2019年3月、東京・中目黒エリアに上陸したばかりのSTARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO(スターバックス リザーブ® ロースタリー)が凄すぎる! と情報が出回っていますが、一体どう凄いのか? 並んでも入れないほど人気が殺到している、新業態のスターバックスの魅力を取材してきました。

子どもから大人まで楽しめるワンダーランド!「スターバックス リザーブ® ロースタリー」って?

STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO(スターバックス リザーブ® ロースタリー)の内観

「スターバックス リザーブ® ロースタリー」の歴史は、2014年に、スターバックス誕生の地であるシアトルに開業したことからスタート。「スターバックスの妥協を許さないコーヒーイノベーション」をテーマに革命的なショップをオープンさせたわけですが、これまでの“スターバックス”と何が違うのか? それは、コーヒーの楽しみ方を無限大に広げていくという、妥協を許さないチャレンジにありました。

各国から選定した豆の焙煎から始まり、さまざまな抽出方法で香りや味わいの違いを楽める新体験の提供、そして種類豊富にそろえられたパンやスイーツとのペアリング提案など、これまで「世界中どこでも安心して入れる、安定のスタバ」のイメージを払拭する革新的なアプローチが、世界を揺るがしました。

焙煎工場を兼ね備えることでカフェの領域を超えた「スターバックス リザーブ® ロースタリー」は、上海、ミラノ、ニューヨークと、大都市に次々と進出。ついに今年、日本の首都である東京に、5店舗目をオープンさせることに成功したのです。

スターバックス コーヒー、日本上陸23年目の挑戦とは?

左/スターバックスコーヒージャパン CEOの水口貴文氏、右/スターバックス・カンパニー 社長 兼 CEO ケビン・ジョンソン氏

日本上陸23年目を迎えたスターバックス。オープンに先駆けて行われたレセプションに登壇したスターバックスコーヒージャパン CEOの水口貴文氏は、これまで3つの繋がりを大切にしながら前進してきたといいます。

それは「コーヒーへの情熱」、「毎日来店する約80万人のお客さんを明るい気持ちにすること」、「地域のコミュニティーづくりに貢献すること」。日本に初上陸を果たした当初、たった25人のパートナー(スタッフ)からスタートし、今では4万人以上のパートナーを抱えるまでに着実に成長を続けてきた結果が、そのすべてを物語っています。

「今から再スタート。目指すは20年後の未来」だと水口氏。その記念すべき歴史の幕開けとなるステージに選んだのは、ある意味クローズドな街として住民に愛され続ける“中目黒”。ここから、新たなコミュニティーを構築していくという、地域活性化の核心にも触れる、大きな役割を担ったのです。

みんなの夢が詰まった新店舗。建築デザインはスターバックス デザイン スタジオ隈 研吾氏が担当!

左/建築家の隈研吾氏、左/チーフ デザイン オフィサーのリズ・ミュラー氏

今回、店舗外観デザインを手がけたのは、和文化を感じさせるモダン建築を生み出す天才建築家・隈研吾氏。「温もりを感じる箱づくりを目指した」とい隈氏の言葉のとおり、至る所にこだわりが凝縮していました。

例えば、外壁に使用されたナチュラルトーンの“杉の木”へのこだわりとしては、「コーヒー屋は落ち着いたダークなイメージの内装が多いけれど、あえて明るく軽やかな印象にしたかった」とコメント。

天井デザイン

その杉の木を使用した天井は、折り紙からインスパイアされた立体的なデザインに。日本人にとっては懐かしくもあるこの特別な天井には、実は、広々とした窓から差し込む光が乱反射する壮大な仕掛けが施されています。時間帯によって変化する光と影の屈折は、日々違ったアートを奏で、来店するお客さんを温かく包み込むことでしょう。

キャスクデザイン

そして、今回のメインは、4階まで真っ直ぐに聳え立つ、世界最大級のキャスクです。焙煎設備を内蔵するだけでなく貯蔵庫としての役割も担うこの巨大なキャスク表面には、国花のひとつとして知られる“さくらモチーフ”のオブジェがあしらわれています!

さくらモチーフ

一点一点手作業で加工されたこのさくらモチーフは、「実はいちばん時間がかかった工程かもしれない」と隈氏も言うほど、繊細な作業だったそう。日本人の伝統技術が息づいた2,100枚のさくらモチーフは、目黒川沿いに咲き誇るさくらの美しさが表現されているといいます。季節問わず花見気分を堪能できるこの贅沢な演出は、海外から訪れるお客さんにも喜ばれそうですね。

各階でそれぞれの個性を放つ「4つの新体験」とは?

■1階:「香り豊かなコーヒーとブレッド」という最高峰のマリアージュ体験 

1階の内観

むき出しになったロースタリーがお出迎えする広々とした店内1階のメインバーでは、ロースタリーで焙煎された希少なコーヒーとともに、ユニークなコーヒー体験が楽しめます。

一杯メイクのコーヒーバー

バリスタが丁寧に淹れてくれる、一杯メイクのコーヒーができるまで、その工程を間近で見られるのも、楽しいアトラクションのひとつ。

今回注目すべきは、大人の味わいを楽しめるこちらのドリンク!

