品の良いスタイリングの定番・白ブラウスを活用したコーディネートを、ラグジュアリーマガジン『Precious(プレシャス)』(毎月7日発売)より27スタイルほどピックアップしました。白ブラウスのきれいめな着こなしや、白ブラウスと黒パンツをコーディネートするときなどの、お手本になれば幸いです。
【目次】
白ブラウスのきれいめコーデ
【1】ザ・ロウの白ブラウス×白ロングスカート
たっぷりとした布あしらいで、しなやかに揺れるブラウス。腰位置で、ていねいにひだを折り重ねた存在感のあるロングスカート。夜のパーティへの装いに、これ以上ないくらい華やいだ装いです。
【2】マックスマーラの白ブラウス×白スカート×白コート
肌にしっとりと吸い付く、アルパカ・ウールのホワイトコートは、これ以上ないほどの品格が漂います。シルクブラウスやウールのスカートも同トーンの白でまとめて、冬に映えるクリーミー配色を実現。ベージュのクラッチバッグを添えれば、さらに上品にまとまります。
【3】J&M デヴィッドソンの白ブラウス×レザースカート×コート
女性らしい品格の漂うバッグを主役に。レザースカートが、エレガントなトップスを引き立てつつ、モダンな印象へと導いてくれます。
【4】ジョルジオ アルマーニの白ブラウス×黒ジャケット
こなれ感だけでなく、エレガントな雰囲気も備わっている白ブラウス。ジャケットに合わせて、クロップドパンツやフラット靴できれいめに仕上げる着こなしがおすすめです。
【5】ブルネロ クチネリの白ブラウス×グレージュベビーラムコート
ラグランスリーブが女性らしい丸みのあるショルダーラインのコートのインナーには、上品な白ブラウスをセレクト。胸元のスリットがおしゃれポイントになっています。
【6】ヴァレンティノの白ブラウス×パステルイエローコート
主張しない白ブラウスには、まるでファーのような光沢のあるシャギーパイルを実現したまろやかなイエローコートを。裏地なしの一枚仕立てで、裾の両サイドを長くしたアシンメトリーヘムが軽快なモード感を演出します。
【7】レ・コパンの白ブラウス×淡いグレージュジレ
淡いグレージュのロングジレは、着心地のいいカシミヤジャージー。同色の細身パンツを合わせれば、セットアップ風の着こなしが完成。インナーをハリのあるコットン100%の白ブラウスにすることで、緊張感が生まれ、よりシャープな印象になります。オレンジは、バッグの部分使いで、最小限にぴりっと効かせて!
【8】ミカコ ナカムラの白ブラウス×パステル調シルクスカーフ
白ブラウスは、華やかな場を訪れるときの定番。顔周りを明るく照らす、パウダーブルーのスカーフをネックレス代わりにひと巻きするとさらに◎。片方が長くなるように結ぶと、上半身をすっきり見せる効果もあります。
【9】ミカコ ナカムラの白ブラウス×イエロー靴
清楚な白のブラウスには、ロイヤルブルーのバッグやカナリアイエローの靴で楽しげに。バッグのハンドルには、ブルートーンのスカーフを巻いて、チャーミングなあしらいを添えましょう。
【10】ドゥロワーの白ブラウス×グリーンパンツ
深いグリーンの大人色パンツが、白のシルクのブラウスの甘さを程よく抑え、エレガントな印象に。
【11】ADOREの白ブラウス×ネイビーワイドパンツ
白ブラウスはボトムインして、ウエスト位置を明確に。パンツは太いベルト幅に白いボタンが印象的。深いタック入りで、ハイウエストに仕立てられたエレガントなデザインです。
【12】ヴァレンティノの白ブラウス×ゴールドウィッチ
ボリュームある白のシルクブラウスは、ゆるりと結んだボウタイ、優雅な袖口など甘さの香るディテールに触発されて、穏やかな気持ちにしてくれます。
白ブラウスと黒パンツのコーデ
【1】サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロの白ブラウス×黒パンツ×黒ジャケット
サンローランらしい、モノトーンのマニッシュなジャケットコーディネート。収納力があるのにモードな顔立ちのラージサイズの黒バッグを合わせたお仕事スタイルです。バッグのロゴ付きフラップは、実はポケットに差し込まれたフラットポーチ。
【2】ジョルジオ アルマーニの白ブラウス×黒パンツ
