夏に人気の定番料理「ラタトゥイユ」と、簡単にできて味の変化を楽しめるアレンジレシピ3品を、人気の料理家・寺井幸也さんに教えていただきます。

トマトをベースに夏野菜をふんだんに使い、鍋やフライパンひとつで手軽につくれる料理として人気の「ラタトゥイユ」。たくさんつくって冷凍しておけば、リメイクして楽しめるので、忙しい時期にもおすすめの万能メニューです。

ビタミンたっぷりの旬野菜は美肌にも効果的。紫外線でダメージを受けた肌に身体の中から潤いを与えましょう!

動画で観る、夏野菜たっぷり!「ラタトゥイユ」のつくり方

■「基本のラタトゥイユ」の材料(2人分)

基本のラタトゥイユの材料
「基本のラタトゥイユ」の材料

・トマト 1個
・なす 2本
・ズッキーニ 1本
・赤・黄パプリカ 各1個
・にんにく 1かけ
・トマトケチャップ 大さじ2
・トマト濃縮ペースト 35g
・あらごしトマト(トマト缶) 大さじ3
・てん菜糖 大さじ1
・白ワイン 200ml
・コンソメ(顆粒) 9g
・オリーブオイル 適量

■「基本のラタトゥイユ」のつくり方(2人分)

カットされた野菜
野菜を切る

(1)トマトは角切り、なすとズッキーニは半月切り、パプリカは乱切りにする。

にんにくをみじん切りにする様子
にんにくをみじん切りにする

(2)にんにくはみじん切りにする。

野菜を炒める様子
野菜を炒める

(3)鍋にオリーブオイルとにんにくのみじん切りを入れて弱火で炒める。香りが出てきたらパプリカを入れて強火で3分ほど炒める。なす、ズッキーニを加えて炒め、野菜に火が入ってきたらトマトを加えて全体を炒め合わせる。

炒めた野菜に調味料を入れる様子
炒めた野菜に調味料を加えて煮込む

(4)(3)にトマトケチャップ、トマト濃縮ペースト、あらごしトマト、コンソメ、てん菜糖、白ワインを入れて混ぜ合わせる。蓋をして30〜40分ほど弱火で煮込む。

「基本のラタトゥイユ」完成図
「基本のラタトゥイユ」完成図

(5)器に盛りつけたら完成(冷やしていただいてもOK)。

「ラタトゥイユ」のアレンジレシピ3選

今回は特別に、「ラタトゥイユ」を使ったアレンジ料理を3品教えていただきました。多めにつくって冷凍しておけば、手軽にもう1品を楽しめます。ぜひ活用してみてください。

【アレンジレシピ1】朝食にぴったり!「あったか卵スープ」のつくり方

あったか卵スープ
「あったか卵スープ」(1人分)の完成図

(1)余ったラタトゥイユに水適量を足して火にかける。
(2)沸騰したら溶き卵1個分をまわし入れてでき上がり。

【アレンジレシピ2】さっぱりとして爽やかな「トマト風味のカレー」のつくり方

トマト風味のカレー
「トマト風味のカレー」(2人分)の完成図

(1)玉ねぎ1/2個をくし切りにする。
(2)フライパンにバター10gを入れて火にかけ、(1)の玉ねぎを入れて透き通るまで炒める。
(3)鍋にラタトゥイユ2皿分と(1)を入れて温めて(冷凍していたら解凍してから)、カレースパイス、中濃ソース各大さじ2を加えて混ぜて、でき上がり。

【アレンジレシピ3】グリルした肉や魚に!「イタリアンなおしゃれトマトソース」のつくり方

鶏肉のイタリアントマトソースがけ
「イタリアンなおしゃれトマトソース」(つくりやすい分量)の完成図

(1)余ったラタトゥイユをミキサーにかける。
(2)塩・こしょう適量で下味をつけた鶏もも肉にオリーブオイルを塗ってグリルし、(1)をかける。仕上げに粉チーズや粗挽きこしょうを振って、でき上がり。
(鶏肉以外に白身魚のグリルにかけても)

ラタトゥイユは多めにつくっておくと、リメイクが楽しめます

食べた人が笑顔になる♯幸也飯の「幸せレシピ」連載。今回はアツアツでも冷やしても楽しめる「ラタトゥイユ」のレシピを紹介しました。野菜は大きめに切るとゴロっとした食感が楽しめます。ラタトゥイユは多めにつくって小分けし、冷蔵や冷凍で保存しておけば、紹介したスープやカレー、トマトソースの他、パスタやサラダ、オムライスなどさまざまな料理にリメイクできます。夏バテしやすいこの季節は野菜をたっぷり摂取して過ごしたいもの。ラタトゥイユをつくって、夏野菜をたっぷり堪能してみてくださいね。

この記事の執筆者
TEXT :
寺井幸也さん 料理家
2018.9.12 更新
「幸也飯」代表。素材を存分に活かした独自のアイディア満載の料理は、見た目も華やかでセンス抜群。ファッション業界や人気モデル達にも絶大な支持を得ている。2017年12月13日には初のレシピ本『幸也飯 彩り映える・おもてなしのつくりおき』(辰巳出版)を発売。https://www.instagram.com/yukiya.terai/?hl=ja
MOVIE :
大槻誠一
COOPERATION :
インソムニア 赤坂
WRITING :
広瀬蒼乃
EDIT :
石原あや乃