グルメ、エンターテイメント、ネイチャーリゾートと、魅惑の要素がたっぷりのラスベガス。トップシェフが手がけるレストランで美食を楽しみ、超一流アーティストのショーを堪能し、ジープやヘリコプターで絶景を眺めに出かける……。そんな非日常の数々がかなう、稀有なデスティネーションの魅力を3回にわたってリポート。vol.1はグルメ編。新オープンからローカルが絶賛するレストランやバーまで、注目の店舗をご紹介します。

話題店やセレブリティーシェフのレストランが続々オープン!

■1: 話題騒然!NYからやってきた「ノマド・レストラン」

「ノマド・ラスベガス」内の「ノマド・レストラン」。NYの「ノマド・ホテル」を象徴するライブラリーにインスパイアされた、広々とした空間。四方の壁面にはロックフェラーコレクションで購入した本が並びます。

目下いちばんの注目店が、昨年(2018年)の秋にオープンした「ノマド・レストラン」。店舗が位置するホテル「パークMGM」自体も大きな話題を呼んでいる施設で、ラスベガスの中心部の老舗高級ホテル「モンテカルロ」がリニューアルしたもの。

リニューアルによって館内には「パークMGM」に加え、NY屈指の人気ホテル「ノマド・ホテル」がホテル・イン・ホテルとしてオープン。「ノマド・ホテル」が誇るダイニング「ノマド・レストラン」もラスベガスに上陸を果たしました。

内装はNYの「ノマド・ホテル」を手がけたフランス人デザイナー、ジャック・ガルシアが担当。NYと同じく間接照明を採用した、シックで格調高い空間が広がります。

 NYの「ノマド・レストラン」同様、メニューの監修を務めるのは2012年から最新の2019年までミシュラン三つ星を獲得し続け、2017年の「世界のベストレストラン50(The World’s 50 Best Restaurants)」でも1位に輝いた「イレブン・マディソン・パーク」のシェフ、ダニエル・ハム氏。

タワー形の演出も楽しい、魚介の盛り合わせ「FRUITS DE MER《LE GRAND PLATEAU》」
シェアして食べたい迫力満点の「ロブスター テルミドール」

シグネチャーのローストチキンをはじめ、NYで提供している料理をベースに、旬の食材を使ったメニューがラインアップ。お酒に合うスナック類からボリュームたっぷりのメイン、さらにはパスタも用意。パンチのきいた味付けでモダンに仕上げたアメリカ料理を楽しむことができます。

また、「パークMGM」には昨年(2018年)末にイタリアンの大型複合施設「イータリー」もオープン。イタリア食材やワインのショップ、レストラン、カフェ、バール、パティスリー、ベーカリーなどがそろい、イベントやクッキングクラスも随時開催。「イータリー」でマーケットツアーに参加したのち、ショッピングを楽しんだあとに「ノマド・レストラン」でディナーなど、「パークMGM」内だけで1日過ごすことができます。

「イータリー」の外観
昔のイタリアの駅をイメージした「イータリー」のエントランス

ショップ、レストラン、エンターテイメントと多様な施設がそろうホテルが多く、1か所にいても飽きることがないのもラスベガスの大きな特徴。「イータリー」→「ノマド・レストラン」の「おいしいハシゴ」も楽々かないますよ!

ノマド・ラスベガス
イータリー
パーク MGM

■2: TV番組さながらの熱気に興奮!カリスマシェフによる「ヘルズ・キッチン」

「ヘルズ・キッチン」のキッチン前にて、ゴードン・ラムゼイ氏(中央)とスタッフ

世界に35店舗の飲食店を運営し、7つのミシュランスターをもつ(2018年2月現在)、スコットランド出身のゴードン・ラムゼイ氏。彼がラスベガスで手がける5軒目の飲食店として昨年(2018年)1月、歴史あるカジノリゾート「シーザーズ・パレス」内にオープンしたのが「ヘルズ・キッチン」です。

彼が出演する人気TV番組『ヘルズ・キッチン〜地獄の厨房』(2018年現在第17シーズンまで放映)をコンセプトにしたレストランで、すべての席から眺めることができるオープンキッチンが特徴。番組に倣い、スタッフは赤チームと青チームに別れて調理します。臨場感たっぷりのダイナミックな店舗構成で、「番組に参加しているかのような気分が味わえる」と幅広い年齢層に支持されています。

名物の「ビーフ・ウェリントン」
ユニークなオリジナルカルテルにも注目を。こちらは桜チップのスモークと共に供されるライウイスキーベースの「Smoke on the Blvd」

