【目次】
「3つのルール」を守れば、快適に過ごせる!
気温8度の日の服装は?
気温8度は、11月後半の朝晩くらいの温度(11月後半の1日における最低気温は平均7.8度)。肌寒さがしみじみ感じられ、冬の到来を実感する時期です。ちなみに1~2月における1日の最高気温は、平均10度~12度前後。「気温8度」は、真冬の日中より寒く、お出かけには厚手の「冬コート」(ウールコートやダウンコート)が無難です。
ただし1日の中でも寒暖差があるので、その日の最低気温と最高気温をしっかりチェックしましょう。たとえば11月後半は、最高気温が15度前後まで上がる日もあり、日中のお出かけだけなら「軽アウター(トレンチコートやジャケットなど)」でも充分乗り切れます。
守るべき3つのルール
【1】「冬コート」が無難
【2】日中のお出かけだけなら「軽アウター」でOK
【3】インナーは「ニット」など、あたたかなトップスで防寒
アウターを主役にした服装
いずれにせよこの日は、アウターがコーデの主役になります。コートの着こなしで頭を悩ませるのが、インナーとのバランス。そこでこの記事ではコートの丈別に、それぞれパンツ、スカートと合わせた、おすすめコーデをご紹介します。コンパクトでどんなボトムスとも合う「ショート丈」のコートはじめ、難しいイメージのある「ロングコート」も。たとえば一見上級者向けに見える、ミドル~ロング丈のコート+スカートの組み合わせも、丈感の合うもの(コートからはみ出す分量が多すぎない方が無難)、あるいはタイトなシルエットのスカートを選べば、違和感なくまとまります。
『冬コート』の着こなし
【ショート丈のコート】+パンツ
手に持つアクセサリー、そんな表現がぴったり!
ビジュー付きでもポップな遊び心があるバッグは、夜より昼のイメージで。定番デニムスタイルに合わせ、デイリースタイルを更新!
リッチなファー使いが光る、品のよいブラウントーンで大人のスポーツスタイルに
スキーなど、休日にスノースポーツをする際に活躍するのが、ヘルノのアウター。エレガントなラインなので、品よく見えるのもうれしい点。ブラミンクのニットパンツや、ムートンブーツで足元の寒さ対策もしっかりと。セリーヌのボトルネックニットとボトムの色を淡いトーンでつなげて、ダウンコートのスタイルをさらにすっきり見せるひと工夫を。ルイ・ヴィトンのファーストールは、シックカラーの着こなしを華やげるパワーに満ちて。ホテルの食事の際などに、サッと肩にかけることもできる、旅に便利なアイテムです。
【ショート丈のコート】+スカート
ショート丈ダウン×ロングスカートのすっきり縦長黒コーデ
上半身をコンパクトに見せながらも視線を上に集めるショート丈ダウンは、上質なカシミア生地を使用したリッチな一着。細身シルエットのロングスカート&ロングブーツを合わせれば、もたつき感のないシャープな縦長シルエットの着こなしに。
【ミドル丈のコート】+パンツ
ラフになりがちな休日カジュアルもジャケットコートなら上品。グレーニット×デニムという一見地味な着こなしも、白のニットマフラーを加えれば、華やぎを帯びてくるから不思議。
バッグのリッチなブラウンが映えるオールブラックの装い。
黒タートルニットとレザー入りのガウンコートに白パンツを合わせた、モノトーンのシンプルシックなパンツスタイル。プレシャスレザーのバッグとファーストールの立体的な素材感で、リッチな華やかさをプラス。
赤と黒の、どちらを表にしてもロゴのメタルプレートが映えるショルダーストラップは、プレイフルな魅力が満載!
ピンク色を加えたら女力も洗練度もアップして断然、エレガント!
マニッシュなジャケットコートに、爽やかなオフホワイトのスティックパンツで、すっきりとした縦シルエットを強調。トップスには、顔周りを華やかに彩るピンクのニットを選んで、好感度アップを図りたい。
気品漂う濃密なパープルがコクと深みを授ける端正なスポーティカジュアル
グレージュと合わせの色の差をはっきりと分けることで、互いの魅力が高まり合うコントラスト配色。定番のシックカラーから、冬の街並みに映える旬のきれい色まで網羅した配色テクニックが、リッチでいきいきとしたカジュアルスタイルへと導きます。グレージュの着こなしを今どきに更新する、錆びない配色センスを手に入れましょう!
