるジャケットスタイルに。
かわいげのあるモノトーンスタイルは黒ノースリーブでかなえる
きちんと感の備わったモノトーン配色をベースにした、ノースリーブニット×スティックパンツの装い。清楚な肌見せをかなえる「黒のノースリーブタートル」が、コンサバティブな好感度を印象づけます。そのぶん、小物はフープピアスやサンダルでインパクトを添えて。
鮮やかでジューシーなオレンジがかなえるミラネーゼ風パンツスタイル
ビビッドカラーのクロップドパンツに、ノースリーブニット&カーディガンでミラネーゼ風のかっこよさに。同系色のミュールを足元に配し、より脚長に魅せて。
【品格あるスカートコーデ】
膝下丈タイトスカートでセンシュアルなスタイル美人に
オフホワイトのブラウスにアースカラーを合わせるのが今の気分。ジュエリーの煌きらめきでさりげなく縦ラインを強調してスタイルアップ。
パープル、グリーン…あでやかな彩りの艶めくシルクスカートを粋に
大人のかわいらさを漂わせながら優雅なムードを放つロングスカートは、光沢が美しいジャカード織りのシルク素材。トップスやバッグなど黒を多めに用いることで、装いが引き締まります。足元にはゴールドのフラットシューズ、さらにシャープな印象のジュエリーを加えることで、着こなしの辛口度がさらに高まってこなれ感がアップ!
【品格あるワンピースコーデ】
クールな色オフビートな小物ミックスで、リラックス感を表現 ・質感の小物でONスタイルに季節感をプラス
揺るぎない気品とエレガンスを備えたタンクワンピース。仕事シーンで頼りになるアイテムを、新鮮に着こなせたら…。「小物まで王道にしないことがポイント。クールな透け感のあるPVCパンプスやビッグクラッチのように、素材やサイズ感にモダンなインパクトのある小物が効果的です」。さらに、着こなしがフラットにならないように、立体的なフォルムのホワイトゴールドやダイヤモンドのジュエリー、大判ストールでメリハリもプラス。
たっぷりの分量感だからキャンバス素材もエレガントな印象
ベージュ~ブラウンを重ねて秋を先取りしたコーディネート。キャンバス素材のスカートは、前身ごろにだけタックが施され、後ろ身ごろはスムースに。華やかな印象を与えながらも、すっきり見せるデザインに。足元はフラットシューズで小粋にまとめて。