本格的なものづくりで、ビジネスウーマンの凛とした美しい装いをサポートするアイテムがそろうブランド、ポール・スチュアートから、待望の女性向けビジネスバッグとして「ファーストバッグ」がデビューしたのは2017年秋のこと。

働く女性にうれしい機能が詰め込まれつつ、ただの質実剛健なバッグではなく、見た目の優美さもしっかりキープ。ありそうでなかった女性向けビジネスバッグの登場に飛びついた方も多いはず。

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そして今年、大反響を受け、「ファーストバッグ」はさらに進化! 新素材の登場のほか、サイズ違いのバッグや充実した小物の登場まで、より働く女性に寄り添うラインナップをご紹介していきます。

■進化1:小柄な女性でも安心!「FIRST BAG MEDIUM」がお目見え

「ファーストバッグ(右)」よりひと回り小さな「ファーストバッグ ミディアム(左)」。左/「ファーストバッグ ミディアム」グレークロコ¥73,000[縦24×横29×マチ16cm]・右/「ファーストバッグ」ブラックキャビア¥80,000[縦29×横36.5×マチ12cm](ポール・スチュアート)

ビジネスバッグはA4書類が入るのが必須、という考えが根強くあることから、縦29cm×横36.5cmというサイズ感でつくられた「ファーストバッグ」。一方で、電子化が進みペーパーレスの環境で働く人からは「iPadなどのタブレットが入ればいい」「小柄なので、A4は大きすぎる」という声も聞こえてきました。

そんな声に応える形で登場したのが、こちらの「ファーストバッグ ミディアム」。驚くほど高機能なファーストバッグ同様、うれしいこだわりと数多く搭載した、この一回り小さなサイズの特長を見てみましょう。

働く女性が必要なものを、スッキリ運べる多機能ポケット満載

何がどこに入っているか、一目瞭然!「ファーストバッグ ミディアム」¥73,000(ポール・スチュアート)

物を出し入れしやすいよう大きく開いた口は、ショルダーを片方だけ肩にかけて斜めになっても中身が落ちないよう、開きすぎないように研究されています。

内側のタブレットがぴったり収まる大ポケットには、衝撃を和らげるボンディング素材を使用。そしてUSBメモリを入れるための小さく浅いポケットを配置。逆側には、ファスナーポケットやペン用のポケット、口紅用ポケットが。

見た目は小ぶりなのに、圧巻の収納力はそのまま!

並べるとマチの違いがわかりやすい。左/「ファーストバッグ ミディアム」ネイビークロコ¥73,000・右/「ファーストバッグ」ネイビークロコ¥80,000(ポール・スチュアート)

「ファーストバッグ」のマチが12cmなのに対し、「ファーストバッグ ミディアム」のマチは16cm。ルックスはコンパクトに収めつつ、マチを広くすることで、収納力とコロンとした可愛さも加わりました。

ハンドルの内側に配されたショルダーストラップ

服にひっかかることがない金具位置。

取り外し可能なショルダーストラップとつけて、肩掛けして持ち歩きが可能。このストラップをつける金具の場所がバッグの両端にあるものが多いですが「ファーストバッグ ミディアム」は、ハンドルの内側に。

ショルダー幅が広がりすぎず肩にフィットして持ちやすく、金具がハンドルの内側にあることで、服や手にひっかかりにくいのも、うれしい配慮です。

素材も違う全5色から選べます

「ファーストバッグ ミディアム」左からネイビークロコ、グレークロコ各¥73,000・トープゴート¥63,000・ブラックキャビア¥73,000・ネイビーゴート¥63,000(ポール・スチュアート)

なめらかで上品なゴート素材が「ネイビー」と「トープ」、職人が1点ずつ手作業で型押しと染めを行い、奥行きのあるニュアンスが魅力的なクロコ型押し素材が「グレー」と「ネイビー」、新しく加わったのが、傷が目立ちにくく高級感のあるキャビア型押しの「ブラック」の全5色。雰囲気に合わせて金具の色も変えているので、雰囲気がそれぞれ全く違うのもポイントです。キャビア型押しのブラックは「ファーストバッグ」にも新色として加わっています。

■進化2:50枚がピタッと収まる、バリエーション豊かな名刺入れ

選ぶのが楽しくなる、豊富なカラー展開も魅力。ビジネスカードホルダー各¥25,000(ポール・スチュアート)

この秋から店頭でお目見えしているのは、人に会う機会が多い方にはぜひおススメしたい名刺入れ。シボ感のある牛革を鮮やかに染め、アクセントに金具をつけたタイプが5色、クロコダイルの型押しタイプが2色の全7色展開。クロコの型押しタイプは、「ファーストバッグ」ともおそろいで持つことも可能!

