湿度の高い日本の夏。シトラス系など、爽やかな香りが一番...といわれますが「まとっていて心地よく、自分らしくいられる」、これが私の香り選びの大前提。
『ジャドール アブソリュ』は大好きなジャスミンのアブソリュートやチュベローズ、ローズ、イランイランが奏でるインテンスな花の香り。ラグジュアリーな女らしさが持ち味ですが、一方でピュアな表情も持っているから、夏の日中にも愛用できる香りなのです。
夜の外出には、モダンなオリエンタルノートのシャネル『ココ ヌワール』で気持ちからドレスアップ。オフの日は、グリーンティにマンダリンなどが調和するアニック グタール『イル オ テ』でリラックス。
「香りには、自分に足りないものを補う働きもある」と某化粧品PRの方から伺ったことがあります。仕事をしていると、つい置き去りにしがちな女らしさ。あるいは日常に紛れてなくしていたゆとりなど、今の自分に“足りない気分を香りでタッチアップ”。それが最近、私がはまっている香りの楽しみ方です。
- TEXT :
- 栗原 緑さん ビューティエディター
- BY :
- 『Precious8月号』小学館、2016年
- クレジット :
- 撮影/戸田嘉昭(パイルドライバー) 文/栗原 緑