今っぽいパーマと古臭いオバさんパーマ、その違いはどこにあるのでしょうか? 多種多様な大人の髪悩みを「パーマで解決」してくれる実力派サロンMAGNOLiA Aoyama店のデザイナー・CHINATSUさんは「髪を巻く時の毛束の量」にあると断言します。
「細いロッドで細かく巻くと、ソバージュのような、ひと昔前のオバさんパーマになってしまいます。20代のようにハリのある健康な髪なら、ふわっと仕上がりますが、年齢を重ねた髪に細かいパーマをかけると、根元が立ち上がらずペタッとしたパーマヘアに。パサつきや広がりも古臭い印象を強調してしまいます」(CHINATSUさん)
それでは、古臭くないパーマにならないためのポイントは?
「できるだけ太い毛束で巻くのが古臭くないパーマのポイント。とはいえ、40代以降は髪の水分量が少ないので、太く巻くだけではダメ。最後はスタイリングで、艶とまとまりを与えることが大切になります」(CHINATSUさん)
40代の髪を若々しく、艶やかに仕上げたCHINATSUさん流のパーマヘアがこちらです。
■髪型: 一見くせ毛っぽい!まとまりと艶を意識した、しなやかなパーマヘア
面長顔のミディアムヘア代表:野内洋子さん(43歳/無職)の場合
野内さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★★
- ボリューム(少→多)★★★★
- 髪の太さ(細→太)★★★★
- うるおい(乾→潤)★
- 白髪の量(多→少)★★★★★
「毛先に軽さをつけるとパサつきや広がりの原因になるので、できるだけ毛量を残して切っています。重い印象は、面長顔やリフトダウンを目立たせる原因になるので、耳前の毛束は輪郭をカバーする前上がりのレイヤーカットに。パーマは、表面の髪の毛だけを根元から、それ以外は毛束の中間から毛先にかける。これが根元ふんわり毛先もまとまるパーマヘアのコツです」(CHINATSUさん)
■スタイリング: 「艶」と「まとまり」を意識したドライヤーテクニック
「顔周りやフロント、髪の表面など、目に見えている部分に艶がないと、老けた印象に直結。ドライヤーの熱をしっかりと当てることで、髪のキューティクル(毛髪の表面)が整い、艶が出ますよ」(CHINATSUさん)
■1:水分を与えてウェーブをしっかりと出す
■2:耳前の毛束をねじってドライヤーを当てる
■3:髪の表面に艶を与える
〈面長顔ミディアムヘア スタイリングのコツ3か条〉
- ■水分は毛束の中間から毛先にだけ含ませる
- ■髪を握るようにドライヤーの熱を与える
- ■髪表面の艶だしは必須!
「両サイドの耳前の毛束にドライヤーの熱を当てると、髪全体の印象も艶やかに。目に見える部分は艶とまとまりを意識しながら、スタイリングしてみてください」(CHINATSUさん)
問い合わせ先
- MAGNOLiA Aoyama
- 住所/東京都港区南青山4‐24‐8 アットホームスクエアBF
- TEL:03-5774-0170
- 営業時間:水・木 11:00~21:00/金 13:00~22:00/土・月 10:00~20:00/日・祝 10:00~19:00
- 定休日:火曜・不定休
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- EDIT&WRITING :
- 青木 笑