エラが小さく、顎のラインがシャープに見える逆三角形型。シャープで知的な印象を持たれることの多い顔型ですが、40代を困らせているのが「頬骨が張って見える」「頰がこけて疲れた印象になる」など、年齢と共に気になる悩みです。
この悩みを解決しながら、「幸福感」と「愛らしさ」のある髪型を提案してくれたのは、その人それぞれの個性を活かすシザーワークに定評があるPEEK-A-BOO AVEDAアトレ恵比寿・店長兼ディレクターの神保樹敏さん。そのポイントは「奥行き、空気感、丸みのある、立体的なシルエットに仕上げること」だと言います。
「フェイスラインを目立たせないためには、カットで立体感と丸みのあるフォルムに仕上げることが大切。今回のスタイルは、髪全体の毛束を細かく丁寧にスライドカットすることで自然な毛流れだけでなく、奥行き、丸み、立体感もつくっています」(神保さん)
このシルエットを自宅で再現するには、ブローのやり方も重要なのだそう。その方法も詳しく教えていただきます。
■髪型:丁寧なスライドカットとブローでつくる洗練されたシルエットは圧巻!
逆三角形のミディアムヘア代表:一力万希子さん(38歳/イメージコンサルタント)の場合
一力さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ(細→太)★★★★
- うるおい(乾→潤)★★
- 白髪の量(多→少)★★★★★
癖がほとんどなく、髪質はストレート。スタイリングをしてもボリュームが出にくく、ストンとした印象になるという一力さん。
「ボリュームゾーンを頰の位置につくることで、髪全体のシルエットが菱形になり、立体感とボリュームのある印象に。あとはブローで空気感と毛流れを与えるだけで完成します」(神保さん)
■スタイリング:空気感と毛流れをつくるブローのやり方4ステップ
「まず、ドライヤーで髪全体の根元を起こします。後頭部から前方に髪全体をとかしながら熱風を当てるのがコツ。根元が起きることでスタイリングしやすく、仕上がりもふわっと丸みのある印象になります」(神保さん)
■1:後頭部の髪を手ぐしで前方に流しながらドライヤーを当てる
■2:髪全体を上下にセクショニングしたら、下段の毛束をブラシでブロー
■3:ストレートアイロンを毛束の中間から毛先にすべらせる
■4:髪を振りながらワックスをつける
〈逆三角形型ボブ スタイリングのコツ3か条〉
- ■首を下げて、髪全体を前方に持っていくように乾かす
- ■ブローのときはブラシの正面から熱を当てる
- ■ワックスは髪の内側につける。左右へ振りながらつけるのが正解
「ブローでは、ブラシに髪を巻きつけるのではなく、ブラシに髪を乗せて正面から熱風を与えるだけでOK。ブラシのカーブに沿った自然な丸みで、全体のシルエットが綺麗に収まります」(神保さん)
問い合わせ先
PEEK-A-BOO AVEDAアトレ恵比寿
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-6-1 アトレ恵比寿西館7F
TEL:03-5773-5595
営業時間:10:00~21:00(カット最終受付~19:30)
定休日:不定休(アトレ恵比寿の休館日のみ)
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- EDIT&WRITING :
- 青木 笑