シャープな輪郭をカバーする、40代の「ふんわりショートヘア」の作り方４ステップ

美形が多いと言われる逆三角形。クールで冷たい印象を持たれることも多いですが、髪型次第でやさしく、やわらかい印象になることもできます。

その方法を教えてくれるのは、パーマ技術で業界をリードしてきたMAGNOLiA Aoyama店の店長SHINさん。「やさしい雰囲気をつくるためには、シャープな顎と、顎が細いが故に目立ってしまうハチの張りを解消することが大切」なのだそう。

「パーマでトップの髪を立たせ、サイドをしっかりと抑えることでハチの張りを解消しつつ、襟元の髪を前から見えるように散らすことでシャープな輪郭をカバー。パーマで毛流れを整えて丸いフォルムにすると、やさしくも愛らしい大人のヘアスタイルが完成します」（SHINさん）

クールな印象から、やさしい印象へと導くパーマ技術。その完成形がこちらです。

■髪型：シャープな輪郭が目立たない！くせ毛風ふんわりパーマ

卵型のショートヘア代表：三宅愛美さん（40歳／クラフト講師）の場合

完成

サイド

バック

三宅さんのHAIR CHART

1. やわらかさ（柔→硬）★★★★
2. ボリューム（少→多）★★★
3. 髪の太さ（細→太）★★★★
4. うるおい（乾→潤）★
5. 白髪の量（多→少）★★★★★

顎がシャープに見えやすく、ハチが張っているのが悩みだという三宅さん。三宅さんには、トップにボリュームを出しながら、サイドを抑えるパーマがぴったりだとSHINさんは言います。

「パーマの利点は、顔や頭の型に合わせてボリュームを自在にコントロールできること。高さやボリュームが欲しいところにピンポイントで動きを与えながら、もたつきや広がりが気になるところは抑えることができる。このメリハリがパーマの強みです」（SHINさん）

■スタイリング：ムースワックスを活用した簡単４ステップ

「パーマを綺麗に見せるためには水分が必要不可欠。ドライ後の髪にワックスをもみ込んでもウェーブは出ません。そんな時にオススメなのがムースワックス。ムースは水分を多く含んでいるので、ウェーブを出しながらスタイルキープもできます。なじませる前に髪の上に置けるのもムースならではのポイント。髪につけた分量が目に見えるので、スタイリングしやすいと思います」（SHINさん）

スタイリング前

■１：ムースワックスを髪の表面につける

ピンポン玉ふたつ分くらいを目安に手のひらに広げる。

髪の表面を持ち上げるように握りながら、泡を置くようなイメージでつける。ムースはすべてつけず手のひらに残して置くのがポイント。この時点ではまだもみ込まない。

■２： 耳まわり、襟足の内側につける

手のひらに残しておいたムースを耳まわり、襟足の内側にしっかりとつける。

■３： 泡を消すようにもみ込む

髪の表面は下から上へと持ち上げるように揉み込み、耳まわり、襟足はタイトに収める。

■４：ムースで根元がペタッとなる場合は、ドライヤーで乾かして立ち上げる

頭頂部の髪の毛をつまんで根元の水分を飛ばすように乾かす。

〈逆三角ショートヘア　スタイリングのコツ３か条〉

1. まずはムースを置くようにつける
2. ムースは撫でるようにつけない！持ち上げるように握るのが正解
3. 耳まわり、襟足を抑えてメリハリをつける

「ムースをもみ込む時に、表面やトップを触りがちですが、重要なのは耳まわりや襟足の内側。ボリュームが欲しいところはパーマがかかっているので、タイトにしたいところにしっかりとムースワックスをつけて、まとめることが大切です」（SHINさん）

MAGNOLiA Aoyama店の店長SHINさん。植物を愛して止まないSHINさん。「家にある植物たちの成長が著しく、かわいくて仕方ないですね（笑）」

問い合わせ先

• MAGNOLiA Aoyama
• 住所／東京都港区南青山４‐２４‐８　アットホームスクエアBF
• TEL：03-5774-0170
• 営業時間：水・木　11：00～21：00／金　13：00～22：00／土・月　10：00～20：00／日・祝　10：00～19：00
• 定休日：火曜・不定休

丁寧なカウンセリングで複雑に絡み合う40代の髪悩みを解決。業界トップレベルのパーマ技術は試す価値大。