日本で三つ目となるアマンのリゾート「アマン京都」

世界のラグジュアリーホテルをリードするアマンが、2019年11月1日(金)、京都洛北に「アマン京都」をオープンします。アマンが手掛ける日本のリゾートとしては、東京・大手町の都市型ホテル「アマン東京」、伊勢志摩の温泉を有するリゾート「アマネム」に続く3か所目の開業です。

一面に広がる窓から自然を臨む2階建ての宿泊棟は、日本旅館をコンセプトにしたモダンなデザイン。檜風呂も備えています。©アマン
一面に広がる窓から自然を臨む2階建ての宿泊棟は、日本旅館をコンセプトにしたモダンなデザイン。檜風呂も備えています。©アマン

敷地内の散策に心癒される、理想的なロケーション

場所は京都の北部。左大文字から連なる鷹峰三山の麓に広がる、あるがままの自然の姿を残した美しい森。金閣寺も徒歩圏内の鷹峰地区といえば、江戸初期に琳派の創始者、本阿弥光悦によって芸術村として栄えたことでも知られる場所です。

そんな京都の芸術文化に浸れる絶好のロケーションに、アマンの名を冠したシークレットガーデンが生まれるのです。

木々の中を緩やかに迂回する、苔生した石畳。©アマン
木々の中を緩やかに迂回する、苔生した石畳。©アマン

自然の庭の美しさを引き立てるミニマルな建築美

山紅葉がさざめき、美しい苔が生した石畳や石垣が続く静寂の庭……。自然林を有する約32万平方メートルもの広大な敷地の中にひっそりと姿を見せるミニマルな建物は、「アマン東京」や「アマネム」を手掛けた故ケリー・ヒル アーキテクツのチームによるもの。

自然の景観を最大限に尊重する形でアライバル棟、リビング棟、レストラン棟、スパ棟、24の客室を備えた宿泊棟、そして2ベッドルームの2棟のヴィラが点在する設計。シグネチャーレストランで提供される地元産の厳選素材を使った美しい日本料理や、近郊に湧き上がる天然温泉を備えたアマン・スパ、庭のオープンスペースでのヨガや瞑想などを通じて、ゆるやかに流れゆく古都の時間をゲストの心に刻みます。

また、アイディア次第で敷地内でプライベートダイニングやウェディングイベントをアレンジすることも可能です。

家具や照明類は「アマン京都」オリジナルデザインの特注品。©アマン
家具や照明類は「アマン京都」オリジナルデザインの特注品。©アマン
秋には赤く染まる紅葉、初夏には緑がまぶしい青紅葉……。敷地内に点在する棟から棟への移動の間も、自然が織りなす四季折々の景観を楽しめます。©アマン
秋には赤く染まる紅葉、初夏には緑がまぶしい青紅葉……。敷地内に点在する棟から棟への移動の間も、自然が織りなす四季折々の景観を楽しめます。©アマン

目の肥えた世界中のゲストたちを魅了するアマンのホスピタリティーが、京都の伝統文化や景観と融合し、またとない非日常体験が味わえる「アマン京都」。日本のおもてなしに新たな価値を生み出してくれそうです。秋のオープンが今から待ち遠しいですね!

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この記事の執筆者
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WRITING :
大貫香織