超一流アーティストのコンサートをはじめ、シルク・ドゥ・ソレイユなどの高い難易度と独創性を誇るアクロバットショーやメガホテルが無料で行うアトラクションまで、ラスベガスは間違いなく世界最高のエンターテインメント・シティー!
音楽や演劇などに普段あまり興味がないという人も、ここに来たらぜひ体感してみるべきです。今回はレジデンシー公演がスタートしたばかりのレディー・ガガをはじめ、おすすめのショー&パフォーマンスをご紹介します。
極上のショー三昧がかなう、エンタメの聖地ラスベガス
■1: ついにレディー・ガガの定期公演がスタート!
ラスベガスといえばレジデンシー公演! アーティストが長期間滞在して開催する定期公演を指します。ロッド・スチュワート、シェール、セリーヌ・ディオン、バックストリート・ボーイズ、マライア・キャリー、グウェン・ステファニー、……現在(2019年2月)開催中のアーティストをざっと挙げても、年齢層・ジャンルともにバラエティー豊かな顔ぶれ。世界的なアーティストの公演を日替わりで楽しむ……そんなこともかなってしまう街がラスベガスなのです。
なかでもひときわホットなのは、昨年末から待望のレジデンシー公演がスタートしたレディー・ガガ。会期は2020年までの予定で、現在はヒット曲を中心としたエンタメ性の強い「エニグマ」と、オーケストラを率いて往年のアメリカン・ポップスやスタンダードなジャズを披露する「ジャズ&ピアノ」の2種類が開催されています。
「パークMGM」ホテル敷地内の会場「パークシアター」ではブルーノ・マーズも今年4月から11公演を予定。どちらも売り切れ必至なので、「行こう」と決めたら、まずはチケットの手配を!
■2:ビートルズの名曲をシルク・ドゥ・ソレイユのショーで堪能!
トップアーティストのレジデンシー公演と並び、ラスベガスのエンタメを象徴する存在がシルク・ドゥ・ソレイユによるプロダクション・ショー。各メガホテルが構える劇場を専用会場とし、現在はそれぞれの会場で全6公演を行っています。
そのなかから今回ピックアップするのは、毎夜行われる無料の火山噴火ショーも人気のホテル「ミラージュ」内の会場で開催される『ビートルズラブ』。『イエスタデイ』『ツイスト&シャウト』『ヘルプ!』など27に及ぶビートルズの名曲とともに、歌詞に合わせたアクロバットなパフォーマンスが繰り広げられます。
シルク・ドゥ・ソレイユの創始者とジョージ・ハリスンが親しかったことから実現したという『ビートルズラブ』。アビイ・ロード・スタジオで録音されたマスターテープをビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンと彼の息子が編集した貴重な音源、幻想的な映像と光、躍動感のあるアクロバットが一体となった無二のステージ。音楽を全身で鑑賞する楽しみを教えてくれる作品です。
■3:ラスベガスいち刺激的なショー!?エロスと笑いに満ちた「アブサン」
次にご紹介するのは、ゴッホなど芸術家たちを虜にしてきた「禁断の酒」をタイトルにもつ『アブサン』。vol.1でお伝えしたレストラン「ヘルズ・キッチン」同様、ラスベガスを代表するカジノリゾート「シーザーズ・パレス」敷地内のテントで行われる、18歳以上限定のアダルトショーです。
2006年にNYで生まれたエンターテインメント集団「シュピーゲルワールド」の出世作『アブサン』は、いわばエロスとサーカスの融合。出演者は露出度の高いコスチュームで登場し、放送禁止用語が盛りだくさんの際どいセリフが次々に飛び出しますが、世界中から集結した凄腕パフォーマーの個性が光るアクロバットや曲芸はハイライトの連続。笑いながら、人間の表現力に驚愕すること請け合いです。
■4: 何度でも鑑賞したい、ラスベガスを象徴する噴水ショー
先にご紹介した『ビートルズラブ』の会場、「ミラージュ」で開催される火山噴火ショーなど、メガホテルが無料で行うショーやアトラクションが充実しているのもラスベガスの特徴。なかでもこの街の代名詞ともいえるアイコニックな存在が、イタリア北部のコモ湖をイメージしたホテル「ベラージオ」の噴水ショー。
映画『オーシャンズ11』のロケ地としても有名な「ベラージオ」。作中にも登場する噴水ショーは、音楽と光に合わせて水が舞うダイナミックかつロマンティックなアトラクション。無料で毎日、しかもかなりの頻度で行われるとあって、フォトスポットとしても不動の人気を誇ります。各回で変わる選曲も、ホイットニー・ヒューストンが歌うアメリカ国歌から、ポップス、ジャズのスタンダード・ナンバーまでとバラエティー豊か。曲に合わせて噴水の動きも変わるので、何度鑑賞しても飽きることがありません。
「ベラージオ」では噴水ショーに加え、年5回ほど展示内容が変わるボタニカルガーデン(24時間鑑賞可能/無料)やファインアートギャラリーも必見です。ギャラリーでは草間彌生氏の2作品が鑑賞できる展覧会(10時〜19時30分最終入館/$15)が2019年6月30日(日)まで開催されていますので、お見逃しなく!
一流のエンターテインメントをシャワーさながら全身に浴びることができるラスベガス。ここは、非日常が日常になる街といっても過言ではありません。ルーチンな日々に感性が鈍ってきたなと思ったら、ぜひあふれるほどの刺激を与えてくれるこの街に飛び込んでみましょう!
※ラスベガスの最新情報はここでチェック!
ラスベガス観光局
【vol.1:ラスベガスのフードシーンが熱い!いま行くべき注目レストラン&バーを厳選】
【vol.3:大自然から夜景まで絶景の宝庫!ラスベガスでハントする「大人の映えスポット」4選】
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- KEVIN MAZUR(GETTY IMAGES/LADY GAGA JAZZ&PIANO、LADY GAGA ENIGMA)、Courtesy of Cirque du Soleil(The Beatles Love)、ABSINTHE(ABSINTHE)、MGM Resorts International(Bellagio、Bellagio Gallery of Fine Art)
- EDIT&WRITING :
- 門前直子
- SPECIAL THANKS: :
- ラスベガス観光局