レディース秋のオフィスカジュアルパンツコーデまとめ。この秋おすすめのオフィスパンツコーデや、ワイドパンツコーデ、さらにはパンツに合わせるトップスコーデなど、オフィスカジュアルにぴったりな着こなしを22選ピックアップ。パンツの着回し術もご紹介するので、ぜひ朝のオフィスコーデ選びの参考にしてみてください。

【目次】

レディース秋のオフィスカジュアルパンツコーデ


【1】黒パンツ×グレーコート×ストール

【1】黒パンツ×グレーコート×ストール
コート・パンツ・ストール・バッグ・靴(ブルネロ クチネリ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

最高級のカシミヤダブルフェース生地は、ややふくらみのあるやわらかな肌触り。ミリタリーカーキとダークグレーをかけ合わせたメランジュ織りで、奥行きのあるトーンを実現しています。ピークドラペルが端正な顔立ちのコートに、細身パンツとマニッシュなシューズを合わせてかっこよく。ストールは色調をそろえつつ、ラメ入りで華やかさをプラスしましょう。

【2】ベージュパンツ×黒ニット×カーキコート

【2】ベージュパンツ×黒ニット×カーキコート
パンツ(プルミエ アロンディスモン)、コート(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、ニット(三喜商事〈アリュード〉)、手袋(アマン〈アルポ〉)、イヤリング・リング(デペッシュモード恵比寿本店〈ドナテラ・ペリーニ〉)、バッグ(オンワードグローバルファッション〈マルベリー〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のパンツは深めタックのワイドシルエットで、スカートのような優雅さを実現。ロング丈のコートも足首見せですっきりと見せられます。ボリュームあるポケットと襟元のファーで視線を上に逃すのもテクニックです。

【3】グレーパンツ×黒ニット×グレージュコート

【3】グレーパンツ×黒ニット×グレージュコート
コート(オルドスファッション ジャパン)、ニット(スローン)、パンツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、ピアス・ブレスレット・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/長山一樹 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

表がグレージュ、裏がグレーのダブルフェースのカシミヤガウンコートを主役に。ストレートシルエットのパンツ、へアカーフのバッグ、パテントのキルト付きフラットシューズの小物はダークカラーで統一して引き締めつつ、トラッド感をプラスしましょう。

【4】ライトグレーパンツ×ネイビーシャツ

【4】ライトグレーパンツ×ネイビーシャツ
シャツ(Vince 表参道店)、パンツ(ブラミンク〈ブラミンク〉)、眼鏡(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、ペンダント・ネックレス・ブレスレット・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ストラスブルゴ〈ビアンキエナルディ〉)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

ドレープの美しいシルクを使い、やや身幅を広くとった仕立てでリラックスした着心地を楽しめるシャツ。エンベロップ・スリーブと呼ばれるこの袖口は、ボタンを外すとフレアに。上品カラーのパンツとレザーローファーできれいめに仕上げましょう。

【5】白パンツ×白ニット×グレージュコート

【5】白パンツ×白ニット×グレージュコート
マウリツィオ ペコラーロのコート・ボグナーのニット(三喜商事)、パンツ(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、時計・ピアス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

クールグレージュのコートは、袖口をロールアップして配色を楽しめる仕立て。インのトップスとパンツを白系でまとめて澄んだ知性が香る着こなしに仕上げましょう。さらに、トープのバッグ、ライトグレージュの靴で色調に奥行きを。

オフィスカジュアルのパンツ着回しコーデ


【1】ネイビーパンツ×白トップス×カーディガン

【1】ネイビーパンツ×白トップス×カーディガン
カーディガンジャケット(レリアン)、ノースリーブトップス(レキップ)、パンツ(ヒューゴボス ジャパン〈ヒューゴ ボス〉)、ピアス・ブレスレット(リンクス オブ ロンドン青山店)、バッグ(バーニーズ ニューヨーク〈ミチノ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2017年

ボトムに今どきのディテールが加わるだけで、スーツのボトムをはいているような堅さはいっさいなし! 上品なカーディガンの持ち味も生かされて、リラックスしたオフィススタイルがかないます。

ネイビーパンツ×白シャツ×ネイビージャケット

ネイビーパンツ×白シャツ×ネイビージャケット
ジャケット・パンツ(ヒューゴボス ジャパン〈ヒューゴ ボス〉)、シャツ(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉)、ピンブローチ(ミキモト)、時計(リンクス オブ ロンドン青山店)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2017年

男性と肩を並べても引けを取らないスーツは、キャリア女性たるもの、マストでおさえておきましょう。インナーにシャツ襟タイプを合わせると堅苦しいので、私はノーカラーや小ぶりタイプの襟をおすすめします。

