夏休みは贅を尽くしたオーシャンビューホテルで、海を見ながらのんびりと過ごしてみてはいかがでしょう。海と温泉のコラボレーションが楽しめる和歌山県の「ホテル川久」や、亜熱帯の大自然に心身を癒される沖縄県の「ザ・ブセナテラス」など、全国には一度は滞在してみたい海辺のホテルが多数!
今回は、ホテル予約サイトHotels.com(ホテルズドットコム)の日本代表、井尻岳人(いじりたけと)さんに、国内でおすすめしたいラグジュアリーなオーシャンビューホテルを5つ、教えていただきました。
■1:「ホテル川久」(和歌山県白浜町)│南紀白浜の風光明媚な景色をスイートルームで
海を有する温泉リゾートとして知られる南紀白浜の「ホテル川久」。ヨーロッパ建築の意匠を凝らした館内は、まるで美術館のよう! 過去には、優れた建築に贈られる「村野藤吾賞」の受賞経験もあるといいます。
「ホテル川久」の客室は、全室スイートルーム
客室は全室スイートルームで、よりプレミアムなステイを楽しむなら最上級の「プレジデンシャル スパ・スイート」がおすすめ。「潮香」と「天界」の2タイプがあり、いずれも広々とした室内には天然温泉露天風呂のほか、田辺湾の絶景をひとり占めできるオープンテラスもあり、早朝には日の出が楽しめます。
「プレジデンシャル スパ・スイート」宿泊者は、専用ラウンジでチェックイン
「プレジデンシャル スパ・スイート」に宿泊する方は、専用ラウンジ「インペリアルラウンジ」でチェックイン。ラウンジでは、ワイン、ビール、ウィスキーなど各種ドリンクやスナックを、好きなだけいただくことができます。
「モダンジャパニーズスイート」もオーシャンビューを誇る一室
2018年7月にリニューアルオープンしたばかりの「モダンジャパニーズスイート」も、素晴らしいオーシャンビューを誇る一室。畳など和の趣をモダンにアレンジし、シックながらも温もりのある、心安らぐ空間を演出しています。
約21帖の広さを持つ「タタミリビング」の大きな窓からは、田辺湾と紀伊山脈の風景を一望できます。窓に向かってデイベッドも配されているので、横たわりながらゆったり景色を満喫するということも。
王様のビュッフェ、創作フレンチ、日本料理が堪能できる「ホテル川久」
ホテルのお料理は、北海道と紀州の食材を豪快かつ繊細に調理した「王様のビュッフェ」、厳選した地元食材で織り成される「創作フレンチ」、新鮮な海の幸と山の幸をふんだんに用い、旬の味わいを堪能できる「日本料理」の3種類を用意。
ゆっくりお食事を楽しむなら、フレンチレストラン「イゾラベラ」で提供される「創作フレンチ」がおすすめだそう。2018年7月~8月は、「鱸のヴァプール・セロリラヴ・オクラ・赤パプリカのソース」や、「熊野牛フィレ肉のオイルバス、ショーフロワ見立て・トリュフ~赤ワインソースと夏野菜~」などが提供されます。
✔気になる!「ホテル川久」海外トラベラーのコメント
「香港、台湾、中国のお客様を中心にご利用いただいておりますが、外観・内装に感動を覚えていただいているようです。お料理も好評をいただいています。
また、館内・室内の表示は英語でも行っており、チェックイン時に配布する紙の館内インフォメーションは、英語のほか、中国語、韓国語も用意しています。これからも、海外のお客様が不自由なく快適に過ごしていただける環境を整えていきたいと思います」(ホテル川久広報担当・泊さん)
■2: 「銀波荘」(兵庫県赤穂市)│瀬戸内海に溶け込むような露天風呂が人気!
