季節の端境期に何かと頼れるレザージャケットのコーディネートを、ラグジュアリーマガジン『Precious(プレシャス)』(毎月7日発売)よりピックアップします。黒ライダースジャケットなど、革ジャンのコーディネートのお手本を13パターンご用意しました。

【目次】

レザージャケットの冬コーデ


【1】リビアナ・コンティの黒レザージャケット×グリーンワイドパンツ×黒タートルニット

【1】リビアナ・コンティ黒レザージャケット×グリーンワイドパンツ×黒タートルニット
ジャケット(リビアナ・コンティ)、ニット(トラデュイール)、パンツ(ウィークエンド マックスマーラ)、その他/スタイリスト私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

鮮やかなグリーンもたっぷりとした分量感も今年らしい、ウィークエンド マックスマーラのパンツで華やぎスタイルをアップデート。ボリュームボトムをバランスよく見せる秘訣は、ウエストを意識させること。トラデュイールの黒タートルをインにし、リビアナ・コンティの黒レザーのショート丈ブルゾンをはおってコントラストをつけると、理想のメリハリが生まれます。

【2】トラデュイールの黒レザージャケット×グレーワンピース

トラッドニュアンスをストールで効かせてこなれた華やぎエレガンス
ワンピース(ストラスブルゴ〈ハイアリン〉)、ジャケット(トラデュイール)、ストール(ドゥロワー 丸の内店〈ジョシュアエリス〉)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

レザージャケットでキリリとした辛口スパイスを添えて、キャリア感を演出。女性らしい一着が新鮮でこなれた表情に仕上がります。

【3】MOGAの黒レザージャケット×ブルーワンピース

ワンピース以外黒でまとめてファーストールをあしらえば優雅さが漂う辛口モード
ワンピース(キートン 銀座店)、ジャケット・ストール・ベルト(MOGA)、バッグ(TASAKI〈TASAKI por RELIQUIAE〉)、靴(アノア〈リビアナ・コンティ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ワンピースのやわらかなシルクとまったく異なる素材感のレザージャケットで、ハンサムさをミックス。こなれたムードが高まって、旬のバランスが完成します。

【4】ブルーガールの黒レザージャケット×柄スカート

重くなりがちな全身黒も印象的な柄を投入し軽やかさを加えて
スカート(ストラスブルゴ〈ザ ハイアリン〉)、ブルゾン(ウールン商会〈ブルーガール〉)、ニット(オルドス ファッションジャパン)、ブレスレット(showroom・SESSION〈サヤカ デイヴィス〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のスカートは起毛感のある素材が、アニマル柄をまろやかに演出。シンプルなボックスプリーツだから、応用力も高く着こなしやすいのが特徴です。インパクトのあるスカートの柄を生かすには、レザージャケットを合わせてシンプルにまとめましょう。

【5】yoshie inabaの黒レザージャケット×ネイビーワンピース

ネイビー×黒のシックな顔立ちに女らしさが香り立つ
ワンピース(ストラスブルゴ〈ハイアリン〉)、ジャケット(yoshie inaba)、サイモン アルカンタラのピアス(ストラスブルゴ)、ベルト(エリオポール銀座〈メゾン ボワネ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパンカスタマーサービス〈ポメラート〉)、バッグ(バリー 銀座店)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious11月号』小学館、2017年

ノーカラーのレザージャケットをはおって、やや辛口に仕上げたスタイル。主役のワンピースはしなやかな落ち感がエレガントなものをチョイス。ウエスト部分はゴムになっているので、着心地も抜群です。

【6】ザ ロウのレザージャケット×黒パンツ

合わせしだいで、きちんともカジュアルも自在にかなう
ラムスキンのジャケット・パンツ・バッグ・靴(コロネット〈ザ ロウ〉)、ピアス・リング(TASAKI) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

薄手のストレッチレザーが、肌と一体化するようなフィット感を実現したレザージャケット。ウエスト下にはフロントとバック、左右4か所にジップが配されており、開けるとペプラム風に早変わりします。アウター1枚をトップス感覚で着るときは、このデザインを生かして着るのがストイックになりすぎないポイントに。小物まで黒~グレーで全身をまとめたスタイルものっぺり見えないのは、ジャケットの艶が自然な立体感をもたらしているおかげです。

