華やぎシーンで、どう自分らしく、今っぽく装うべき? そう思いを巡らせるている人は多いはず。そこで、大人の女性たちの参考にと、ラグジュアリーファッション誌『Precious』で活躍する4人のスタイリストが自分流のスタイルを教えてくれました。

Preciousスタイリスト4人が公開! 「この冬の私的華やぎルール」

■1:大西真理子さん
「テイストミックスをベースに、今年らしさをトッピング」

大西さんの華やぎスタイルは辛口シンプルがベース。「いつも基本は、頑張りすぎないテイストミックスです」と、大西さん。「パンツスタイルだけどエレガント、スポーティーだけど女らしい…というような、奥行きのある着こなしが好きなんです」。

そんな王道のマイルールにも、今のトッピングは欠かせません。「分量感のあるボトムを選ぶことが多いこの冬は、ウエストマークを心がけています」。この両軸から、「今日、なんだか素敵!」と感じさせる、こなれた華やぎスタイルが生まれるのです。

鮮やかなグリーンのワイドパンツが主役。黒を今年らしく華やがせて

ジャケット(リビアナ・コンティ)、ニット(トラデュイール)、パンツ(ウィークエンド マックスマーラ)、その他/スタイリスト私物  撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ジャケット(リビアナ・コンティ)、ニット(トラデュイール)、パンツ(ウィークエンド マックスマーラ)、その他/スタイリスト私物  撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

鮮やかなグリーンもたっぷりとした分量感も今年らしい、ウィークエンド マックスマーラのパンツで華やぎスタイルをアップデート。ボリュームボトムをバランスよく見せる秘訣は、ウエストを意識させること。トラデュイールの黒タートルをインにし、リビアナ・コンティの黒レザーのショート丈ブルゾンをはおってコントラストをつけると、理想のメリハリが生まれます。

Point:きれい色をボトムで大胆に

着るだけで華やかになる鮮やか色。実は顔から離れたボトムだと、冒険もしやすいのです。

煌めきをまとったジョグパンツなら、休日のナイトアウトにぴったり

すべて私物
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しなやかなグレーのジャケットとビーズ刺しゅうが施されたパンツは、ブルネロ クチネリ。「着心地がよく、長時間着ても疲れ知らずのジョグパンツは、リラックスしながらも華やぎたい日にぴったりです」。艶めくネックレスとバッグで光沢感を加えたら、足元は黒のショートブーツでスッキリと。この「盛りすぎない小物使い」も、老けない、コンサバにならない秘訣です。

Point:ウエストマークをポイントに

きちんと感や知的さもプラスする、ウエストマーク。今の気分を加える要素にもなってくれます。

■2:押田比呂美さん
「 華やかさとリラックス感をブレンドした装いで」

「大人の華やぎスタイルは、優雅さとリラックス感のバランスが大切」と、押田さん。着こなしを考えるとき、まず訪れる場所を思い浮かべ、シーンを想像して決めるのだそう。

例えば、大好きなバレエ公演を観に行くときなら、「おしゃれした人々が集うホールでは遊び心のあるファーのストールをまといラグジュアリーに、着席したらバレエに没頭できるようなリラックスした着心地のニットのアンサンブルだけに…と」。光沢のある小物を効かせて華やぎ感を調整するのも、重要なポイントです。

小物力で実現する! 肩ひじ張らないのに、エレガントな着こなし

すべて私物
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体に心地よく寄り添い、女らしくて動きやすいリビアナ・コンティのグレーニットのセットアップは、大人の極上シンプル。「上質でシックなアイテムに、小物で華やぎ感を加える着こなしが好きです」。お気に入りのプラダのファーストールとボッテガ・ヴェネタの光沢バッグ、ジミー チュウのスタッズ付きブーツで、優しいトーンながら華やかな迫力のある着こなしに仕上げています。

Point:着脱楽々なファーストールを

押田さん愛用のプラダのファーストールは、リュクスな遊び心のあるデザインが魅力です。

「この冬は、さまざまにクールな光を効かせるのが気分です」

  • カルティエの「パンテール」
    豊潤な光を放つダイヤモンド時計は押田さんの相棒のようなもの。「ひとつ加えるだけで、理想の華やぎスタイルになるのです」私物
  • TASAKIのグレーパール
    2本のパールネックレスそれぞれでも、1本につなげて長くしても楽しめる逸品。「光沢のあるグレーの光で気品が加わります」私物
  • フェンディの「セレリア」
    端正なフォルムが美しい名品バッグも、今年ならシルバーを。「奥行きのあるモダンな輝きが、個性も添えてくれます」私物

