ちょっとしたおかずとして重宝するサバ缶。今やサバ缶も進化しており、かなり高級志向になってきています。中でも、注目を集める「No.38」というオシャレでラグジュアリーな装いのサバ缶をご紹介。その特徴とこだわりから、高級サバ缶の条件を探ってみました。

缶詰ブームを牽引する「No.38」とは?「高級すぎるサバ缶」の美味しい秘密

「No.38」のネーミングの由来

No.38 珠玉の3缶セット ¥3,780(税込)
No.38 珠玉の3缶セット ¥3,780(税込)

「No.38(ナンバー・サーティエイト)」は、大阪市西区の広告制作会社アバランチが開発したサバ缶ブランド。1缶1,296円と、まさに“高級サバ缶”と呼ぶのにふさわしい価格と内容になっています。

まずは、アバランチのNo.38プロジェクト室 全体統括の芋生(いもう)さんに、「No.38」のネーミングの意味について教えていただきました。

「人それぞれが持つテーマ曲“ナンバー”のように身近な存在で居たいという思いを『No.(ナンバー)』に。そして大切な素材“サバ”を数字の『38』で表記することで、世界中の方に覚えていただけるようにしました。いつかは日本から世界中へ届けたいというブランドミッションを込めています」(芋生さん)

No.38 の 3 種のサバ缶の違いは?

No.38には、コショウ、ガーリック、カレーの3つの味があります。それぞれの違いについて芋生さんに解説いただきました。

■1:「TRIPLE MIX PEPPER」三種の厳選胡椒仕立て

No.38 三種の厳選胡椒仕立て ¥1,296(税込)
No.38 三種の厳選胡椒仕立て ¥1,296(税込)

「黒胡椒、白胡椒、グリーンペッパーをバランス良く調合し、ピリッとアクセントの効いた味に整えました。 弊社サイトでも一番人気の商品です」(芋生さん)

■2:「CHILI AND GARLIC」辛味引き立つガーリックオイル仕立て

No.38 辛味引き立つガーリックオイル仕立て ¥1,296(税込)
No.38 辛味引き立つガーリックオイル仕立て ¥1,296(税込)

「辛味と旨味が染み込んだガーリックオイルと唐辛子の絶妙な味わい。 ガーリックが効いた味付けは、アクアパッツアなどにアレンジして召し上がっていただいても飽きのこない味わいです」(芋生さん)

■3:「SPICY RICH CURRY」スパイス香る芳醇カレー仕立て

No.38 スパイス香る芳醇カレー仕立て ¥1,296(税込)
No.38 スパイス香る芳醇カレー仕立て ¥1,296(税込)

「玉ねぎのみじん切りを丁寧に炒めたものに、スパイスを入れることで、芳醇なカレー仕立てを再現いたしました。 玉ねぎ、生姜とすりおろしにんにく、スパイスを炒めた風味がクセになる味わいです」(芋生さん)

高級サバ缶の5つの条件

ところで、No.38 のサバ缶いずれも普通のサバ缶とは異なるこだわりと共に、高級感を感じます。その高級サバ缶としてのこだわりや条件を芋生さんに5つ挙げていただきました。

■1:手間暇かかる手作業で行う調理工程

「通常のサバ缶は機械作業ですが、私たちの目指すサバ缶は手間のかかる手作業でしか再現できませんでした。切り身をカットし、缶に綺麗に詰める工程、あく抜き作業や多くの調味料の注入など、すべて手作業で行っております。複雑な調理工程を経ることで、サバ缶特有のくさみがなく、本来のサバの風味を味わっていただけます」(芋生さん)

■2:サバの素材を生かす加熱工程

「加熱工程は大量ロットでは調整しきれない温度調整を行っております。加熱は2回行われるのですが、1回目に一気に過熱しないことで身をやわらかくほぐし、2回目は素材を生かした綺麗な白身を保つことを実現しています。そうすることで、ふっくらとしたサバ本来の素材を生かした旨味を味わえる缶詰に仕上がっています」(芋生さん)

■3:見た目の美しさにこだわった製法

「開けた瞬間の美しさにもこだわりました。唐辛子やローリエを丸ごと使い、開封したときにトッピングされた状態になっております。そのため、テーブルにセットするだけで、そのまま召し上がっていただける華やぐ一品に仕上げました」(芋生さん)

■4:パッケージのこだわり

「パッケージに描かれたサバのイラストは、サバの商品であることを繊細なタッチで表現することで、缶詰にとどまらない品格とユーモアを表現しております。パっと見て『何が入っている?』が分かるサバのイラストと、『何の商品なのか?』と思わせる期待感。一見相反する要素を共存させ、お渡しするときからワクワクしていただく、おもてなしにも最適なパッケージに仕上げました」(芋生さん)

■5:生産者としてのこだわり

「『料理のようなグルメサバ缶に仕上げたい』という想いを込めて開発しました。 食感にもこだわり、骨が極力入らないサバ缶にするため、サバをフィレ状にしたものを使用しています。また、サバを贅沢に使用しているため、同グラム数の缶詰より身がぎっしり入っている印象を持っていただけるかと思います。そのため、生産数が少なくなっていますが、本当においしいものだけをお届けしたいという思いにこだわり、満足いただける一品に仕上げました」(芋生さん)

高級サバ缶No.38のおすすめの食べ方

No.38は、どのようなときにいただくのがおすすめかと尋ねると、「自分へのご褒美として、パーティーやお祝いの席でワクワクする瞬間を共にしていただければうれしく思います」と返ってきました。ぜひ取り入れてみたいですね。

具体的に、どのようにすればよりおいしくいただくことができるのでしょうか。担当者さんに相性の良い食べ方を教えていただきました。 

「基本的に和洋中と、さまざまなシーンで食べていただけますが、特に洋食との相性が良く、パスタやピラフに使用してもおいしく召し上がっていただけます。ワインのお供にも最適です。『SPICY RICH CURRY』は、そのままお食事として召し上がっていただけるような味に仕上げております。アルコールが苦手な方でも、ご飯とご一緒に召し上がっていただくとサバカレーランチになりますし、バケットにのせてもおいしく召し上がっていただけます」(芋生さん)

現在、通信販売のみなのは、すべて手作業でつくっているという高級サバ缶No.38ならでは。その貴重さが、かえって手に入れたときの感動とおいしさ、そして私たちの日常に贅沢さを添えてくれる一品となってくれそうです。

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