メニューは、「ビーフ・ウェリントン」「ロブスター・リゾット」など番組内に登場する名物料理をはじめ、スコットランド、アメリカなど各国の要素をミックスした遊び心のある料理が勢ぞろい。そのほか、新シーズンに登場した料理が随時スペシャルメニューとして加わる予定です。

番組の進行とともにシェフも替わる予定で、取材時のヘッド・シェフは昨年2月に就任したシーズン17の優勝者、ミッシェル・トリブル。「ヘルズ・キッチン」は、「現在のシェフは誰?」「新しいメニューは?」と、エンターテイメントさながらの展開が味わえる体験型レストラン。世界屈指のエンタメシティー・ラスベガスならではのスポットといえるでしょう。300席の大型店舗ですが、連日大盛況。訪れる前に予約をお忘れなく!

 ヘルズ・キッチン
シーザーズ・パレス

■3: ステーキならここ!現地の業界人も絶賛するシカゴ発の名店

シャンデリアが目を引く、重厚感がありながら和やかな雰囲気の店内

シカゴ発の人気店「バベッツ ステーキハウス&バー」がラスベガスにやってきたのは2017年。店舗が位置するのは先にご紹介した「ノマド・ラスベガス」と同じ「パークMGM」内。クラシックでタイムレスなアメリカのステーキハウスの雰囲気に、パリのエスプリとフランス料理の技術が備わった大人のためのダイニングです。

ディジョネーズを添えたタルタルステーキ

USDAプライム(米国農務省が定める最上級のランク)のリブアイ、ニューヨークストリップ、フィレ・ミニョンなどステーキのほか、クラブケーキやシーフードの盛り合わせなど魚介を使った料理も用意。好みや気分を伝えれば、ジェントルでスマートなサービスマンたちがおすすめを提案してくれます。

42日間ドライエイジング(乾燥熟成)した骨付きリブアイ

フードのほか、オーセンティックなクラシックカクテルやスピリッツも充実。「しっかりした食事も落ち着いてじっくり飲むこともできる貴重なステーキハウス」と、現地のフードやホテル業界人が太鼓判を押す1軒です。

バベッツ ステーキ&バー

■4: 美しい夜景とフレンチの巨匠の味が堪能できる高層バー

「スカイフォールラウンジ」から眺めるラスベガスの中心地、ストリップの夜景

ディナーの後におすすめしたいのが、ラスベガスのきらびやかな夜景と美酒が味わえる高層バー「スカイフォールラウンジ」。場所は南国リゾートをテーマにしたメガホテル「マンダレイベイ」の敷地内に位置する全室スイートのホテル「デラーノ・ラスベガス」の最上階、64階。

「スカイフォールラウンジ」の内観。写真右奥を進むと、アラン・デュカス氏が監修するフレンチ・イタリアンレストラン「リベア」が現れます。

ガラス張りのラウンジからラスベガスの中心部を一望できる絶好のロケーションに加え、ドリンク&フードも充実。こちらのバー、実はフレンチの巨匠、アラン・デュカス氏とのコラボレーションによるものなのです。隣接したデュカス氏監修のレストラン「リベア」からシャルキュトリーやチーズといった軽食やデザートを注文することもできます。

アルコールはクラシックなカクテルのほか、デュカス氏のためにつくられたシャンパン「セレクション アラン・デュカス」を使ったものなどオリジナリティーあふれるカクテルも提供。また、客層や選曲が落ち着いているのも特筆。ダイナミックで美しい夜景と上質なカクテル、フードをゆっくりと堪能できる大人のナイトスポットです。

スカイフォールラウンジ

これから旅計画を立てるなら、年1回開催されるラスベガス最大のフードイベント「ベガス・アンコルクド」にもご注目を(2019年の開催期間は5月9日〜5月12日)。国内外からスターシェフが集い、チケット制で彼らの料理を味わうことができます。シェフもゲストも肩肘張らず、お祭り気分で美食を思いっきり楽しむイベント。これもラスベガスならではの催しといえるでしょう。

ベガス・アンコルクド


今年13周年を迎える「ベガス・アンコルクド」に呼応するかのように、ここ10数年で様変わりし、食通が注目するグルメシティーへと変貌を遂げたラスベガス。なぜ世界のスターシェフや人気店はこの街に関心を寄せるのか? ぜひご自身でその魅力を体感してみてください。

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ラスベガス観光局

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この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
MGM Resorts International(Nomad Restaurant、Eataly、Bavette's Steakhouse&Bar、Skyfall Lounge)、DYLAN+JENI(Nomad Restaurant)、Caesars Entertainment(Hell's Kitchen)
EDIT&WRITING :
門前直子
SPECIAL THANKS: :
ラスベガス観光局