バルーンスリーブが空気をはらみ、動きに合わせて裾が揺れる優美な印象の白ブラウス。そのぶん、ボトルネックや手首に沿うカフ、細身の身幅で全体にメリハリをつけているため、スタイルがよく見えるのも、このブラウスの美点です。スウィングピアスが繊細な女らしさを盛り上げます。
【3】ディオールの白ブラウス×黒チェックパンツ
白のシアーブラウスのフェミニンさも、チェック柄パンツのマニッシュさも受け止めてくれる、ヴァージンウールのフェルト生地を使ったダブルブレストコートで、品よくまとめ上げる懐の深さが魅力のコーデです。凝った意匠のチェーン使いが特徴のキルティングバッグをポイントに。
【4】ヌメロ ヴェントゥーノの白ブラウス×黒クロップドパンツ
レディライクな白のボウブラウスにクロップドパンツ、というデイリースタイルにもスモーキングジャケットは相性抜群。きちんと感と艶やかさの絶妙バランスで印象的なスタイルに仕上げましょう。
【5】フェンディの白ブラウス×黒パンツ
主役の白ブラウスはしっとりとしたシルク素材。ボウタイは後ろになびかせても、前で結んでもよい2WAYデザインです。袖口にはたっぷりのフリルをあしらって。きりっとした黒いパンツとピンヒールで闊歩する軽快なスタイリング。歩くたびに揺れ動く、袖口のフリルやボウタイが優美なフォルムを描き出します。
【6】ゴートの白ブラウス×黒ワイドパンツ
主役の黒パンツは落ち感のあるシルキーな素材ながら、センタープレス入りできりっとした雰囲気も。カシミヤのダブルフェースコートを軽やかにはおって。インを白のブラウスにすることで表情も華やかになります。
白ブラウスのオフィスコーデ
【1】フェンディの白ブラウス×グレースカート
たおやかなボートネックのブラウスと、ロングスカートの組み合わせ。トラペーズフォルムのミニバッグを、ショルダーストラップでカスタマイズした最旬スタイル。
【2】バルバの白ブラウス×黒パンツ×グレージャケット
伸縮性のあるソフトジャケットにヒモで調整するイージーパンツとの組み合わせ。きちんと感がありながら、実は楽ちんという優れものです。移動中疲れる格好はしたくなても、機内でクライアントと偶然乗り合わせることもあるので、やはりきちんとした印象は欲しいところ。ドレスコードがビジネスカジュアルなら、こんな格好がぴったりです。
【3】ポロ ラルフ ローレンの白ブラウス×黒タイトスカート
ボリュームたっぷりのそでと、カフスのエレガントさで白ブラウスも存在感抜群。きりっとした細身のタイトスカートが素敵。
【4】リビアナ・コンティの白ブラウス×ベージュコート
柄もグラデーションに味わいを生むので、白ブラウスはコートの襟元にさりげなくのぞかせて小粋に。スカートにはモカグレージュを合わせて、温もりのある女らしさを目指しましょう。こうして異なるニュアンスを合わせるときに、役に立つのが白。ブラウスを白にするだけで、さまざまな色がすっきりと整理され、絶妙なグラデーションに変わるから不思議です。
【5】ドルチェ&ガッバーナの白ブラウス×黒コート
コートのフロントを開けて白ブラウスを強調。仕立てがいいからこそ、着こなす楽しみが広がるアウターを合わせるのが◎です。
【6】Theory luxeの白ブラウス×淡色ファーコート
白のブラウスに合わせたのは、淡いきれい色に使われる上質カシミヤ特有のなめらかな肌触りを、ふっくらとしたファーの感触とともに贅沢に味わえる、至福のコートです。
【7】ヴェネッサ シュワードの白ブラウス×黒スカート
ホワイトのハイネックブラウスは、白シャツにも似た、クリーンな印象が魅力です。ブラウスに合わせたツイードのセットアップは、フォーマルさもありつつ、リボンベルトやアシンメトリーな裾に遊びが光ります。コントラストが強いからこそ、ふんわりとしたミンクファーのバッグで優しげなオーラを。
【8】フェンディの白ブラウス×白パンツ
黒ジャケットと白ブラウスを交互に配し、メリハリのリズムを強調するのがポイントのコーデ。ボトムには思いきりボリュームのあるフレアを! そして、トップスはシャープなテーラードできりっと引き締めます。
【9】リビアナ・コンティの白ブラウス×グレージャケット
飾らないデザインの白ブラウスには、辛口ゴールドのチェーンと甘いハートを、ボリューム感をそろえて重ねづけ。テイストにとらわれない自由さが、大人の余裕を感じさせます。