中心地から少し足を伸ばせば雄大な自然が広がり、夜になれば世界一と名高い煌びやかな絶景を眺めることができるラスベガス。これほど楽しみ方が多彩で振り幅のある街はそうそうありません。
あらゆるジャンルに「インスタ映え」が席巻する昨今。ラスベガス特集の最終回は、インスタグラムにつきものの加工に頼らない、ノンフィルターで「映え」る、フォトジェニックなスポットを厳選してご紹介します。
心に響く、真にフォトジェニックなスポットが集結!
■1: 「ネクスト自然公園」はここ!バレー・オブ・ファイヤー
「ラスベガス」「大自然」と聞けば、グランドキャニオンを連想する方も多いのではないでしょうか。ラスベガスから車で片道約5時間かかるグランドキャニオンに比べ、1時間ほどで大自然が味わえると地元の人々に人気のスポットがバレー・オブ・ファイヤー。名前の通り、炎を彷彿とさせる赤い砂岩の神秘的な造形が楽しめる、ネバダ州最古にして最大の州立公園です。
『スター・トレック ジェネレーションズ』や『オースティン・パワーズ』など、映画のロケ地としても知られるバレー・オブ・ファイヤー。見どころは、さまざまな動物に例えられる奇岩の数々や数千年前の住人たちが残したペトログリフ(岩に刻まれた文字や絵)。悠久の時を経て大地が堆積し、砕け、侵食を繰り返してうまれた美しき偶然の産物と、太古の人々が残した痕跡に、深く思いを馳せざるを得ません。
約40,000エーカー(約162平方キロメートル)とネバダ州最大の州立公園だけあって、鑑賞には車が必須! レンタカーもよいですが、ガイド付きで効率よく必見のスポットを回ることができるツアーがおすすめ。1960年創業の老舗、ピンクジープなど信頼できる会社を選べば、より安心です。
■2: 今のうちに見ておきたい、期間限定のパブリックアート
ここ数年、ラスベガスのNo.1「映え」スポットとして名を馳せる「セブン・マジック・マウンテンズ」。NYを拠点に活動するスイス出身のアーティスト、ウーゴ・ロンディノーネの作品で、2016年に公開がスタートした野外のパブリックアートです。
ラスベガス中心部から車で約30分ほど、砂漠のなかに突如カラフルな巨石のタワーが7つ現れます。当初は2年間限定で、2018年5月までの公開予定でしたが、好評のあまり2021年末まで延長されることに。ぜひ今のうちに訪れておきたいスポットです。
■3: ラスベガスならではのスポット、「ネオン博物館」
かつてラスベガスの夜景を華やかに彩ったネオンサイン。「ネオン博物館」は、もう使われなくなったネオンサインを集めた屋外博物館。いくつかの会場に分かれており、主会場の「メインボーンヤード」では、1930年代から現在に至るまでのネオンサインが時系列に沿って展示されています。
事前に予約すれば、約1時間のガイドツアーにも参加可能。それぞれのネオンサインがもつ歴史やエピソードを詳しく知ることができます。
「ノースギャラリー」エリアでは、光と音楽のショー「ブリリアント!」(約30〜40分/夜限定)が楽しめます。点灯可能なネオンラインが往年の輝きを取り戻し、使用できなくなったネオンサインがプロジェクションでよみがえる様子は圧巻! ネオンサインの昔と今を体感できる、ラスベガスならではのスポットです。ガイドツアーも「ブリリアント!」も、事前予約をお忘れなく!
■4: 胸にしっかりと焼き付けたい、きらめく夜景
最後にご紹介するスポットは、ずばり「空」。ラスベガスが誇る煌びやかな夜景を堪能するなら、ヘリコプターを使った遊覧飛行ツアーがおすすめです。数々のアワードを受賞するマーベリック・ヘリコプターズのナイトツアーは、約15分間ほど中心地のストリップからラスベガス発祥の地であるダウンタウンの上空を周遊。眼下には感動的な光のパノラマが広がります。
明るさが足りなかったり、レンズがブレたりと、難易度の高い夜景の撮影。飛行ツアーでは、美しい夜のラスベガスをカメラに収めるのではなく、胸に焼き付けておくのも一考。貴重なひとときをめいっぱい、ご自身の瞳に映る夜景とともに楽しんでみてはいかがでしょう。
先のグルメ編、エンタメ編、今回の観光スポット編と、全3回に渡ってお伝えしてきたラスベガスの魅力。3つの切り口だけでも、大人の感性を刺激する上質なコンテンツがバラエティ豊かにそろうことに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
【vol.1:ラスベガスのフードシーンが熱い!いま行くべき注目レストラン&バーを厳選】
【vol.2:レディー・ガガからシルク・ドゥ・ソレイユまで!ラスベガスには極上のエンタメが目白押し!】
現在、日本からラスベガスまでの定期直行便はありませんが、この1月に10日間ほど就航したアメリカン航空のように期間限定で直行便が出る可能性もありますし、2020年に向けて羽田とアメリカ間のフライトが増便予定だったりと、今後よりアクセスしやすくなるかもしれません。
まだまだ到底語り尽くすことができないラスベガスの魅力。進化し続ける街で過ごす、とびきりエキサイティングな時間を、ぜひ実際に味わってみてください。
※ラスベガスの最新情報はここでチェック!
ラスベガス観光局
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Las Vegas News Bureau(Valley of Fire、Seven Magic Mountains)、NAOKO MONZEN(Valley of Fire、Neon Museum)、Neon Museum、Maverick Helicopters
- EDIT&WRITING :
- 門前直子
- SPECIAL THANKS: :
- ラスベガス観光局