ファーストバッグ 左から(ネイビー)¥70,000、(ベージュ) ¥70,000、(型押し)¥80,000

ポール・スチュアートの大ヒットアイテム「ファーストジャケット」とともに、キャリア女性のビジネス環境を整えていくために必要不可欠なのが、機能性にも優れた「バッグ」の存在。華やかなハンドバッグではなく、T.P.O.の高いシーンでも使える「女性用のビジネスバッグ」の代名詞と呼べるのは、どのブランドの、どのバッグ? と聞かれると、意外と解答に詰まってしまいますよね。

ポール・スチュアートのバッグデザイナー・井戸祥子さんは、弁護士や会社役員など、スーツであることが求められる女性は「女性でも男性用のビジネスバッグを使っている人が多い」ことを、さまざまなリサーチを通じて発見したそうです。その需要に応えるために「今回、女性向けのビジネスバッグを新たに生み出しました」と井戸さん。そのこだわりポイントを伺ってきました。

「女性用ビジネスバッグ」にこだわった、その理由とは?

ファーストバッグ 左から(トープ) ¥70,000、(ネイビー)¥70,000、(型押し)¥80,000

「機能性に長けた男性用の『鞄』と、しなやかで美しい女性用の『ハンドバッグ』の、いいところ取りをしたバッグをつくりたかった」という井戸さん。女性が持つには、男性用のバッグはやはり、相手に与える印象的も固すぎる。「コーディネート的にもバランスがよくないので、女性らしさを感じさせるバッグをつくりたかったんです」。女性らしさを表現するためにこだわったポイントは、以下の4つ。

■1:強く、軽く、傷が付きにくい「ゴートレザー」を採用

重量にたえられるゴートレザーの実力

「強くて軽くて傷が付きにくい」という三拍子がそろう素材ということで選出されたのが、ゴート(やぎ)レザー。「革の面積は小さいけれど、軽くて肌目に陰影があって美しい」と井戸さん。

色落ちしないのも重要ポイント

革の本拠地はイタリアですが、革のなめしから色染めという一連の作業は「メイド・イン・ジャパン」で。「日本の風土にあったものづくり、それが仕上がりを左右する」と井戸さん。その理由のひとつには、「色落ちしない」ことへの安心感もあるとか。

■2:角形2号(A4サイズ)の封筒も折れずに持ち運べるなど、機能美へのこだわり

「女性のバッグは、入れるものの定位置がだいたい決まっている」。そのリサーチ結果から、ビジネスシーンに必要なアイテムがすべて「定位置」に収納できる、夢のような内ポケットを考案したのだそう。ストレスフリーで仕事を行えるようサポートしてくれる、内ポケットの仕掛けを解説します。

<前面>パソコンへ、タブレット、USBメモリ入れを完備。衝撃を和らげるボンディング素材の存在が安心できます
 <後ろ面>二個持ちにも対応できる携帯用のポケット、お財布、ペン、口紅などを収納するスペースも

さらには、角形2号(A4サイズ)の封筒も折れずに持ち運べるよう、ボディ全体のサイジングも仕上げられています。A4の紙を「入れた封筒をきれいに持ち運びたい」という、ささやかだけれど大切な願望を満たしてくれる、うれしい機能といえます。

<外面>新しい方に出会ってすぐに必要となる名刺は、外ポケットに。ペンと小さなメモ帳が入るスペースも。スマートに対応できるよう、隠しマグネットが使用されています
負荷が内にかかるよう計算されているため、片面に負荷がかかっても倒れないという優れもの

■3:女性のボディラインに見立てた優美なシルエットシルエット

「バッグは女性そのものなのです」という井戸さん。シルエットは、女性のボディラインに見立てて仕上げるのだとか。

  • 女性らしさにこだわった、やわらかいシルエットへのこだわり。
  • 絶妙なダーツの入れ方。
  • わずかなカーヴで自然なハリ感を演出。

「ビジネスバッグ=四角、という力強さがビジネスバッグの定番ですが、とにかくそのイメージを払拭したかったのです」と井戸さん。今回は「女性のボディラインのように、しなやかでふんわりとしたシルエットのパターンにこだわりました」。

平手と丸手を駆使した絶妙なハンドルデザイン

物が入ったときにいちばん負荷がかかりやすい部分が、ハンドル。平手の部分が重なり、丸手部分が重量を感じても痛くないよう、女性の手のサイズにフィットするよう考慮されています。さらには「コーディネートをするときに、手首足首を見せることを意識すると、全体が華奢に見えますよね。それと同じです」と井戸さん。正面から見える部分を細くする事で、バック全体が華奢に見えるよう、ハンドルを組んだときのバランスもしっかり計算をしたそうです。

■4:控えめなロゴデザイン

  • つや消しされたメッキのジップデザイン
  • 控えめなロゴデザイン

ビジネスシーンで安心して使えるよう、ロゴは極力小さく、さりげなく。メッキもツヤを消して大人っぽく仕上げられています。

使い手のライフスタイルに寄り添うデザインは、忙しく働く女性たちの強い味方といえます。細部から日本人らしい「気遣い」を感じさせる「ファーストバッグ」。発売が今から待ち遠しいですね。

工場から実況中継!デザイナーが見た、ものづくりの現場とは?

バッグができあがるまでの過程を一枚の絵にまとめてみました。詳細は下記の写真でごらんいただけます
井戸さんが愛用する「ファーストバッグ」を車窓に

井戸さんが「ファーストバッグ」とともに実際に訪れたのは、兵庫県豊岡市の奥地に位置するバッグの製作工場でした。東京から片道5時間。その先で目にしたものづくりの現場で起こっていた、驚きの事実とは!?

職人たちの手により、ひと針ひと針手縫いされるバッグ

工場長自ら「本当の意味での本物が仕上がった」と太鼓判を押す「ファーストバッグ」は、通常の工程をはるかに超える「手間のかかる」作業が盛りだくさんでした。見えない作業にこだわり続ける職人たち、普段見ることのできない貴重なメイキングのすべてを、特別に見せていただきました。

通常をはるかに超える、100以上の型抜きの数!
バッグの素材となる、巻かれた革。貴重なレザーにダメージを与えないよう、ひとつづつ厳重に管理
手作業で手がける、熟練の職人技
作業の一連はパソコン上で管理
仕上がりへと向かうバッグのパーツたち

見えない部分へのこだわりがあふれた「ファーストバッグ」は、熟練の職人たちの手により、一点一点ていねいに仕上げられていました。生みの親である井戸さんも「感激した」という、完璧以上に完璧なビジネスバッグ。まずは実際に手にしてみてください。

 

■イベントが開催されます ※開催終了
『Precious』で活躍するスタイリストの犬走比佐乃さんを講師に迎え、「自分らしいジャケットスタイルの着こなし」をテーマにした働く女性に向けたセミナーを開催します。ポール・スチュアートのジャケットの素晴らしさと今回ご紹介したファーストバッグに触れることのできる貴重な機会にぜひ、ご参加ください!
*今回特別に、青山直営店限定で、革や内部の生地を色を自分仕様に選び、自分だけのファーストバッグをオーダーできるカスタムオーダー会も、イベント内で行われます。

日程/8月30日(水)19:00〜
場所/ポール・スチュアート 青山店(東京都渋谷区神宮前5-7-20)
TEL/03-3406-8121

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2017.8.24 更新
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PHOTO :
大槻誠一
EDIT&WRITING :
石原あや乃