ブランケット感覚の暖かさと存在感で冬ならではの着映えを堪能
インナーは縦のラインを強調するネイビーで統一。グレージュとのメリハリを効かせる配色ワザで、キリッと辛口なカジュアルが完成。さらにミドルグレーのニットストールを広げて肩がけすれば、色使いに奥行きが生まれ、ぐっとこなれた印象に。
甘さのあるコートを端正なネイビーパンツでキリッとクールに!
スティックパンツはウールの混紡素材を採用したストレッチタイプ。エレガントなセンタープリーツ入り。
フェミニンなコートのボリューム感を最大限に生かすなら、すっと伸びた脚を強調するスティックパンツが好相性。
トラッドの着こなしはスヌードのあしらいで女らしさを加味
グレージュコートはノーブルな印象が強いので、たとえマニッシュなチェック柄パンツを合わせても、抵抗なく取り入れやすそう。さらに艶やかなミンクファーのスヌードを襟元に添えれば、女らしさもプラス。ファースヌードのニュアンスのある質感を強調するため、トップスはハイゲージのシンプルニットを合わせるのがコツです。
【ミドル丈のコート】+膝丈スカート
「サイドジップブーツ」はカジュアルなローゲージニットで肩の力の抜けたかっこよさを!
このブーツを象徴するのは、斜めに走るシルバーのジップ。それにリンクするように、中央に大きめの引き手が付いたジップタイトを合わせます。ドレープを描きつつ体にフィットする細身のラインをカバーするように、トップスはローゲージのタートルニットを。カジュアルな抜け感とクールフェミニンな足元が、今らしいバランスを生み出します。
リッチなキャメルのコートが映える、ブラウン系のワントーンコーディネート
キャメル、ブラウン、カーキの茶系トーンで着こなし全体をシックにまとめて。肌ざわりのいいカシミア混ウール一枚仕立てのコートは、フロントをカギホックで留めるノーボタンタイプ。シンプルな着こなしのアクセントに迫力のある小物は必須。首元には柄スカーフをあしらい、バッグは大ぶりサイズを選んでかっこよく!
大判シルクカシミアの軽やかなボリューム感がリッチなアクセントに
ヘアカーフ素材の黒タイト×グレージュコート。それをつなぎ、エレガントに導くのがモノトーンスカーフ。首周りにふんわりとボリュームをもたせた巻き方で、視線を上に。
甘く女性らしい装いも知的配色で新鮮かつ都会的な雰囲気へシフト
いつもなら黒を合わせていたところを、ノーブルなネイビーにチェンジ。キャメルと組み合わせると、最旬の気分と女らしさが生まれる。
【ミドル丈のコート】+ロングタイト
暖色系同士のキャメル×マスタードイエローは、優美な余韻を与える大人配色。コートはガウンのように着こなし、リラクシングなサイズ感を堪能。
【ミドル丈のコート】+フレアスカート
女らしいオリーブグリーンのプリーツスカートも、キャメルコートを合わせれば、ぐっとモダンに。
ふんわり甘いスカートには、丸みのあるノーカラーコートが好相性
上品なライトベージュが魅力のノーカラーコートは、わずかにコクーンシルエットを描くウール×ナイロン混紡の一枚仕立て。ベージュのレース素材が温かみのある華やかさを醸し出すスカートの女性らしさを、程よく引き立てます。ファーストールでリッチなアクセントも添えて。
【ロング丈のコート】+パンツ
定番ダッフルコートとスニーカーのパンツスタイルは、アクティブに過ごす休日に
ヘリンボーン柄のウールパイル地を使ったダッフルコートは、白のボタンとトグルがスポーティな印象。インのニットとパンツはダークカラーでシャープにまとめ、バッグとスニーカーで白をつなげればバランスのいい着こなしが完成します。
ムートンコートと大判ストールの合わせ技で、アクティブな日の寒さ対策を施した、ベージュグラデ×濃グレーの細身パンツコーディネート。ストールは大判サイズでも素材がしなやかなので、きゅっと巻けるのがうれしいポイントです。
ネイビーをトラッドに着こなす王道スタイルで贅沢なコートを堪能
カシミア・フリースのしっとりとしなやかなテクスチャーで、未体験の着心地!ノーブルなムードに満ちた、オーセンティックなパンツスタイルを、ハイクラスのミラノマダム風に着こなして。バケットバッグやストールで、旬のブラウンを差し色にした配色テクニックも、今らしさにつながる。
ザ ロウのコートは艶のあるカシミヤが美しく、軽やかなのに温もり感も抜群で、袖を通すたびに幸せな気分に。コートに存在感があるので、インはバンフォード のカシミヤニットとフレームデニムのボトムを選び、シンプルに徹しましょう。
