"普段使いのフェラーリ" ラグジュアリーな「GTC4ルッソT」登場! 

 
 

実用性に秀でたV型8気筒モデル
 

スポーツ走行だけが目的ではない紳士に!

 
 

3月16日に日本で初お目見えした「GTC4ルッソT」は、V型12気筒を搭載する「GTC4ルッソ」の派生モデルだ。違いはエンジンがV型8気筒ターボとなり、4輪駆動ではなく2WD(後輪駆動)となったこと。外観上の違いは新たにデイライトが装備されたくらいだ。エンジンをキャビン後方に搭載する、ミッドシップレイアウトのスポーツモデルの場合、2座であることも含めて使い方は限られるが、4座でシューティングブレークスタイルの「GTC4ルッソ」シリーズは、旅道具を積んでの遠出にも便利だ。「GTC4ルッソT」は2WDゆえ"全天候型GT"というくくりから外れるものの、よりライトなエンジンを積むことで普段使いでの快適性を強めた、"カジュアル・フェラーリ"といえる。+2の座席と電動開閉式のハードトップを備えたV型8気筒モデルの「カリフォルニアT」を含め、スポーツ性能と同じくらいラグジュアリーを重視するドライバーにとって、魅力的な選択肢となることは間違いない。今回は発表イベントということで眺めることしかできなかったが、近く、ステアリングを握る機会もあるだろう。その折には本誌でリポートするので、お楽しみに!

〈フェラーリ・GTC4ルッソT〉

全長×全幅×全高:4922×1980×1383㎜
排気量:3855cc
エンジン:V型8気筒DOHCツインターボ
最高出力:610CV/7500rpm
最大トルク:760Nm/3000~5250rpm
駆動方式:2WD
トランスミッション:7速F1 DCT
価格:2970万円(税込)
フェラーリ・ジャパン http://www.ferrari.com/ja_jp

この記事の執筆者
TEXT :
櫻井 香 記者
2017.7.5 更新
男性情報誌の編集を経て、フリーランスに。心を揺さぶる名車の本質に迫るべく、日夜さまざまなクルマを見て、触っている。映画に登場した車種 にも詳しい。自動車文化を育てた、カーガイたちに憧れ、自らも洒脱に乗りこなせる男になりたいと願う。