プラチナケースの機械式腕時計は、ひと目でステンレススティールやホワイトゴールドのものと見分けるのは難しい。それでも変質や変色が少なく、輝きが色あせないプラチナの存在感は格別だ。子から孫、さらにその先の子孫まで受け継がれる機械式腕時計において最上級の素材として扱われるのは当然。違いがわかる男が選ぶ素材なのだ。

時計通も唸った美しき本格派
シャネル『ムッシュー ドゥ シャネル』

2016年に発表された初の自社製ムーブメント搭載の『ムッシュー ドゥ シャネル』。ジャンピングアワーとレトログラード分針の組み合わせは、ブランドの本気を感じさせた。2016年のゴールドに引き続き、2017年はプラチナモデルを発表。ブラックエナメル&プラチナのモダンな雰囲気は、シャネルらしさ全開。

●手巻き●プラチナケース×アリゲーターストラップ●ケース径/40㎜ 予価¥6,950,000(お問い合せ シャネル)※9月発売予定、世界限定100本
スーツ¥390,000・シャツ¥53,000(お問い合せ ダンヒル)タイ¥15,000(お問い合せ SANYO SHOKAI〈ポール・ス チュアート〉)メガネ¥43,000(お問い合せ ブリンク外苑前〈オリバー・ゴールドスミス〉)
●手巻き●プラチナケース×アリゲーターストラップ●ケース径/40㎜ 予価¥6,950,000(お問い合せ シャネル)※9月発売予定、世界限定100本
スーツ¥390,000・シャツ¥53,000(お問い合せ ダンヒル)タイ¥15,000(お問い合せ SANYO SHOKAI〈ポール・ス チュアート〉)メガネ¥43,000(お問い合せ ブリンク外苑前〈オリバー・ゴールドスミス〉

驚異の永久カレンダーにプラチナモデル登場
ショパール『L.U.C ルナ ワン』

2005年に発表された永久カレンダーモデル『L.U.C ルナ ワン』は、122年間調整不要という驚異的な一本。このブランドの象徴的モデルにプラチナケースが登場。ビッグデイト、ムーンフェイズなどの機能を搭載しながらも視認性は高く、モダンに仕上がっているのは、ショパールならでは。

●自動巻き ●プラチナケース×アリゲ ーターストラップ ●ケース径/43㎜ ¥8,320,000(問い合せ ショパール ジャパン プレス)※世界限定100本、今冬発売予定
●自動巻き ●プラチナケース×アリゲ ーターストラップ ●ケース径/43㎜ ¥8,320,000(問い合せ ショパール ジャパン プレス)※世界限定100本、今冬発売予定

究極まで磨き上げられたイタリアの美意識
ブルガリ『オクト フィニッシモ トゥールビヨン スケルトン』

極限まで薄いトゥールビヨンを堅牢なプラチナケースに収めたのは、ある意味必然だったのかもしれない。曲面と直線で複雑に構成される個性的な『オクト』のケースのなかで、精緻に動き続けるスケルトンのムーブメント。究極ともいえる機能美は、もはや芸術の粋に到達しているといっても過言ではないだろう。

●手巻き ●プラチナケース×アリゲーターストラップ ケース径/40㎜ 予価¥14,340,000(問い合せ ブルガリ ジャパン)※受注生産
●手巻き ●プラチナケース×アリゲーターストラップ ケース径/40㎜ 予価¥14,340,000(問い合せ ブルガリ ジャパン)※受注生産

最新のテクノロジーでよみがえったブランドの原点
グランドセイコー『初代グランドセイコー リミテッドコレクション SBGW251』

1960年、高級腕時計ブランドを目ざして誕生したグランドセイコー。ブランドの独立を機に、初代モデルを最新の技術でよみがえらせたコレクションを発表。プラチナモデルには、極めて純度の高いプラチナ999を採用。ダイヤルには初代でもごく少数にのみ採用された凹型加工のロゴが美しく輝く。

●手巻き ●プラチナ999ケース×クロコダイルストトラップ ●ケース径 38㎜ ¥3,200,000(問い合せ グランドセイコー専用ダイヤル)※世界限定136本
●手巻き ●プラチナ999ケース×クロコダイルストトラップ ●ケース径 38㎜ ¥3,200,000(問い合せ グランドセイコー専用ダイヤル)※世界限定136本

時計上級者が最後に行き着くのはプラチナケースの時計と言われている。時を超えて輝くその価値に、計り知れないものがあるからだ。子から孫へ代々受け継がれていくことを考えれば、ジェントルマンが選択すべきはいぶし銀の輝きを放つ1本。いつかは息子に譲れるような、そんな時計を購入しようと検討中なら、プラチナケースの機械式腕時計は、最良の選択となるだろう。

※価格はすべて税抜きです。※価格は2017年夏号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
BY :
MEN'S Precious 2017年夏号スイスの2大時計フェアから厳選した男の手元を飾るべき「名品時計」の結論より 
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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クレジット :
撮影/武田正彦(静物)、唐澤光也(静物/パイルドライバー)、川田有二(人物)スタイリスト/大西陽一(RESPECT) ヘア&メーク/星 隆士(SIGNO) モデル/Trayko レイアウト/澤田 翔(H.D.O.) 構成/川上康介、岡村佳代