クセをコントロールするために短くカットすると広がるし、長めに伸ばすとうねってしまう、やっかいな大人の髪。そんな髪悩みにpinceau(パンソー)代表・山岸亜由美さんは「レイヤーを入れすぎず、表面を長めに残しておくと、まとまりやすくなります。長さがある分、ツヤも出しやすいので、パサつきが目立つ髪にもおすすめです」。うねりと広がりを抑える髪型とブローテクニックを紹介いただきます。
【お悩み】うねって広がる髪をオシャレにまとめたい!
ショート代表:稲田環菜さん(43歳/会社経営)のお悩みを解決するには…
■髪型:髪の表面を長めに残し、丸みのあるシルエットにカット
稲田さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★
- うるおい (乾→潤)★★★
- 白髪の量 (多→少)★
髪が太くボリュームがあるため、広がりやすい稲田さんの髪。「髪の内側で毛量を調節する分、表面を長く残して、髪自体の重さで広がりを抑えています」(山岸さん)
白髪をカバーするカラーリングには、明るめのピンクベージュを採用。「この色は肌をトーンアップしてくれる効果もあるので、肌がくすみがちな大人の女性におすすめです」(山岸さん)
■スタイリング:ドライヤーを表面にあててクセをのばしツヤを出す!
「髪の表面を長めに残しているので、ブローするとツヤツヤに仕上がります。ドライヤーの熱が髪の表面に当たるように、吹き出し口の角度に注意してください」(山岸さん)
■1:ドライヤーの熱が髪の表面に当たるように注意しながらブロー
■2:サイドを引き締めるためにワックスをなでつける
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■ボリュームは髪の内側で抑え、表面は長めに残す
- ■髪色をピンクベージュにして、くすみがちな肌色に透明感をプラス
- ■ブローするときは髪の表面に熱を加え、うねりを伸ばしツヤを出す
「全体を丸いシルエットにしていますが、サイドの髪を引き締めてメリハリを付けるのを忘れずに。この引き締め効果でスタイルが決まるだけでなく、あごのラインがスッキリ見えるんですよ」(山岸さん)
問い合わせ先
- pinceau(パンソー)
- 住所/東京都港区元麻布3-11-3 パティオ麻布十番2-2F
- TEL:03-6804-1256
- 営業時間:平日10:00~21:00 土・日・祝10:00~20:00
- 定休日:火曜、第1・3月曜
大人のヘアカタログ
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- WRITING :
- 中島祐美
- DIRECTION :
- 青木 笑