日本人に多い「ハチ張り」。小顔に見せたい、だけどハチが目立つことで頭自体が大きく見える、と悩みを抱えている方も多いですよね。とくに面長顔は、ハチによって顔がより縦長に見えてしまい、小顔とは程遠い印象に…。
では、ハチ張りによって顔が間延びしてしまう面長顔さんを小顔に見せる方法はあるのでしょうか?
表参道にある美容院・ABBEY2スタイリスト松本颯太さんの答えは、「ハチの下を縦巻きにして菱形シルエットをつくること」です。
「髪を巻くときにハチの部分を巻いてしまう人が多いのですが、それではハチがさらに目立ってしまいます。ポイントは、ハチの下をゆるく巻くこと。ハチの下にボリュームを持たせると悪目立ちしていたハチがなじみます。全体のシルエットも菱形になり、縦長だった顔を小顔に見せることができるんです」(松本さん)
コテを使った最小限のプロセスで、ハチ張りを解消しながら小顔をつくる!松本さんオススメのスタイルとは?
■髪型:ゆるいウェーブでくせ毛風のニュアンスが完成
面長顔のミディアムヘア代表:飯島美穂さん(40歳/秘書)の場合
飯島さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ(細→太)★★★★
- うるおい(乾→潤)★★
- 白髪の量(多→少)★★★★
「全体は前下がりのボブベース。髪を巻いたときに前上がりにならないよう、後ろに比べて5mmくらい前下がりにしています。サイドに少しだけレイヤーを入れて軽くしていますが、毛先に重さを残しているのでハネたり広がったりすることはありません」(松本さん)
■スタイリング:巻いた髪は冷風でほぐすとナチュラルに
「毛束は細く取るのがポイント。太いと巻きが取れやすくスタイルも長持ちしません。細かく巻いて冷風でほぐすと、くせ毛風のナチュラルな仕上がりになります。工程も少なく、自宅で再現しやすいですよ」(松本さん)
■1:左サイドと後頭部の毛先をコテでワンカールに
■2: 右サイドは斜め前に引っ張るようにコテでワンカールする
■3:毛束を細かく取って縦巻きに
■4:冷風でほぐす
〈面長顔ボブ スタイリングのコツ3か条〉
- ハチではなくハチの下を縦巻きにする
- 必ず冷風でほぐす
- 仕上げにオイルをなじませてツヤ感を出す
「つむじの生え癖によって日本人の9割は右サイドがハネやすく収まりづらくなっています。左右均等に収めるために、右サイドは斜め前に引っ張りながら熱を与えましょう。縦巻きは冷風でしっかりほぐすことが大事。手ぐしは束感が残るので、冷風で髪を散らしてください。仕上げにオイルをつけると、みずみずしいツヤ感のある印象に。まず毛先になじませて、最後に髪の表面や前髪を整えるのがコツです」(松本さん)
問い合わせ先
ABBEY2
住所/東京都港区南青山4-21-26 RUELLE青山-A棟 3F
TEL:03-3405-6655
営業時間:平日 11:00~21:00、土・日・祝日 10:00~19:30
定休日:毎週月曜日・第2・3火曜日
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- EDIT&WRITING :
- 青木 笑