■3:髙橋リタさん
「ブラックドレス+ビジューライクな靴&バッグが定番です」

「知的で、気品と清潔感がある、という私のおしゃれの3大モットーは、華やぎスタイルを考えるときも大前提」と、リタさん。

その3つをかなえる鉄板が、ブラックドレス+ビジューライクな靴&バッグです。あえて大ぶりのピアスやネックレスは身につけず、リュクスな華やぎ感は靴とバッグで加えるのがリタさんの流儀。「ドレスアップシーンでも、気合いを入れすぎないようにしています。例えば華のあるブラックドレスの日も、足元はフラットシューズではずして…というバランスが重要」。

甘さのあるリズミカルなブラックドレスを主役に、この冬の華やぎスタイルを

すべて私物
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甘めのフリルディテールが華やぎ感を高めるヴァレンティノのブラックドレスで、「すっと背筋が伸びるような場面にも映える着こなしを」。足元は、大きめビジューがポイントのフラットシューズマノロ ブラニクの「ハンギシ」。ミニバッグもマノロ ブラニクを。オーラのある小物を効かせることで、モノトーンをドラマティックに仕上げています。

Point:フラットではずし、盛りすぎない

ドレスアップのときも基本はフラットシューズ。エレガントすぎない足元を演出できます。

「華やぎ感は主にバッグ&靴でプラスします」

  • ロジェ ヴィヴィエのバッグ
    フォルムも色使いも絶妙なロジェのミニクラッチ。「持つだけで気分が上がる小さめバッグは、出合うたび、手に入れたくなります」私物
  • クリスチャン ルブタンの靴
    甲の部分にスタッズがあしらわれたバックストラップパンプスは、辛口なのに華やか。「モダンな雰囲気をもたらすのが好みです」私物
  • 手元を彩るカルティエ
    「大ぶりのアクセサリーはつけない主義」のリタさん。手元には「シンプルでリッチなニュアンスを醸し出す」カルティエの上質な煌きを。私物

■4:白井艶美さん
「メイクもチェンジして、シックだけど華やかさのある着こなしを」

小柄ながら、キレ味のいいチャーミングな華やぎスタイルがスタッフの間でも評判の白井さん。今気になるのが、グレージュベースの着こなしとか。「目上の方が集まる忘年会、レセプション…といったそれぞれの場で、自分自身が恥ずかしくない着こなしでいることが大切。

最近は、リップをひと塗りしたり、アイメイクをしっかりめにしたりと…洋服だけでなく、トータルで考えるようにしています」。メイクも重要な着こなしの要素! 自分らしい華やぎスタイルは、全身トータルで生まれるのです。

素材感と色、光を重ねて豊潤に! 洗練オーラの漂うグレージュの装い

すべて私物
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ドレープが美しいランバンのグレージュワンピースには、ジャンニ・キアリーニのバッグやフィリップ オーディベール&ヴィンテージのブレスレット、セルジオ ロッシのパンプスで鈍い輝きのシルバーをグラデーションで添えて。「このグレージュの着こなし、実は少し日焼けした肌のほうが似合います。洋服の組み合わせはもちろん、そんな肌感とのマッチングも重要ですね」。

Point:シルバーを重ねて奥行きのある輝きを

バッグ、ファーストール、ブレスレット…異なるシルバーの彩りが装いの奥行きを深めて。

シャイニーな華やぎパンツを主役にして、大人が着映えるドレスアップ

すべて私物
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ドリス ヴァン ノッテンのジャカードパンツから発想した着こなしは「日中、仕事がある日のイベントに参加する際に重宝」。このパンツの美しさを際立てるよう、トップスはハイアリンの黒ブラウス、バッグと靴も黒ベースで統一して。疲れが出ないように…と選ぶフラットシューズも、エルメスのビジューの付いた一足のようにデザイン性が高いものを選ぶのが、白井さん流です。

Point:アクセサリー感覚でチェーンバッグを

ポリッシュタイプのシルバーチェーンは、華やぎ効果も抜群! 着こなしのアクセントに。


4人のスタイリストそれぞれが、自分なりの「おしゃれルール」をもっていることがよくわかりました。パーティーなどの華やいだシーンが増えるこれからの季節。おしゃれスタイリストのルールを参考に、華やぎスタイルを楽しんでください!

PHOTO :
佐藤 彩
EDIT&WRITING :
川村有布子、遠藤智子(Precious)