秋の定番・グレーニットのコーディネートをピックアップ。スカートやパンツなどとのコーディネートのお手本を一挙にご紹介します。

【目次】

グレーニットとスカートのコーデ


【1】ドルチェ&ガッバーナのグレーニット×柄スカート

【1】のグレーニット×スカート
プルオーバー・スカート・バッグ『ディヴォーション バッグ』・ピアス(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

華やぎブラックレースのプルオーバーを主役に、グレイッシュカラーでまとめて。肌の上に浮き上がる精緻なシャンティレースが、特別感を演出してくれるグレーニットです。

【2】ファビアナ フィリッピのグレーニット×グレースカートのワンピース

【2】のグレーニット×スカート
ワンピース・靴(アオイ〈ファビアナ フィリッピ〉)、ピアス・バングル(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

幾重にも重ねたチュールスカートのインナーワンピースに、グレーニットをレイヤードするドッキングスタイルのワンピース。モヘア入りのふんわりしたニットには極小のスパンコールが施され、動くたびに繊細な輝きを放ちます。チュールスカートは斜めに裾をカットし、段違いにすることでより軽快な動きが生まれています。グレー×モーヴの上級配色もコーディネートいらずのワンピースだから気軽に挑戦できるのも魅力のひとつです。

【3】リビアナ・コンティのグレーニット×グレースカート

【3】のグレーニット×スカート
コート(オルドス ファッション ジャパン)、ニット(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、スカート(三喜商事〈アニオナ〉)、ミッレのネックレス・ファウスト コラートのバッグ(チェルキ)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/川田有二 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

コートの襟裏からのぞくチャコールグレーのニットから導いた辛口ワントーン・スタイル。リッチなパイソンバッグで大人の迫力をプラスしましょう。コートはダークグレージュ×チャコールグレーのカシミヤリバーシブル仕立て。自然に折り返るスタンドカラーの裏側からちらりとのぞく配色がリュクスな雰囲気を醸し出します。

【4】オルドス ファッションのグレーニット×グレータイトスカート

【4】のグレーニット×スカート
ジレ(三喜商事〈ペニーブラック〉)、ニット(オルドス ファッション ジャパン)、スカート(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(アマン〈ペリーコ サニー〉) 撮影/川田有二 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

グレージュニットにツイードのスカートという上品シンプルな着こなしに、大人好みの迫力を授けるのがグラデーション染めのエコファージレ。旬グレージュ・アイテムの洗練力に感嘆します! 表情豊かな毛足をライトグレージュ系のグラデーションに染め上げたエコファーは、天候を気にせず着られるのがうれしいポイントです。

【5】ジョン スメドレーのグレーニット×オレンジスカート

【5】のグレーニット×スカート
カーディガン・ニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、スカート(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、ネックレス(プティローブノアー)、ブレスレット(ジュリーサンドラゥ アジア パシフィック)、バッグ(エストネーション〈ペラン〉)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/長山一樹 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

仕立て映えするダブルフュースのAラインスカートが、グレージュのメランジ調ニットアンサンブルをリフレッシュするコーデです。

グレーニットとパンツのコーデ


【1】ロロ・ピアーナのグレーニット×パンツ

【1】のグレーニット×パンツ
コート・ニット・パンツ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

シンプルなグレーのニットに合わせたいのは、8色もの異なるカシミヤ糸を複理由1雑に織り上げ完成したロロ・ピアーナの新しいファブリック。フロントのフリンジディテールの遊びや、ゆったりとしたドロップショルダーなど、絶妙なリラックス感は、ボトムにパンツを選んでバランスをとるのが◎です。

【2】ロロ・ピアーナのグレーニット×グレーパンツ

【2】のグレーニット×パンツ
ストール・ニット・パンツ・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店 撮影/戸田嘉昭・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

チェックのワイドパンツ×淡いグレーのオフタートルニットとのメンズライクな着こなしには、マントのようにストールを使うことでしなやかな流れをプラス。モノトーンの濃淡に、カシミヤの黒とバッグのキャメルが知的なコントラストを添えてくれます。