【7】ザ ロウの黒レザージャケット×デニムパンツ

合わせしだいで、きちんともカジュアルも自在にかなう
ラムスキンのジャケット・タンクトップ・パンツ(コロネット〈ザ ロウ〉)、ストール(チェルキ〈カングラ〉)、ピアス・リング(ジュエルズ・オブ・ストラスブルゴ〈ハム〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

カットソー×デニムというおなじみの合わせも今どきに導く、レザージャケットの実力を感じて。袖口を開け、素肌をのぞかせてラフさを加味すると、デニムのカジュアル感とちょうどいいバランスに仕上がります。

【8】アクリスのスミグレーレザージャケット×グレースカート

ニットとスカートのつなぎになるスミグレーが極上におしゃれ
ラムスキンのジャケット・ニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、スカート(ebure)、ベルト(ストラスブルゴ〈メゾン ボワネ〉)、ピアス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(ピエールアルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

こっくり深みのあるスミグレーのレザージャケットは、黒よりも優しくグレーよりもリッチな絶妙色。裏地はボンディングタッチのビスコース素材で、ラペルや折り返した袖口に軽やかなリズムをもたらしてくれます。深いグリーンのニットやシルバーアクセサリーでクール感のある色を配するのも、軽やかにバランスよく着こなす秘訣です。

【9】ラルフ ローレンのボルドーレザージャケット×黒タートルネックニット

シャープな襟やサイドのベルトモチーフが都会的な印象を演出
ラムスキンのブルゾン・ニット・パンツ(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレンコレクション〉)、ブレスレット・リング(ポメラート・ジャパン〈ポメラート〉)、ピアス/スタイリスト私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

深みのあるスエードのレザージャケット。合わせのコーディネートをネイビーでシックにまとめたら、アクセサリーもジャケットにあしらわれたメタルと同じくゴールドを重ね、艶やかなリュクス感を意識しましょう。

黒ライダースジャケットのコーデ


【1】アッパーハイツの黒ライダースジャケット×白シャツ

モノトーンカジュアルで新車レポートのための試乗&ムービー撮影へ
シャツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、靴(J.M. WESTON 青山店)、ジャケット(ゲストリスト〈アッパーハイツ〉)、パンツ(コロネット〈ヤコブ コーエン〉)、バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

黒のライダースジャケットとデニムでエッジのきいた着こなし。モノトーンスタイルの日には、印象が重たくならないようにしたいもの。チェーンバッグや、パテントローファーで、艶めきを添えましょう。

【2】アッパーハイツの黒ライダースジャケット×黒ワンピース

レザージャケットをはおって友人宅のホームパーティへ
ジャケット(ゲストリスト〈アッパーハイツ〉)、ワンピース(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、バッグ(ジョルジオ アルマーニジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

黒のライダースジャケットやスタッズ付きのパンプスで、辛口なテイストをトッピング。仕上げにファーのバッグで遊び心をオンしましょう。

【3】アストラットの黒ライダースジャケット×柄スカート

カジュアルをドレスアップするのに必要なパールの輝き
ライダースジャケット(アストラット 青山店〈アストラット〉)、ニット・スカート(ブラミンク〈ブラミンク〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、バッグに付けたブローチ(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(ストラスブルゴ〈ニナ リッチ〉)、ネックレス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/唐澤光也・宗高聡子(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2018年

黒ライダースジャケット×ジャカードスカートの甘辛ミックスのインパクトに負けないように、仕上げのネックレスアレンジで華やぎをプラス。バッグに付けたブローチ使いもセンスのいいアプローチになります。

ライダースジャケットのコーデ


【1】アッパーハイツのブラウンライダースジャケット×黒タートルネックニット

グレージュを基調にバランスよく配した黒が小粋なエレガンスを表現
ジャケット(ゲストリスト〈アッパーハイツ〉)、ニット(ブラミンク)、スカート(ebure)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー〈オリバーピープルズ〉)、バングル(ヴァンドームヤマダ〈ロバート リー モーリス〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

ライダースジャケットのインに黒のタートルニットを着て、波打つような艶をたたえたタイトスカートを合わせた装い。配色でコントラストを効かせつつも、アイテムの組み合わせでも緩急をつけると、奥行きが生まれて、おしゃれ感が倍増します。