パンツ×フラット靴のアクティブスタイルには、ジャケット感覚のチェスターコートを
カシミア混ウールのダブルフェースコートは、オフホワイトにルーレックス糸を織り込んでいるため、ほのかな輝きを発する一枚。マニッシュなチェック柄パンツにフラットシューズを合わせた、アクティブな装いとも相性抜群。ジャケット感覚でさらりとはおるのが素敵です。
【ロング丈のコート】+パンツ:ベルトで腰の位置を高く見せる
ニュアンス配色のカシミアストール
背筋を正して臨みたい日には、グラデーションカラーで品格あふれる装いに。カシミアストールをガウンコートの襟元にキュッと収めて。仕上げの小物もベージュで統一。
聡明なムードを醸す黒に近いダークネイビー
黒に近いダークネイビーのコートを、グレー配色の知的なトラッドテイストで品よくまとめたコーディネート。ローファーや手袋の艶のあるレザーがマニッシュ感を演出しています。
【ロング丈のコート】+ワイドパンツ
上質なブランケットを思わせる、ソフトな起毛感のあるグレンチェック柄の生地をリバー仕立てにしたイタリア製素材のコートを主役にした、ワイドパンツコーデ。寒い日にこそ実感する、ふわふわのコートの温もりに包まれる幸せ…。ファーのバッグやスエードのショートブーツなどの同系色・異素材小物をふんだんに取り入れて、グレージュに奥行きを与えましょう。
濃厚なチョコブラウンに加えた赤みブラウンの色ずれが粋
すべてを濃厚なチョコレート色に統一しつつも、パンツには赤みのあるブラウン、バッグはナチュラルと、同じブラウン系で色をずらしていることに注目。ダークなアウターには、インナーを白にして抜け感を出したいところですが、コートと同色でなじませると、こんなにも大人っぽく決まることを発見!
【ロング丈のコート】+スカート
発色の美しいセージグリーンのトレンチ
目面(めづら)の美しい、なめらかなウールメルトン生地のカーキのトレンチコート。淡いカーキのニットにベージュのスカート、茶系のハンサムシューズと、アースカラーをグラデーションさせた曖昧カラーで、美しく凛とした雰囲気に。
黒に頼ればこんなに簡単!"濃密ワントーンのエントリースタイル
濃密ワントーンにトライするとき、まずおすすめなのが、全身をグレーで統一しつつ、ポイントに黒を効かせるテクニック。小物だけでなく、カシミアダブルフェースコートで黒をのぞかせるのが、上級なおしゃれの証。
ピンクベージュのドレープが印象づけるナチュラルなエレガンス
上品な輝きを放つ甘いベージュと、しなやかなAラインシルエットが魅力のスカート。淡色グラデーションでまとめるときは、トレンドの光沢素材を加えると、より表情が豊かになって効果的です。
日中のお出かけに…『軽アウター』のコーデ
【ジャケット】+パンツ
デニムスタイルもゴージャスなジャケットで女らしさと抜け感を演出
主役のジャケットはウエストを程よくシェイプした、小気味のよいシルエット。光沢のあるサテンを効かせた王道のデザイン。大人のデニムスタイルに格をもたらす、「スモーキングジャケット」の迫力。シルバーなどのクールな輝きを添えれば、華やいだ場にふさわしいスタイルが完成。
ハンサムな女らしさをかなえる、濃色ブラックデニム
きれいめのブラックデニムは、トラッドが香るジャケットと合わせて、端正なスタイルに。ビターな黒が辛口おしゃれに導き、カットオフのすそデザインが足元に程よい抜け感をもたらします。
【ジャケット】+スカート
グレンチェックのロングジャケットに、オフ白のタートルネックニットを合わせ、バッグにだけ色を添えた着こなし。マリンパンツ×白スニーカーというシンプルなカジュアルに、マニッシュなコートで知的な味付けを。
【ブルゾン】+パンツ
黒ボトムで引き締めてスポーティシックを演出
光沢ベージュに、黒のとろみパンツで艶やかな女らしさを引き出しながら、スポーティシックなコーディネートに。顔周りは白で明るく照らして、差し色は、小さくピリリと効かせるのがコツ。
【ブルゾン】+スカート
ホワイト~グレーのグラデーションで澄んだ上品配色にやわらかな奥行きを
ゴールドベージュのテントラインジャケットから着想し、日差しに映える明るいカラートーンでまとめて。ライトグレーのニットから靴に向かって自然に濃くなるグレーグラデーションで、Ⅰラインを構築。さらにパールネックレスと白のバッグで、全体の印象を品よくトーンアップ。やわらかな色調のなかに、リッチな陰影が生まれて、印象的な品格スタイルに。
カジュアルなアウターをセンスよく着こなすコツは、メンズらしさとフェミニンの調和!