【3】イレブンティのグレーニット×オレンジパンツ

【3】のグレーニット×パンツ
ニット(三喜商事〈イレブンティ〉)、パンツ(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、リング(TASAKI)、バッグ(エドストローム オフィス〈ジェイ ダブリュー アンダーソン〉)、靴(J.M.WESTON 青山店) 撮影/長山一樹 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

袖にミンクファーがあしらわれたグレーのローゲージニットに、やや起毛した表面感のウール混パンツを合わせて。鮮度の高いアイテム選びと配色テクニックが導く、最新の「グレージュ・カジュアル」がここに完成します! 小物はトラッドな茶系小物で理知的にまとめましょう。

【4】アリュードのグレーニット×白パンツ

【4】のグレーニット×パンツ
アリュードのニット・ボルボネーゼのバッグ(三喜商事)、パンツ(オールウェイズ〈ナンバー エム〉)、チェーン・チャーム(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、バングル(ファンエンパイヤ)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/川田有二 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

エクリュのパンツでグレーニットの愛らしさを際立たせる一方、型押しのグレージュバッグで繊細な配色にリッチなコクをプラスしましょう。ニットはなめらかな肌触りのウールカシミヤ素材。流行感のあるモックネックニットと大きなパッチポケットで絵になる一着に。

【5】ドゥロワーのグレーニット×ダークグレーワイドパンツ

【5】のグレーニット×パンツ
パンツ(デペッシュモード恵比寿本店〈ディウカ〉)、コート(エンフォルド)、ニット(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、ファーストール(ADORE)、ピアス・ネックレス・リング(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のパンツは上質なタスマニアウールを混紡したソフトツイル生地を使用。ハイウエストに深めのタックが新鮮です。コートのボリューム感に負けないボトムの存在感で、流れるような優雅な印象に。ニットにもグレーをチョイスして、質感が微妙に異なる淡いグレーのグラデーションにするのが正解です。

ライトグレーニットのコーデ


【1】Theory luxeのライトグレーニット×ライトグレーパンツ

【1】のライトグレーニット×
ニット・カットソー・パンツ・靴・Gianni Chiariniのバッグ(Theory luxe)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー〈オリバーピープルズ〉)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ややベージュ寄りのモカグレージュのニットはまろやかで優しげな印象。グレーやベージュを贅沢に重ねて奥行きのある着こなしに仕上げましょう。キュッと詰まったクルーネックの襟元からのぞかせた白のインナーが着こなしのアクセントに。

【2】Faliero Sartiのライトグレーニット×ライトグレーパンツ

【2】のライトグレーニット×
ニット・パンツ・Faliero Sartiのストール・Gianni Chiariniのバッグ(Theory luxe)、時計(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス〈ゼニス〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

カーキのニュアンスが、まろやかなグレージュに辛口な要素を与えてくれるグレーのニット。さらにこだわったのが、肩から腕へかけてのゆったりめのラインです。ラグランスリーブにすることで、上半身を美しく見せてくれると同時に、適度なスポーティーさが加わります。

【3】ロロ・ピアーナのライトグレーニット×ライトグレーパンツ

【3】のライトグレーニット×
ジレ・ニット・パンツ・バッグ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

ミンクファー×ライトグレーカシミヤニットの贅沢なコンビネーションにより、リッチ感漂うロングジレ。最高級のミンクファーを選び、斜めのストライプ状につなぎ合わせたデザインは、マルチに活躍する旬のアイテムに驚きのフィット感と別格のオーラを与えてくれます。ミンクファーのナチュラルカラーをベースにワントーンでまとめ上げたグレージュグラデーションが、素材の質感をさらに引き立てます。

【4】ジョン スメドレーのライトグレーニット×ダークグレーパンツ

【4】のライトグレーニット×
ジレ(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、ニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、パンツ(アオイ〈ポール カ〉)、ピアス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈エレナ ギゼリーニ〉)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