瀬戸内海に面した温泉地、赤穂温泉の宿。雄大な海を望みながらお湯を楽しめるパノラマビュー露天風呂と、瀬戸内の新鮮な海の幸によるお料理が上質なステイを演出します。
海との一体感を感じる、パノラマビューの露天風呂
「パノラマビュー露天風呂の湯船は、海と空に溶け込むように見えるよう設計されており、海との一体感を感じられます。宿でいただける、瀬戸内海の幸を使ったお食事も絶品ですよ! お料理に舌鼓を打ちながら、ゆったりと滞在を楽しんでみてはいかがでしょう」(井尻さん)。
赤穂温泉の泉質は神経痛や冷え性などによいとされ、子どもからお年寄りまで多くの人が湯船でリラックスして過ごしています。温泉は、「天海の湯」と「岩海の湯」の2種類のパノラマビュー露天風呂のほか、広々とした内湯も用意。波の音を聞きながら、多様なお湯を楽しむことができる、温泉好きにはたまらない旅館なのです。
瀬戸内海の大パノラマをひとり占め!露天風呂付の特別客室「天空」
オーシャンビューをもっと特別に楽しむなら、露天風呂付の特別客室「天空」がおすすめ! 「空と海との一体感」がコンセプトの客室で、リビングの窓には、天井から足もとまで延びる大きなガラスを使用。瀬戸内海の大パノラマをひとり占めできます。
露天風呂は大浴場と同じ造りに。海がすぐそばに迫ってくるような絶景が広がります。
銀波荘のロビーラウンジ「ロカ岬」でウェルカムドリンク
チェックイン時には、ロビーラウンジ「ロカ岬」でウェルカムドリンクがいただけます。窓一面に映し出される青い海を、ふかふかのソファに腰掛けてドリンクを飲みながら、のんびり楽しみましょう。
「ロカ岬」には、カクテルや地酒などの各種ドリンクが提供されるバーラウンジも併設。朝から夕方まではティーラウンジとして利用でき、お茶やスイーツをいただけます。
銀波荘の食事は、獲れたての瀬戸内海の幸を使ったメニューがラインナップ
銀波荘のお食事は、獲れたての瀬戸内海の幸をたっぷり使ったメニューがラインナップ。季節で変わる会席が人気で、2018年7月1日(日)~9月30日(日)は「瀬戸内の穴子・アワビと鱧の彩り会席」が登場。伝助穴子やスズキ、太刀魚など旬の魚のお造りや、播州赤穂米ひのひかりを使った「とうもろこし御飯」など、地元の旬の味が楽しめます。
✔気になる!「銀波荘」海外トラベラーのコメント
「パノラマビュー露天風呂を目的に来る方が多く、利用されたお客様からは『海に浸かっているような気分になった』と声をいただいています。他にも、『和室で日本らしさを感じられた』『和食の盛り付けがとても手が込んでいてびっくりした』という感想も届いていますよ」(銀波荘広報担当・徳田さん)。
■3:「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」(長崎県長崎市)│日本三大夜景を堪能
全客室から長崎港を眺められる「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」。木の温もりの中に都会的な雰囲気を感じさせる外観は、建築家の隈研吾氏によるもの。夜には日本三大夜景にも数えられる、宝石のように煌めく長崎の夜景が楽しめます。
プールやレストランからも、長崎の夜景が楽しめる
「稲佐山の中腹に位置するシティリゾートで、長崎の美しい夜景を存分に楽しむことができます。屋外のインフィニティプールやレストランから夜景を眺めるのもおすすめですよ」(井尻さん)。
「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」のプレミアムな滞在は「タワースイート」で
「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」でプレミアムな滞在をするなら、本館の中庭を挟んだ先にある離れ「タワースイート」の利用を。1フロアに2部屋ずつ客室が配置された3階建ての建物で、上質な静寂に包まれた空間が広がります。
広々とした室内には、夜景を眺めながら浸かれる浴槽や、ゆったり横たわれるソファなどを配置。間接照明が随所で優しく灯り、温かく心地良い雰囲気が漂います。
「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」ゲスト専用の「クラブラウンジ」
「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」では、ゲスト専用の「クラブラウンジ」を設けています。ラウンジ専用キーを持つ人だけの特別な空間で、長崎港の海や夜景を眺めながら、ドリンクとおつまみをどうぞ。
長崎の海の幸と夜景が味わえる、鮨とシャンパンのコース料理「鮨シャン」
お食事のおすすめは、長崎の新鮮な海の幸が味わえる鮨ダイニング「天空」のコース料理「鮨シャン」。キリリと冷やしたシャンパンと、おまかせのお鮨がセットになった贅沢なコースです。提供期間は2018年6月1日(金)~11月30日(金)。この機会にぜひ味わってみてはいかがでしょう。
✔気になる!「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」海外トラベラーのコメント
「建物に水・木・ガラスを多く使っており、『モダンな造りの中にもあたたかみを感じる』といった声を多数いただいています」(井尻さん)。
■4:「ザ・ブセナテラス」(沖縄県名護市)│南国の大自然が至福のリゾートタイムを演出!
