普段はさっと結べて、お出かけや特別な日には巻くこともできるなど、アレンジの幅がある肩ラインのミディアムヘア。ただ結ぶだけでも、毛束の引き出し方や結ぶ位置によって、雰囲気を変えることができる、万能スタイルです。

ですが、ただ結ぶだけとはいかないのが40代。艶なし、薄毛、輪郭のたるみなど、隠したい悩みが盛りだくさんですよね。

今回、BEAUTRIUM Aoyama St.のスタイリスト・山本修史さんが提案してくれたのは、それらの悩みが気にならない「老け見えしないひとつ結び」。

「手グシで集めてざっくりと結ぶだけなのに、ラフで無造作に仕上がる。余計なことをしなくても、おしゃれに、今っぽくなれるシンプルなひとつ結びをオススメします。40代の方に多い髪の悩みがカバーできるだけでなく、簡単にできるのも魅力です」(山本さん)

重めのスタイルだときっちり感が出て古臭い印象になってしまいますが、毛先を軽くカットした肩ラインのミディアムヘアなら、結ぶだけで今風の毛束間、ラフなシルエットに仕上がるのだそう。

それでは、山本さんが提案する、ラフで今っぽい大人のひとつ結びをご覧ください。

耳元を「ゆるっと」引き出す。これだけで、こなれたひとつ結びが完成

 
 
完成
完成

 

サイド
サイド
バック
バック

木下 彩さん(42歳/太極拳講師)の場合

  1. やわらかさ(柔→硬)★
  2. ボリューム(少→多)★★★
  3. 髪の太さ(細→太)★
  4. うるおい(乾→潤)★★★★★
  5. 白髪の量(多→少)★★

「耳を半分出すか出さないかで全体の印象が変わります。耳が出ていると古臭い印象に見えたり、気になるフェイスラインを目立たせる原因にも。逆に、引き出す量を間違えると疲れた雰囲気にも見えてしまうので、注意してください。毛束を引き出すときは、耳に少しかかるくらいのところまで、ゆるっと出すのが正解。この一手間で、大人の余裕、色気、上品さも表現することができますよ」(山本さん)

アレンジ前
アレンジ前

■1: ヘアオイルを髪全体になじませる

オイルは500円玉大の量を手のひらになじませて、根元から毛先まで満遍なくつける。
オイルは500円玉大の量を手のひらになじませて、根元から毛先まで満遍なくつける。

■2: ゴムでひとつ結びにする

前髪以外の髪をひとつにまとめて、耳を半分隠すように結ぶ。耳の裏くらいの低い位置で結ぶのがコツ。
前髪以外の髪をひとつにまとめて、耳を半分隠すように結ぶ。耳の裏くらいの低い位置で結ぶのがコツ。

■3:毛束を数回に分けて引き出す

ゴムの左右と上の毛束をひとつまみして引き出すイメージ。後頭部はしっかりと引き出して、高さを出すのがポイント。高さを出すことで、薄毛やボリューム不足を解消!
ゴムの左右と上の毛束をひとつまみして引き出すイメージ。後頭部はしっかりと引き出して、高さを出すのがポイント。高さを出すことで、薄毛やボリューム不足を解消!

■4: 耳にかかっている毛束をつまんで、ゆるめる

毛束をひとつまみして、ゆるっとなるように引き出す。
毛束をひとつまみして、ゆるっとなるように引き出す。

「みずみずしさと艶感を出すために、髪全体にオイルをなじませます。クセがなく、ストレートな髪質の場合は、オイルをつける前にアイロンで巻くと、毛束を引き出したときにニュアンスが出ますよ。短めのミディアムヘア、伸ばしかけの方にもオススメのアレンジです」(山本さん)

BEAUTRIUM Aoyama St.のスタイリスト・山本修史さん。最近は珈琲にハマっているのだとか。「表参道界隈の珈琲屋さんで豆を買って、家で淹れるのが至福のときです」
BEAUTRIUM Aoyama St.のスタイリスト・山本修史さん。最近は珈琲にハマっているのだとか。「表参道界隈の珈琲屋さんで豆を買って、家で淹れるのが至福のときです」

問い合わせ先

  • BEAUTRIUM Aoyama St.
  • 住所/東京都港区北青山3-3-11 ルネ青山2F
  • TEL:03-5775-2328
  • 営業時間:月曜・水曜 11:00~20:00/木曜 10:00~20:00/金曜 11:00~21:00/土・日・祝 10:00~19:00
  • 定休日: 火曜・第3水曜
ラグジュアリー感あふれる極上のリラックス空間。自分に似合うスタイルが分からない、いつもと雰囲気を変えてみたいという女性たちを優しく迎え入れてくれる。
ラグジュアリー感あふれる極上のリラックス空間。自分に似合うスタイルが分からない、いつもと雰囲気を変えてみたいという女性たちを優しく迎え入れてくれる。
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
古谷利幸〈F-REXon〉
EDIT&WRITING :
青木 笑