「諸(○○○○)」…なんと読む?

明日、2月14日と言えば『バレンタインデー』のイメージが大きいですが、実はほかにも、さまざまなトピックのある日です。平将門公の忌日『将門忌』の日でもあり、日本初の予防接種が成功したといわれる日であり、また、『第一回箱根駅伝』が行われた日でもあり…。

記念日としても『ふんどしの日』『自動車保険の日』『ザ・ローリング・ストーンズの日』『セカンドオピニオンを考える日』などなど、さまざまな記念日に制定されております。ということで本日は「いろいろ。多くの」のという意味をもつ「諸」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「諸(○○○○)」…なんと読む?

「諸」の、かな4文字の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「多くのもの。いろいろのもの」という意味です。

<使用例>

「今回の件については、諸(○○○○)の方向性から事情を鑑(かんが)みる必要があるでしょう」

「諸」一文字でかな4文字…なんと読む?
「諸」ひと文字でかな4文字…なんと読む?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 諸(もろもろ) です。

「諸(もろ)」とも読みますので、同じ読み・意味で「諸々(もろもろ)」と表記するケースもございます。
「諸(もろ)」とも読みますので、同じ読み・意味で「諸々(もろもろ)」と表記するケースもございます。

「諸事情(しょじじょう)」と言えば、意味は「もろもろの事情」ですよね。「諸」という字、「もろ」とも読みますが、重要なのは、このひと文字で「多くのもの。いろいろのもの」という意味を表せる、ということです。「諸君(しょくん)」と言えば「みなさん」、「諸行(しょぎょう)」と言えば「この世のすべてのもの、あらゆる現象」というように、「諸」は、包括する範囲の大変広い字です。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「諸手を挙げる」ってなんと読む?

「諸手を挙げる」という慣用句の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「無条件に、また積極的に歓迎する」という意味です。

<使用例>

「あなたが遊びに来てくれるなら、うちの家族は諸手を挙げて大喜びよ」

「○○○を○げる」。
「○○○を○げる」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 諸手を挙げる(もろ-て-を-あ-げる) です。

「諸手」だけですと「しょて」とも読みますが、「諸手を挙げる」では「もろて」としか読みません。

「諸手を挙げる」、聞いたことのある表現かと思います。「諸手(もろて)」は「両手」「左右の手」という意味で「両手」「双手」とも書きます。「諸」は「多くの。いろいろの」を意味する字ですが、人の手は左右2本がすべてですので「諸手(もろて)」といえば「左右の手」を指す、という理解です。現代的には「両方の手をあげて」という動作で「大歓迎」を表現する言葉になります。古くは「諸手」という言葉が「多くのいろいろな部隊」という、軍隊の意味で使われていたこともございましたので「もろもろの部隊をあげて歓迎する」という、より大々的な歓迎をイメージさせる言葉でした。

***

本日は、2月14日にちなんで、「諸」という字の入った日本語から、

・諸(もろもろ)

・諸手を挙げる(もろて-を-あ-げる)

の読み方や、言葉の背景についておさらいいたしました。

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
ILLUSTRATION :
小出 真朱