圧巻の50枚収納をピタッと収めるマグネット式

開いたときにも美しく見えるよう、マグネットはレザーの下に収められています

フラップと本体の内側にはマグネットが配され、蓋をしめたときにピタリと留まる仕様。名刺交換をした後、フラップの上にいただいた名刺を置いて打ち合わせをするシーンでも、蓋が勝手に開かないため、所作もスマートに。

名刺の分類にお役立ちな「仕切り板付き」がうれしい

いただいた名刺を間違えて出して慌てる…なんてこともなく、スマートに。

50枚収納できるポケットには、仕切り板をセッティング。自分の名刺と、いただいた名刺を分けるにはもちろん、近ごろは複数の名刺を持ってビジネスを行う人も多いなか、仕分けておくことができます。こちらも、名刺交換をスムーズに優美に行うために、お役立ちの機能です。

本磨きのコバで、長く愛用できる!

サイドの切り口にあたる「コバ」。丁寧に染めて磨くことで、なめらかな手触りと高級感が増しています。

レザー小物でよくみられるのが、革の切り口にあたるコバの部分にウレタンを塗り、ケバを抑えて高級感を出す処理です。しかし、毎日使ううちに、ウレタンが劣化してひび割れたり、見た目に汚くなることが多いもの。

この名刺入れでコバの処理に採用したのは、ひとつずつ染めたうえで、磨きをかけてツヤを出す「本磨き」の技法。日本では古くから伝わる技法ですが、手間と時間がかかるため、目にすることはあまり多くありません。

「長く使えるものを」という考えから、この名刺入れでは取り入れられた技法。その繊細な美しさに注目したいものです。

華を添える手づくりの削り出しパーツ

シャープな角やロゴ刻印に、美しい鏡面は削り出しならでは。

牛革型押しの名刺入れのセンターにあしらわれたのは、ロゴがさり気なく輝く金具。この唯一のアクセントともいえる金具は、高級感を大きく左右。

通常であれば、型をつくって溶かした金属を流し込んでパーツをつくるのですが、この名刺入れに使われているのは、金属の棒からひとつずつ削り出してつくられたパーツ。流し込みでは得られない、なめらかでシャープな断面に、端正美が宿ります。

■進化3:名刺サイズにも対応した、シンプルなカードケースもお目見え

ビジネスカードケース各¥15,000(ポール・スチュアート)

マチのない、シンプルなカードケースも、名刺入れと同じカラーバリエーションでお目見え。こちらのカードケース、通常のカードサイズより一回りおおきくし、名刺入れにも使えるよう配慮。あまり多く名刺を持ち歩かない人や、名刺を切らしたときの予備にしのばせておくにもぴったりです。こちらも名刺入れと同じ、全7色展開。

■進化4:バッグにもピッタリ!スタイリッシュなオーガナイザーケース

クロコダイル型押しのネイビーとグレーの2色展開。オーガナイザーケース各¥27,000(ポール・スチュアート)

ちょっと打ち合わせに行くときに、タブレットやちょっとした筆記用具、名刺などをサッと持ち歩けるオーガナイザーケースが完成! 

最低限、必要なものはこれひとつにほぼ収まる。内側で使われている生地は、ポール・スチュアートのヒットアイテム「ファーストジャケット」の裏地でも使用されているのと同じ、織り柄の入ったキュプラ。

タブレットを傷つけないクッション性のあるA5サイズのポケットに、カードポケット8つ、小銭も入れられるファスナーポケット、マチありポケットなど、驚きの収納場所の数々。

これひとつでサッと打ち合わせやランチに出かけることもできる、ビジネスウーマンにうれしい仕様です。

「FIRST BAG MEDIUM」のポケットにもすっぽり

視界に入るたび気持ちが上がる、お揃い小物としてもお役立ち。右端に見えているポケットは、上記でご紹介したUSBメモリ入れ。

A5サイズが入るドキュメントケースは、「ファーストバッグ ミディアム」のタブレット用ポケットに丸ごとすっぽり収まるサイズ。バッグINバッグのように小物などを収めておいて、クラッチのようにそのまま持ち出す姿は、なんともスマートでサマになるはず。

忙しく働く女性が便利に使え、気分が高まるような上品小物がますます充実した、ポール・スチュアート。ひとつずつ、増やしていく楽しみ方もできそうです。

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