1970年代から’80年代は、後にモード界を牽引する多くの才能ある若手デザイナーがひっきりなしにデビューした時代だ。特に’80年代は、パワフルな時代性を反映したかのような独創性溢れるルックがランウェイを賑わせたものである。ジミーチュウが、今季のコレクションで讃えたのはそんなグラマーな80年代のクチュール。テーマに掲げた「高潔さ、自信、パワー」を落とし込んだラインナップは、まさに現代女性を表しているようだ。

素材使いにデザイン。ハッとさせる巧妙なツイスト

¥100,000(ジミー チュウ〈ジミー チュウ〉)
¥100,000(ジミー チュウ〈ジミー チュウ〉)

情熱的なレッドと、官能的魅力があるローズ。その異なる二色を女性らしくきらびやかなサテン生地にのせ、80年代のクチュールのように絞りながら絡めたことで、足元に華やかさと立体感をもたらした。その巧みなマリアージュに、ブランドならではの遊び心が垣間見える。

美しさと可愛らしさの共存が、この春の一足にいい

¥74,000(ジミー チュウ〈ジミー チュウ〉)
¥74,000(ジミー チュウ〈ジミー チュウ〉)

無駄をそぎ落としたタイムレスなポインテッドトゥパンプス は、「LOVE」というスタイル名とも相まってギフトに最適な1足。鮮やかなラズベリーカラーは、スエードのマイルドな印象と相まって、より春らしい軽やかさを足元にもたらしてくれる。

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※価格はすべて税抜です。

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PHOTO :
小林孝至(イタルスタジオ)
STYLIST :
水野陽介
WRITING :
菊池 亮
EDIT :
安里昌悟
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