コバルトブルーの海や亜熱帯の美しい植物など、沖縄の麗しい大自然に抱かれながら極上のリゾートステイが満喫できる「ザ・ブセナテラス」。広大な敷地内には、レストラン、プール、ショップ、エステ、ライブラリーなど、アクティビティが楽しめる多彩な施設が点在しています。
Hotels.com『お客様が選ぶ人気宿アワード2018』のビーチカテゴリー受賞
「『ザ・ブセナテラス』は、美しい海と自然に囲まれた立地が魅力で、極上のステイを楽しむのに最適なリゾートです。ホテルはビーチに面しており、マリンアクティビティも充実。24時間のバトラーサービスやリゾートエステもあり、思い思いの時間を過ごせます。こちらのホテルは、Hotels.comが実施する『お客様が選ぶ人気宿アワード2018』のビーチカテゴリーで受賞しています」(井尻さん)。
ヴィラ感覚でくつろげる一戸建てのスイートルーム「ラグジュリアススイート」
ヴィラ感覚でくつろげる一戸建てのスイートルーム「ラグジュリアススイート」は、スペシャルな旅行にぴったり! ホテル本館から離れた場所にあり、プライベート性が高く保たれた空間となっています。ベッドルームとリビングルームからは海を眺めることができ、夜にはプライベートプールがライトアップ。
また、「ラグジュリアススイート」などコテージに宿泊する方は、専用ラウンジでのチェックイン・チェックアウトや、ホテルメイドのスイーツと一緒にお茶を楽しむ「ティータイム」、カクテルを日替わりのオードブルなどといただける「カクテルタイム」の利用もできます。
オープンエアで開放的な「ザ・ブセナテラス」本館ロビー
オープンエアの開放的なホテル本館ロビーは、南国の風を感じながら、美しい海を望むことができるラグジュアリーな空間。ロビーのソファでウェルカムドリンクをいただきながら、景色を存分に楽しんで。
ゲスト自ら食材を選ぶ、シーフードマーケット「ランブルフィッシュ」
旅の思い出を彩るお食事を楽しむなら、ホテル内のレストランへ! シーフードマーケット「ランブルフィッシュ」は、マーケットスタイルの店内に並ぶ新鮮な魚介類から、ゲスト自らお好きな食材を選ぶスタイル。選んだ食材を、シェフがパシフィックリムスタイルの一皿に仕上げてくれます。
2018年7月1日(日)~9月30日(日)は、旬の夏魚やワンポンドグリルステーキが味わえる「Pacific Rim Fair(パシフィックリムフェア)」を開催。「マルセイユ風ブイヤベース」と「ワンポンドグリルステーキ温野菜添え」が期間限定で登場します。ザ・ブセナテラスオリジナルのクラフトビールと一緒に味わってみてはいかが?
