あんぱんと言えば、ふんわりした生地と、優しい甘さのあんこが絶妙にマッチし、国民的人気を誇るおやつパンですよね。刑事ドラマで、張り込み中の刑事が牛乳とともに、あんぱんを食べるシーンも定番ですが、おいしくて手軽にいただけ、腹持ちもいいイメージもありますよね。

昔から、私たち日本人の側にあったあんぱんですが、実はお店によってもその個性はさまざま。皮とあんこの比率や、あんこの種類によっても、絶妙に味が変わってくるのです!

そこで今回は、人気テレビ番組『ワケあり!レッドゾーン』(読売テレビ)で紹介されて話題になった、東京都内で購入できる、おいしいあんぱんの情報をお伝えします。

あんぱんマニアが興奮するほどおいしい「絶品あんぱん」とは?

最高においしいあんぱんの黄金比は「あんこ6:生地4」

銀座木村屋のあんぱん(左:酒種 小倉(つぶあん)・右:酒種 けし(こしあん))各162円/税込
銀座木村屋のあんぱん(左:酒種 小倉(つぶあん)・右:酒種 けし(こしあん))各162円/税込

あんぱんが登場したのは、今から140年以上も前の明治7年。東京・銀座にある銀座木村屋が発売したところ、瞬く間に大ヒット商品となり、今や日本を代表する菓子パンとなりました。

2018年11月2日に放送されたバラエティー番組『ワケあり!レッドゾーン』(日本テレビ系)には、日本全国のあんぱんを食べ歩いてきた、あんぱんウーマンこと片山智香子さんが登場。あんぱんの王道から変わり種まで、都内で購入できるおいしいあんぱんを4つ紹介してくれました。

片山さんが力説する、最もおいしいあんぱんのあんこと生地の比率は「6:4」。この比率によって、同じあんこを使っていても食感やおいしさが変わってくるのだとか。

そして最近では中入っているあんこも、定番のこしあん、つぶあんだけでなく、白あん、うぐいすあんや、変わり種ではあんこと共に生クリームが入った「生クリームあんぱん」という種類も見かけるようになりました。

専門店によっては季節商品などもあり、行くたびに新しいあんぱんに出合えるのだとか。昔から変わらないように見えるあんぱんですが、実は着実に進化しているんですね。

あんぱんウーマンがオススメする「東京都内の絶品あんぱん」4選

■1:東京あんぱん豆一豆エキュート東京「豆褒美」

「豆褒美」(257円/税込)
「豆褒美」(257円/税込)

まず、片山さんがおすすめしたのは、JR東京駅構内にある「東京あんぱん豆一豆(まめいちず)エキュート東京」の「豆褒美」。こちらのお店は行列のたえない人気あんぱん専門店で、「豆褒美」はお店の定番商品です。

普通のあんぱんと違うのは、こしあんとつぶあんが二層になっているところ。パン生地には北海道産小麦の「ゆめちから」を使用。弾力があって食感がよく、あんこも上品な味わいです。

試食した番組MCのライセンス・藤原一裕さんも「豆感が強くておいしい」と大絶賛。こちらの商品、メディアで取り上げられた影響もあり、人気が沸騰中。現在は一時的に販売を停止していますが、今後再販の予定もあるそうです(時期は未定)。

■2:メイカセブン「うす皮あんぱん」

「うす皮あんぱん」(185円/税込)
「うす皮あんぱん」(185円/税込)

続いておすすめの商品は東京・江東区大島のパン屋さん「メイカセブン」の「うす皮あんぱん」。1日分300個が、開店時間から早いときでは30分で売り切れるという、超人気のあんぱんです。

あんを包んでいる皮は、なんと「3mm」という薄さ! あんこ200gに対してパン生地が25gという、比率でいうと片山さんの黄金比率からは大幅にはずれてしまう(あんこが多い)のですが、使われているあんが甘さ控えめでなめらかなこしあんで、飽きずに食べられるそう。

片山さんは、半分は普通に食べて、残り半分は冷やすという食べ方をおすすめしています。冷やすと羊かんのような食感になって、2倍楽しめるそう。「手で持つためだけに皮をつけているだけで、口の中はほぼ、あん(笑)。こしあん好きが溺れたいときにいい」と藤原さん。あんこ好きには間違いなくウケるあんぱんです。

■3:あんですMATOBA「こしあんぱん」

こしあんぱん(160円/税込)
こしあんぱん(160円/税込)

東京・浅草にある「あんですMATOBA」。1980年創業のこのお店は、あんこ屋の息子とパン屋の娘が結婚して、あんぱんメインのパン屋さんができたという、あんぱんマニアにとっては素敵なエピソードのある、たまらないお店なのだとか。

常時15種類以上のレギュラーあんぱんに加え、約5種類の季節限定あんぱんがあるため、来店するたびに発見があるのもうれしいところ。一番人気は定番の「こしあんぱん」。焼きたてを食べた片山さんは「パンのいい香りと、あんこの優しい甘みがめちゃくちゃおいしいです!」と大興奮。

メロンパンにうぐいすあんが入った「メロンあんぱん」、パン生地と中に入った白あんにネルドリップしたコーヒーを練り込んだ「珈琲あんぱん」などの変わり種も多いので、王道のおいしさに加え、変わり種も楽しみたいに方には、特におすすめのお店です。

■4:パン工房 ル・パン「あんこクロワッサン」

あんこクロワッサン(230円/税込)
あんこクロワッサン(230円/税込)

東京・築地にある「パン工房ル・パン」。こちらのおすすめは「あんこクロワッサン」です。生地は少し塩分がきいていて、外はサクサクながら中はもっちり。

この皮があんこの甘さとマッチして絶妙においしいので、1日500個が完売するほどの人気商品。片山さんも「甘じょっぱくてヤミツキになります」と太鼓判! あんぱん好きもクロワッサン好きも大満足できる商品です。

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また、片山さんは、あんぱんの意外なアレンジとして、あんぱんを丸ごと生ハムで巻いて食べる「生ハムあんぱん」を推奨しています。

こちらもあんこの甘さと生ハムの塩気がマッチし、甘じょっぱくていくらでも食べられてしまうそう。片山さんいわく、飲み物はぬる燗が合うとのこと! あんぱんの新しい味わい方を追求したい人は、こちらの方法も試してみてはいかがでしょうか?

今回、あんぱんマニアの片山智香子さんがテレビ番組内でおすすめした、間違いなくおいしい都内のあんぱんを4つ、ご紹介しました。改めてあんぱんのおいしさに目覚める商品ばかりです。ぜひチェックしてみて!

この記事の執筆者
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