ジレの上部は短く艶やかに、下部は長めにカールさせて、ラムファーの刈り込みと加工の表情を変えています。深いワインカラーとコクーンシルエットがモダンな印象。ベージュ系ライトグレーのニットとグレーのパンツをコーディネートすることでブライトアップさせましょう。

【5】ファビアナ フィリッピのライトグレーニット×ダークグレーパンツ

【5】のライトグレーニット×
ニット(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉)、パンツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、バッグ(エストネーション〈ザネラート〉)、ストール(ボーダレス〈ベグアンド コー〉)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

グレージュでそろえたニットとバッグ、グレーのストールとパンツで全体をニュアンストーンでまとめた装いに、クリアな白のスニーカーとゴールドジュエリーを効かせて。少量でも印象深いメリハリが生まれます。

【6】ボッテガ・ヴェネタのライトグレーニット×グレーパンツ

【6】のライトグレーニット×
コート・ニット・パンツ・バッグ・ピアス・靴(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

定番のカシミヤダブルフェース仕立てのピーコート。グレーニットの季節のソフトジャケットとしても、薄く暖かなコートとしても、キャリアの秋冬オンスタイルに最適な一着として手放せません。白が淡く混じったメランジュ効果のあるグレージュは、カシミヤの上質感を引き立てる洗練色。全身をグレージュのワントーンコーディネートでまとめれば、圧倒的な品格を表現できます。中に合わせた艶やかなニットジャージーのセットアップは、シルクとウールを二重にした素材。端正なリラックス感でこのうえなく贅沢なたたずまいに仕上げましょう。

ダークグレーニットのコーデ


【1】マックスマーラのダークグレーニット×黒コート

【1】のダークグレーニット×
コート・ニット・パンツ・バッグ・ブーツ・グローブ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

落ち着いたダークのタートルネックニットには、なめらかなキャメル素材で仕立てた、ノーカラーのハーフコート。身ごろの裾部分1/3ほどに、ファーのようなディテールをあしらった上品なデザインです。自然な光沢感を出したキャメル素材のミモレ丈パンツの足元は、セミシャイニーなスムースカーフのレースアップブーツを合わせてスポーティーに。

【2】マックスマーラのダークグレーニット×ネイビーコート

【2】のダークグレーニット×
コート・前身ごろとフードにビーバーファーの付いたポリエステル素材のリバーシブルジレ・タートルニット・パンツ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、バッグ・スカーフ(ピエール アルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

ストールやフードが映えるノーカラーのカシミヤコートは、華やかな演出がしやすく、色も知的なネイビーで、オン・オフともに万能なアウターです。寒い日は中にファージレを重ねて、トップスはダークグレーのタートルネックニットで、暖かさとともに洗練度もアップします。

グレーニットとデニムパンツのコーデ


【1】バンフォードのグレーニット×デニムパンツ

【1】のグレーニット×デニムパンツ
デニム(showroom SESSION〈サージ〉)、ニット(三喜商事〈バンフォード〉)、ストール(ウィム ガゼット 青山店〈ファリエロ サルティ〉)、ピアス・リング(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、時計(IWC)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/土山大輔(tron) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

生地を天然の花オイルに漬け込むことで、自然なアタリ感としなやかさを実現したデニム。ざっくりグレーニットを合わせてもすっきりとまとめる、適度にルーズなワイドシルエットが魅力です。

【2】ヴァレンティノのグレーニット×デニムパンツ

【2】のグレーニット×デニムパンツ
ヴァレンティノのニット・デニム・ヴァレンティノ ガラヴァーニのファーバッグ(ヴァレンティノ ジャパン) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious12月号』小学館、2017年

グレーのカシミヤニットは、両サイドにゴールドトーンのロックスタッズをあしらったデザイン。上品なブラウンに色鮮やかなマルチボーダー柄が際立つミンクファーバッグとともに、モードなラグジュアリーを極めましょう。

この記事の執筆者
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