ビシッと決めたジャケパンにあえてラフなミリタリーブルゾンを重ねるところがオシャレ。程よくボディにフィットするニットのタイトスカートを合わせて、きちんと感とキレのある女らしさをアピール。白シャツの襟でキリッと引き締めて。小紋柄スカーフとの合わせワザでかっこよさが実現。色はシックトーンに抑えつつ、ボトムと小物で女らしい華やぎをプラス。
【ライダーズ】+パンツ
ライダースジャケットの印象を色落ちデニムがやわらげる
ウォッシュ加工が施されたデニムは、立体的に見える陰影がついているぶん、脚がほっそり見えるのが魅力。黒のタートルネックニットで全体を引き締めましょう。
【ライダース】+スカート
リラックス感もモード感も同時にかなえたい、そんなシチュエーションには、ライダースのかっこよさとマキシワンピースのしなやかさを組み合わせた、上級スタイルで。あえて色を抑えた、辛口の大人っぽさが狙いです。
【マウンテンパーカー】+パンツ
防水、防風、汗の発散にすぐれたヘルノのハイテク素材を使ったフーデットコートに、チノパンやパーカを合わせ、全身を淡いベージュ系でまとめた、育ちのよさが伝わる休日カジュアルスタイル。リュックを背負って、公園へお出かけ!
着こなしのヒントはおしゃれな伊達男たちの小粋なテクニック
カジュアル巧者の女性たちの間で、いつも話題になるのは、イタリア伊達男たちの着こなしセンス。特に「スポーツアウター」は、洒脱な彼らの真骨頂。肩の力の抜けた着くずしや、シックな色を印象的に見せる配色の巧さは、ぜひお手本にしたいところです。 たとえば、フード付き「モッズコート」の場合。そのままでは地味で武骨な印象です。そこで鮮やかなグリーンをポンと投入。この派手かな?と思うくらいの差し色が、ジュエリー以上の効果をもたらし、軽妙さを演出するのです。
【トレンチコート】+パンツ
澄んだ洗練が香るベージュ×白の配色で、カジュアルスタイルにクラス感を加えて。前を開けても端正なトレンチコートに、白でまとめたトップス+程よいゆとりのあるパンツのⅠラインで、抜け感をプラス。
クリーンな配色で着こなす優美なネイビートレンチ
ネイビー×白の清潔感あふれるカラーリングをベースに、ペールピンクのハイゲージニットで春らしいムードを感じさせて。胸元のVゾーンに添えたコスチュームパールのネックレスが、着こなしの盛り上げ役に。
【トレンチコート】+スカート
艶&パイソンで迫力を加えた洗練のグレージュ・グラデーション
「前職の上司から譲り受けたバーバリーのヴィンテージのトレンチは、今でも愛用しています。長めの丈、なんともいえないグレージュカラーが絶妙。光沢素材スカートや編み地に表情のあるインナーを合わせて、イタリアンマダムのような、ベーシックに見えて、実はモードに攻めているスタイリングを目指します」本田美奈子さん〈PRマーケティング&コンサルティング会社 LYDIA代表〉
ネイビー×白の知的な着こなしにはパープル靴で女力を!
好感度の高いネイビー×白の着こなしを、パープルの靴で外してより印象的に。
ネイビー×ベージュを艶めきプリーツで繊細かつ優雅に一新!
ハリのあるネイビーのコートは、だれからも愛される上品さが魅力。学生風にならないように、艶や動きのある華アイテムを合わせて。すそフリンジのトップスと艶めくプリーツスカートで知的なネイビー×ベージュを優美に演出。