ロンドンファッションの洗礼を受けた

恐らく最後の世代ともいえる私にとって、

ちょっと特別な1足がこちら。

 

名前を出すまでもありませんね。

高校から大学生時代にかけては、

本当によく履いたものです。

これを履いて大学へと向かう田舎の坂道を

ヴェスパで登ったのは、

もはや17年前か・・・・。

そんな青春の1足を

ちょっとだけ彷彿とさせたのが、

今季購入した日本の靴ブランド

ヨシハル ハセガワのブーツ。

真っ赤なリザードです!

素材も仕立ても、もちろんお値段だって、

ドクターマーチンとは段違い。

レッドカラーと編み上げという点以外は

全く似て非なるものではありますが、

ドクターマーチンのチェリーレッドを

履いたことのある人なら

この赤という色が意外にも

服装を選ばないことを知っているでしょう・・・!

ほら、こんな具合に

茶靴の延長線上で履けるんです。

特にジーパンとの相性は抜群。

バーバリープローサムのコートに

リーバイス501の66モデルと合わせて。

赤い革靴。

それは黒や茶の革靴にも

スニーカーにも表現できない

独特な存在感、

言うならば

「へそ曲がりな美学」を

醸し出してくれますね。

しかもリザードときたら・・・。

こんな靴を履くような

大人になったことを知ったら

10代の自分はどう思うかなぁ?

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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