【2】白パンツ×ブラウンニット×イエロージャケット

【2】白パンツ×ブラウンニット×イエロージャケット
パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、ネックレス(TASAKI)、時計(ピアジェ)、バッグ(HAUNT代官山/ゲストリスト〈ザンチェッティ〉)、靴(JIMMY CHOO)、ジャケット(アストラット新宿見せ〈アストラット〉)、ニット(HAUNT代官山店/ゲストリスト〈HAUNT〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ブラウンニット×ホワイトパンツのシンプルな着こなし。パステル調のイエロージャケットやブルーの靴を取り入れて、好感度の高い着こなしを心がけましょう。

白パンツ×黒ニット×黒ジャケット

白パンツ×黒ニット×黒ジャケット
パンツ・ニット・ジャケット(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、サングラス(シャネル アイウェア事業部)、バングル・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

フォックスファー付きの軽やかなジャケットに、白パンツを合わせ、ミラノマダム風のこなれたモノトーンスタイルに。

白パンツ×白ニット×白カーディガン×スカーフ

白パンツ×白ニット×白カーディガン×スカーフ
ニットカーディガン、ノースリーブニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、スカーフ(スローン)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン)、サングラス(ミラリ ジャパン〈プラダ〉)、靴(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ホワイトで上下まとめたら、襟元にポイントづくりを。ブラウン系のスカーフを細く折り、タートルネックのようにくるくると首元に巻きつけると洗練された装いがかないます。

オフィスカジュアルのワイドパンツコーデ


【1】カーキワイドパンツ×ネイビーニット

【1】カーキワイドパンツ×ネイビーニット
ニット(ブラミンク)、パンツ(Theory luxe)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、ネックレス・バングル(TASAKI)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

カーキの装いの幅を広げるネイビーとの色合わせが新鮮。ともにユニフォームカラーなので、知的できちんと感のある表情が手に入ります。アンバー(琥珀)が少々入ったような深みのあるカーキと濃紺が、こっくりと洒脱な雰囲気に。小物でパールホワイトやアイボリーカラーを差して、上品な軽やかさを演出しましょう。

【2】黒ワイドパンツ×黒ニット×グレーブルゾン

【2】黒ワイドパンツ×黒ニット×グレーブルゾン
パンツ(アオイ〈マントゥ〉)、ブルゾン(ヴァルカナイズ・ロンドン〈カール ドノヒュー〉)、ニット(ブラミンク)、ピアス・ブレスレット・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

フォーマルシーンに活用する黒ボトムこそ、何シーズンも更新しないのは野暮! 足首を意識したバランスが、今は新鮮です。

【3】グレーワイドパンツ×グレーニット×グレーコート

【3】グレーワイドパンツ×グレーニット×グレーコート
パンツ(デペッシュモード恵比寿本店〈ディウカ〉)、コート(エンフォルド)、ニット(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、ファーストール(ADORE)、ピアス・ネックレス・リング(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のパンツは上質なタスマニアウールを混紡したソフトツイル生地を使用。ハイウエストに深めのタックが新鮮です。コートのボリューム感に負けないボトムの存在感で、流れるような優雅な印象に。質感が微妙に異なる淡いグレーのグラデーションで洗練を極めましょう。

【4】白ワイドパンツ×グレーブラウス×グレーロングジレ

【4】白ワイドパンツ×グレーブラウス×グレーロングジレ
パンツ(エンフォルド)、ジレ(アオイ〈マルゴン〉)、ブラウス(キートン)、ヒロタカのピアス・マリハのリング(showroom SESSION)、バッグ(アオイ〈マウロ ゴヴェルナ〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のパンツはドレープ性に優れた暖かみあるウール素材。股上が深く、ウエストは高位置で、タックがなくすっきりしています。グリーンのラインがアクセントとなった、シアリングファーのジレとハイウエストのボトムスで、全体をロング&リーンなシルエットに。

【5】カーキワイドパンツ×ブラウス×カーキジャケット

【5】カーキワイドパンツ×ブラウス×カーキジャケット
ジャケット(HAUNT代官山/ゲストリスト〈HAUNT〉)、ブラウス(Philo〈MOUJIC〉)、パンツ(ブラミンク)、バッグ(Theory luxe〈Gianni Chiarini〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

わずかに光沢を浮かべたカジュアルな雰囲気のテーラードジャケットとセミワイドパンツを、茶系のニュアンスを含んだカーキで統一感をもたせた着こなし。グラデーションの色合わせの妙が、趣味のよさを漂わせます。やわらかなアイボリー色のブラウスで抜け感をつくるのもポイントです。