「Barrel-Aged Cold Brew(バレルエイジド コールド ブリュー)」¥1,200(税抜)

「Barrel-Aged Cold Brew(バレルエイジド コールド ブリュー)」は、バーボンウイスキーの樽の中で熟成させたコーヒー豆を、コールド ブリューで抽出した逸品。コールドブリューコーヒーの芳醇な香りとウイスキーの香りが一体となった、大人の一杯です。

「Americano Con Crema(アメリカーノ コン クレマ)」¥800(税抜)

そして、女性の間で人気が高いのは、オレンジがほのかに香る温かいアメリカーノの上に、シナモンが効いた「Americano Con Crema(アメリカーノ コン クレマ)」です。リッチでクリーミーなフォームが、至福のひとときを演出してくれます。

そんな、香り高き特別なコーヒーと共にいただきたいのは、やっぱり焼きたてのパンですよね! そんな願いを叶えてくれるのが、フロア奥に位置するベーカリーの役目なんです。

初上陸のベーカリーPrinci®(プリンチ®)

日本に初上陸を果たした、イタリアンベーカリー「Princi®(プリンチ®)」では、素晴らしい朝食から1日をスタートできるようにと、エスプレッソとコルネッティというイタリアを代表する朝食メニューをはじめ、約80種類のパンが提供されます。

  • サンドイッチも充実
  • サクサクのコルネッティも種類豊富にそろう

常時焼き上げられるバリエーション豊かなパンやスイーツは、どの時間帯に行っても新体験を味わえるのもうれしいポイントです。

■2階:「抹茶味のクリームソーダ?わたあめトッピングのお茶?」驚きあふれるTEA体験

2階の内観

2階には、世界最大級のTEAVANA™(ティバーナ™)ティー バーを設置。スクープ バーでは、定番の茶葉からシグネチャー ブレンドティーなど、いわゆる茶葉へのこだわりが凝縮したお茶もラインナップ豊富にそろいますが、ここでオーダーすべきはフォトジェニックかつ斬新な味わいのドリンク類です。

「TEAVANA™ Cream Soda Matcha(ティバーナ™ クリームソーダ 抹茶)」¥900(税抜)

例えば、一見クリームソーダのような「TEAVANA™ Cream Soda Matcha(ティバーナ™ クリームソーダ 抹茶)」。日本の喫茶店文化からインスパイアされたというこのドリンクは、注文を受けてからバリスタが一杯ずつたててくれるというスペシャルティーなのですが、実はメロンではなく抹茶風味なのです! インスタ映えと日本の伝統文化を見事融合させた逸品です。

「Golden-sky Black Tea Latte(ゴールデン スカイ ブラック ティー ラテ)¥950(税抜)

さらに、インスタ映え確実なのは、「Golden-sky Black Tea Latte(ゴールデン スカイ ブラック ティー ラテ)」です。こちらは、ブラックティーにターメリックやカルダモンでスパイシーな風味をブレンドされたティー ラテなのですが、仕上げにターメリックシュガーでつくられた黄金のわたあめがトッピングされるという、ユニークな仕掛けが施されているのです。まさに五感を刺激する斬新なアプローチは、体験せずにはいられません!

■3階:「カフェがバーにシフト?」時間帯に合わせて使い分けたい、フレッシュなバー体験

3階のバースペース

3階に場を移すと、そこには大人だけの贅沢空間へとスタイルチェンジ。といっても、美しい光が差し込む明るい空間でいただくお酒は、どれも軽やかに感じるから不思議です。朝・昼・晩と、変化を遂げる心地良いムードのなか、本当に嗜みたいのはどんなお酒?

「Terrace Lager (テラス ラガー)」¥900(税抜)

例えば、ゆっくり目覚めた週末のブランチには、プリンチ®のピザとも好相性の「Terrace Lager (テラス ラガー)」はいかが? トマトやオリーブ、生ハムやチーズなどをつまみながら、日本の縁側をイメージしたテラス席でのんびり目黒川を眺める……。そんな至福のひとときを、日常に組み込みたいものです。

「Spring Shower(スプリング シャワー)」¥2,000(税抜)

仕事後の一杯には、女同士でさらりと立ち寄るのにも最適。さくらをイメージした、季節限定の「Spring Shower(スプリング シャワー)」や、チョコレートとのペアリングを楽しめる「Nakameguro Espresso Martini(中目黒 エスプレッソ マティーニ)¥2,000」など、話がはずむこだわりのメニューが満載です。

■4階:「コミュニティー強化の中心に!」トレーニングスペースで、参加型のイベントを体験

4階の内観

最上階にあるイベントスペース「AMU インスピレーション ラウンジ」は、その語源であるAMU(編む)という言葉に、多様な人や価値観が繋がり、それぞれの情熱がひとつになるようにと、スターバックスがこれまで大切にしてきた想いが込められています。

コーヒーを通して互いの価値観を共有し、新しい人脈をつくり、一緒に未来を築いていく。そのコミュニティーづくりの中心となるスペースとして、カジュアルなパネルディスカッションや音楽のジャムセッション、コーヒーテイスティングなど、さまざまなイベントが開催予定です。

イベントのイメージ

さらには、会員制の非営利団体で、生産者からバリスタまで世界中の数多くのコーヒープロフェッショナルの抽象的存在でもある「スペシャルティコーヒー協会(SCA)」公認のトレーニング施設のひとつとしても運営される予定だといいます。

ここから新たな文化が生まれていく。そんな明るい未来を想像させるスターバックス リザーブ® ロースタリーの取り組みをレポートしました。さくらの季節に向けて、さらなる混雑が予想されますが、訪れずにはいられない! そんな、ワクワクする魅力が凝縮したスポットでした。カフェの域を競えた、驚きのコーヒー体験。ぜひ、堪能してください。 

問い合わせ先

 

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2019.5.10 更新
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
EDIT&WRITING :
石原あや乃