シンセサイザーと聞くと、まず疑問が湧くのがキーボードとの違いかもしれません。平たく言ってしまうと、シンセサイザーとは、エレクトリックに音を生成する音源(鍵盤がついていない場合もあり)、そしてキーボードとはピアノを始め、鍵盤全般のことを言います。
とはいえ、シンセサイザーといえば、キーボードがついたものが一般的。日本人のシンセサイザー奏者といえば、世界で活躍する坂本龍一さん、また’90年代、Jポップの一時代を築いた小室哲哉さんや、小林武史さんなどが有名です。ちょっとジャンルは違いますが、喜多郎さんのスピリチュアルな音楽もヨガやマッサージ、睡眠導入など安らぎを感じたいときに根強い人気があります。
一台で多岐にわたるサウンドを味わうことができ、ソロでも十分楽しめるのが魅力のシンセサイザー。本記事では、人気メーカー「ROLAND(ローランド)」のシンセサイザーから、「KORG(コルグ)」や「YAMAHA(ヤマハ)」のシンセサイザーまで、厳選してご紹介します。
おすすめ高級シンセサイザー【ROLAND(ローランド)】
ROLAND(ローランド) シンセサイザー SYSTEM-8
シンセサイザーを大きくふたつに分けると、1970年代に登場した、波形から合成音をつくるものと、1990年代初頭から登場したピアノやオルガンの音が出るもの、に分けられます。
こちらは前者のタイプ。オリジナルで音をつくっていく楽しさや、テクノミュージックをやりたい人におすすめのモデルです。
ROLAND(ローランド) シンセサイザー FA-07
ピアノやオルガンなど、サンプリングした音が楽しめるモデルです。ギター、ベース、ドラムなど、これ一台で何役もの楽器が可能。一人でバンドサウンドを創り出すことができます。
76鍵の圧倒的なサウンドクオリティ。弦を弾くピチカートなど、楽器のさまざまな奏法にも対応しているので、表現力豊かな演奏が楽しめます。
ROLAND(ローランド) シンセサイザー JD-Xi
音を合成するほか、リズムマシーンも楽しめるシンセサイザーです。コンパクトなサイズで、家庭用としてもぴったり。軽く、持ち運びしやすい上記のFA-07とのコンビネーションで使う人も。
サンプリング音源に、揺らぎのあるアナログ回路がプラスされており、ライブな音を味わえます。
おすすめ高級シンセサイザー【KORG(コルグ)】
KORG(コルグ) シンセサイザー KROME-88
コルグのベストセラー・シンセサイザーのリニューアルモデルです。生の楽器からサンプリングしている音源なので本格的な音が楽しめます。
EDMをはじめとする現在のミュージックシーンに対応すべく、「今、使える音」にこだわった新プログラムを搭載。トレンドの音を楽しみたい人におすすめです。
KORG(コルグ) シンセサイザー minilogue xd
サンプリングした音源を楽しむのではなく、音作りの醍醐味を味わいたい人にぴったりなのが、こちらのモデルです。
アナログ(発信機が音源)サウンドをベースに、新たにプラスされた機能で、進化したアナログシンセサイザーを感じることができます。4つの音まで重ねることができます。
KORG(コルグ) シンセサイザー prologue-16
上でご紹介した、minilogue xdの進化バージョンです。究極と呼ばれる、次世代のアナログ・シンセサイザーで、鍵盤のサイズがピアノと同じ、フルサイズのキーボード。ステージで演奏する際にも、そしてスタジオで音づくりに専念する際にも自在に対応します。16の音を重ねることができます。
おすすめ高級シンセサイザー【YAMAHA(ヤマハ)】
YAMAHA(ヤマハ) シンセサイザー reface CP
アメリカを代表するジャズピアニスト、キーボーディストであるチック・コリア。彼が1960年代後半から70年代に愛用していたのがエレクトリック・ピアノです。
その特徴あるサウンドを再現した音源を採用、ちょっとノスタルジックな音で当時のムードを楽しみたい人に向いているモデルです。
YAMAHA(ヤマハ) シンセサイザー MONTAGE7
バブル期の音楽を代表するFM音源と、現代らしいサンプリング音源が楽しめる、ハイブリッド音源が特徴のモデルです。
バブリーダンスのサウンドの様に、金属っぽい、ベルの様なサウンドをミックスさせて、生の音とシンセらしい表現を味わうのがこのモデルの醍醐味。扱いやすい鍵盤は微妙なタッチも弾き分けます。
YAMAHA(ヤマハ) シンセサイザー MOXF8
音楽製作のためのシンセサイザー、と呼ばれているだけあり、曲作りが数分で仕上がる様な使い勝手の良さ。音色もリアルで高品質です。
生の楽器の奏法を再現でき、機能もバランスが良いので、初心者にもおすすめのモデルです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部