地元食材のコンチネンタル料理を提供する、メインダイニング「ファヌアン」
メインダイニング「ファヌアン」では、地元食材を用いたコンチネンタル料理を提供。
おすすめは、夏のバカンスを盛り上げてくれるディナーコース「Menu de Vacances(メニュー・ド・ヴァカンス)」。前菜はシャコ貝やスーチカー(豚の塩漬け)をソデイカで包んだラビオリ仕立てをジュレソースで。「県産本部牛ロースのロティ」は島野菜を使ったピペラードラタトゥイユを添えていただきます。本コースの期間は、2018年7月1日(日)~9月30日(日)。
「ザ・ブセナテラス」の和食レストラン「真南風」
さっぱりとしたお食事を楽しみたいなら、「和食レストラン『真南風』」でこだわりの美味を堪能しましょう。2018年7月1日(日)~9月30日(日)には、夏の涼を演出する会席コース「涼風会席」を用意。冷たい喉越しの「トウモロコシのすり流し」や、風味豊かな鱧の吸物、県産黒毛和牛の陶板焼き、イサキや鮎など旬の焼き魚がいただけます。
✔気になる!「ザ・ブセナテラス」海外トラベラーのコメント
「海外のお客様からは、『客室からの景色が綺麗で、サービスも素晴らしいです。また日本に来たらもう一度宿泊して、近くにあるビーチに行ったり、アクティビティに参加してみたいです』という声や、『非常にリラックスした癒しの時間を過ごせました。また沖縄に来たら宿泊したいです』といった感想をいただいています」(ザ・ブセナテラス広報担当・山里さん)。
■5:「ANA インターコンチネンタル万座ビーチリゾート」(沖縄県恩納村)│沖縄が誇る景勝地、万座毛を臨む最高のロケーション
沖縄の景勝地、万座毛を正面に臨むリゾートホテル。万座岬に建ち、エメラルドグリーンの海に囲まれた最高のロケーションに位置しています。
「こちらのホテルもHotels.comが実施する『お客様が選ぶ人気宿アワード2018』のビーチカテゴリーで受賞しています。ホテルではシーウォークや体験ダイビングなど、万座の海を満喫できるアクティビティを多く開催していますよ! また、館内にはレストランが多数あり、地元食材をふんだんに使ったシェフ自慢のお料理が味わえます」(井尻さん)。
美しい海をプレミアムな空間で楽しむなら、「クラブインターコンチネンタルデラックスコーナースイート」
美しい海をプレミアムな空間で楽しむなら、「クラブインターコンチネンタルデラックスコーナースイート」にステイを。万座の海を思わせるエメラルドグリーンと、夏の沖縄を象徴する花「アラマンダ」の鮮やかな黄色を基調とした部屋で、温かみのあるチークウッドがビーチリゾートらしさを演出しています。
リビングルームには景色を180度眺められるよう大窓が配置され、屋外テラスや豪華なバスルームも完備。さらに、シャンパン「ペリエジュエハーフボトル」や、ロクシタンのバスアメニティなど、数々の上質なサービスが提供されます。かけがえのない、特別なひとときがここに。
2018年6月にオープンしたばかりの特別ラウンジ「クラブインターコンチネンタルラウンジ」
「クラブインターコンチネンタルルーム」と「スイートルーム」に宿泊する方は、2018年6月にオープンしたばかりの特別ラウンジ「クラブインターコンチネンタルラウンジ」が利用できます。
ラウンジからは、万座毛とエメラルドグリーンの海に沈むサンセット、270度で望める東シナ海のパノラマビューが眺められます。朝食やアフタヌーンティー、イブニングカクテルなど時間に応じたフードサービスを楽しむことも!
また、ラウンジ内には専用のダイニングルームやリビングルーム、バーカウンター、ライブラリー、アートギャラリーも存在。さらにチェックアウト後も利用できるシャワールームが備えられており、贅沢で快適なサービスを出発時まで享受できます。
「日本料理 雲海」でいただける「鉄板焼き『万座』コース」がオススメ
極上グルメが集うホテルでぜひ味わいたいのが、「日本料理 雲海」でいただける「鉄板焼き『万座』コース」。県産の食材にこだわっているレストランで、厳選された新鮮な伊勢海老と黒毛和牛を、海ぶどうや島豆腐などの沖縄食材と一緒に楽しめます。
✔気になる!「ANA インターコンチネンタル万座ビーチリゾート」海外トラベラーのコメント
「外国人観光客の方からは、ラウンジスタッフの温かいホスピタリティーや、ラウンジ・客室からのオーシャンビューの眺め、充実したマリンアクティビティについて、とても良かったと多数声をいただいています」(ANA インターコンチネンタル万座ビーチリゾートマーケティング・辰澤さん)。
どこまでも続く青い海は、気分を開放してくれそうですね! 以上、「オーシャンビュー」という視点で選んだ、日本国内にあるおすすめホテル5つのご紹介でした。暑い期間はまだまだ続きそう。ラグジュアリーなオーシャンビューホテルで、贅沢なバケーションを過ごしてみてはいかがでしょうか?
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- ニッタハル (晴レノ日スタヂオ )