【6】グレーワイドパンツ×オレンジブラウス×ジャケット

【6】グレーワイドパンツ×オレンジブラウス×ジャケット
ジャケット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、パンツ(レリアン)、ブラウス(エストネーション)、ネックレス・ブレスレット(バーニーズ ニューヨーク〈サスキア ディアス〉)、バッグ(ジャンニ キアリーニ)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2017年

今季も引き続き流行のワイドパンツは、主役のジャケットに品よくなじむ配色をセレクト。オレンジブラウスを差し色に加えることで、スーツとは異なる、カジュアル&モードな仕事スタイルが楽しめます。

【7】白ワイドパンツ×白ブラウス×ベージュジャケット

【7】白ワイドパンツ×白ブラウス×ベージュジャケット
ジャケット(三喜商事〈イレブンティ〉)、ブラウス(アオイ〈ポール カ〉)、パンツ(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、ネックレス・バングル(TASAKI〈TASAKI〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、バッグ『PADDED BAG』(三喜商事〈ボルボネーゼ〉)  撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious9月号』小学館、2017年

こっくりとしたグレージュのバッグがジャケット×パンツのキャリアスタイルにこなれ感をもたらします。パンツで白の分量を多めにして爽やかに。

【8】黒ワイドパンツ×白ブラウス×黒コート×スカーフ

【8】黒ワイドパンツ×白ブラウス×黒コート×スカーフ
パンツ(コロネット〈グレイジェイソン ウー〉)、コート(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ブラウス(ヴァルカナイズ・ロンドン〈ゴート〉)、スカーフ(エルメスジャポン)、ピアス・リング(マルコ・ビチェゴ ジャパン〈マルコ・ビチェゴ〉)、バッグ(オンワードグローバルファッション〈マルベリー〉)、靴(ファビオ ルスコーニ六本木店〈ファビオ ルスコーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のパンツは落ち感のあるシルキーな素材ながら、センタープレス入りできりっとした雰囲気があるのも魅力です。カシミヤのダブルフェースコートを軽やかにはおって。インを白にすることで表情も華やかになります。

オフィスカジュアルのパンツに合わせたいトップス


【1】黒パンツ×白柄シャツ

【1】黒パンツ×白柄シャツ
シャツ・パンツ・ピアス・バングル(イヴ・サンローラン〈サンローランバイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious9月号』小学館、2018年

ムッシュ サンローランが愛したモロッコをイメージソースに、ベルベル人が用いる花柄をイカットプリントで表現したシャツ。体のラインをふんわりと包み込むような少しゆったりとしたシルエットのコットン生地なので、暑さの残る日も涼やかに着られます。合わせるパンツは黒でシンプルに、トライバルなムードの大ぶりのシルバージュエリーで小粋にまとめましょう。

【2】白パンツ×ライトグレーニット

【2】白パンツ×ライトグレーニット
アリュードのニット・ボルボネーゼのバッグ(三喜商事)、パンツ(オールウェイズ〈ナンバー エム〉)、チェーン・チャーム(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、バングル(ファンエンパイヤ)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/川田有二 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

エクリュのパンツでニットの愛らしさを際立たせる一方、型押しのグレージュバッグで繊細な配色にリッチなコクをプラス。ニットはなめらかな肌触りのウールカシミヤ素材。流行感のあるモックネックニットと大きなパッチポケットで絵になる一着です。

【3】グレーパンツ×グレーニット

【3】グレーパンツ×グレーニット
ストール・ニット・パンツ・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店 撮影/戸田嘉昭・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

チェックのワイドパンツ×淡いグレーのオフタートルとのメンズライクな着こなしには、マントのようにストールを使うことでしなやかな流れをプラスしましょう。モノトーンの濃淡に、カシミヤの黒とバッグのキャメルが知的なコントラストを添えてくれます。

【4】ブリックレッドパンツ×白ブラウス

【4】ブリックレッドパンツ×白ブラウス
ブラウス・パンツ(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー〉)、バングル・リング(ジョージ ジェンセン ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

すっきりとしたスタンドカラーと控えめなドレープ使いが、キャリアシーンに映えるブラウス。ブリック色のパンツで秋らしい配色を意識しつつも、シルバーのジュエリーを手元に重ね、視線が集まるところはひんやり、シャープに。ハリのあるシルクツイルにウォッシュ加工を施し、なめらかな風合いを実現しています。ほんのりブルーみを帯びた独特の白が落ち着いた印象を醸し出します。