ポカポカ陽気が続いてきて、もうトレンチコートの出番はなし? そんな人に朗報。薄めの素材で着用シーズンが長いトレンチコートが注目されています!
今回は、引き続き伊勢丹新宿店バイヤーがオススメする日本ブランドにフォーカス。ベーシックもつくれるけれど、あえて変化球で勝負したい。そんなつくり手たちのパッションを感じさせられる、個性派デザインです。
せっかくなら、人とは少し違ったタイプのトレンチコートでお洒落の冒険をしたい。そんな人は要チェックです!
伊勢丹バイヤーのイチオシ!軽やかな着心地&暑苦しくない透け感が魅力の「INSCRIRE(アンスクリア)のトレンチコート」
「INSCRIRE(アンスクリア)」は、数々のセレクトショップで経験を積んだデザイナー・岡 ゆみか氏が手がけるウィメンズブランドです。ブランドコンセプトはストリート・ラグジュアリー。オーセンティックとモード、カジュアルとラグジュアリー、と相反するものが共存するエレガントで上質なカジュアルを提案しています。
ミリタリー、ヴィンテージ、モード、ワークといったメンズスタイルの解釈も入れた、大人の色気のあるスタイルが特徴で、流行だけでは終わらない長く愛用できる物づくりにこだわっているといいます。
2019年春夏のテーマは「A QUIET LIFE(穏やかな日常)」と題し、デザイナー自身が旅先で見かけたファッションからインスパイアされたコレクションを展開。エレガンス×ストリートをベースに、民族衣装などをプラスアルファしたアンスクリアの得意とするミックススタイルを提案しました。
今春、伊勢丹新宿店のバイヤーがイチオシするのは、新作の黒のトレンチコート。「透け感と軽さが特徴のトレンチコートです。黒ですが透け感があるので重くなく、春夏に着用しても暑苦しくなりません」。
天然のシルクとコットンを合わせた素材は、蒸れにくく速乾性があるため、汗等でのべたつきも気にならないといいます。「夏場でも快適に過ごせるので、長い期間使えるという点でもオススメです」。
コートの真ん中部分は2枚仕立てですが、残りの部分は1枚になっていて透け感が出るという、絶妙に計算されたディテールは流石。実際に袖を通してみると、まるで羽衣をまとうかのように軽く快適な着心地が実感できます。
エレガントにもカジュアルにも。着こなしの変化を楽しめる優秀デザインを生んだ「こだわりディテール」をクローズアップ!
袖部分は後ろから見るとラグラン・スリーブになっているという個性派デザイン。メンズスタイルのパターンを多く使うアンスクリアらしく、どこか男前の格好良さが感じられるハンサムコートです。
「夜のお出かけ用としてエレガントなワンピースにはおりドレッシーに決めても。あるいは、カットソー&パンツに合わせてカジュアルな雰囲気にしてもいいと思います。着こなしの色々な変化を楽しめるトレンチコートです。旅先に持っていくのもオススメですね」(伊勢丹新宿店バイヤー)
トレンドのひざ下まで覆うロング丈で、ボトムを選ばない点もうれしい。すでにベージュのトレンチコートを持っているという人が、2着目として手に入れるのも良さそうです。春夏にあえて黒のコートを選ぶ。そんなモード感が周りには眩しく映るはずです!
問い合わせ先
- 伊勢丹新宿店 TEL:03-3352-1111
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 大槻誠一
- WRITING :
- 高橋京子
- EDIT :
- 石原あや乃