世界的な企業がオフィスを構え、グローバル経済の中心のひとつである東京駅周辺。国内だけにとどまらず、各国からの出張者が集まる、日本そして東京の表玄関です。

「ホテル龍名館東京」は2009年開業の東京駅前のミシュラン掲載ホテル

その東京駅前にあるのが、ミシュラン掲載のスモールラグジュアリ—ホテル「ホテル龍名館東京」。元々は1899年(明治32年)開業で、現在も営業中の「ホテル龍名館お茶の水本店」の分店として開業しました。

東京駅から徒歩3分という抜群の立地から、活用度の高いこちらのホテルが客室の3割である38部屋を大改装し、2019年6月4日にオープンしました。

いよいよ来年に迫った、東京オリンピックが開催される2020年を前に、さらなる盛り上がりが予想される東京駅周辺のホテルとして、ビジネスはもとより、旅行の拠点としても、参考にしてください。

「東京駅から最も近いモダン旅館」の新コンセプト

和・洋が融合した気品のある優美なしつらえが特長のデザイン

画家や作家、芸術家など文化人に愛され、日本画家では川村曼舟や伊東深水らが泊まったこともある伝統ある旅館に源流を持つ「ホテル龍名館東京」。作家の幸田露伴の次女である幸田 文が、小説『流れる』で、帝国ホテルと並び在京の名店に挙げたほか、宿泊した画家が宿泊代の代わりに自身の絵を置くなどのエピソードが残る老舗です。

その由緒正しい「旅館」と「ホテル」が融合した新スタイルを提案しているのが、今回のデザインルームです。約3割の部屋を「東京駅から最も近いモダン旅館」をコンセプトに大改装。世界主要都市の高級ホテルのデザインを多数てがけるデザイナー、ジョー・リベラ氏が担当した内装に、新たなデザインの客室が加わりました。

ビジネスもほっこりも叶える! 「選ばれる個性」を提案する、新しいこだわり3選

ベッド台が部屋奥まで続き、足を伸ばしてくつろげる畳スペースに

■1:旅情を誘うデザインルーム|斬新なコンセプトの客室

外国からの大事な出張者や大切な友人をアテンドする際にぜひ利用したいのが、和の旅情を堪能できる、33部屋の新しいデザインルームです。日本の伝統色で重厚感のある「茄子紺色(なすこんいろ)」のカーペット、高床の小上がりにちゃぶ台を置いたリビング風の部屋など旅館の要素が、男性目線のビジネスホテルとは一線を画しています。

靴を脱ぎ、足を伸ばしてゆったりくつろげる畳敷きのスペースは、ヒールや革靴でハードな一日を過ごしたビジネスパーソンにうれしいポイント。一輪挿し、けん玉や万華鏡などのデコレーションもほっこりムードを演出してくれます。

客室タイプは「TATAMI ROOM」(28室、19.7平米)と「JAPANESE MODERN」(5室、27平米)のふたつで、いずれも和洋室をイメージしています。 

22.8平米の「TOKYO SOHO」は洋室で、機能的なコーナーキャビネットや大きなソファ、ホワイトボードを各部屋に用意 

また、改装した38室のうち5室は、ビジネス利用を想定した「オフィス・ルーム」という新機軸の客室です。海外からの出張者は、本国との時差の関係上、ホテルに帰った後も作業を続けることも。ラウンジのような広いリビングコーナーがあるゆったりとした空間の中なら、ストレス最小限に、仕事に向き合えます。

■2:快眠と泡シャワーで美肌を約束|高級マットレスと枕、シャワーヘッド

ホテルを選ぶ際に、マットレスの硬さやリネンの肌触りにこだわる人は多いかもしれません。仕事や長旅の疲れを癒すのに、快適な睡眠は必要不可欠。その点、改装した全38室は、睡眠環境にもこだわっています。

ベッドのマットレスは、老舗寝具メーカー「西川」の最上級モデル「エアーSX」を採用。多くのアスリートも愛用している最高品質のマットレスで、柔軟性と硬度を備えた特殊構造により、寝る姿勢を自然なままキープする点が特長です。枕も同社の「エアー4D」で、立体的なフィット感と温度調節機能で、より深い眠りへと導きます。

バスルームには、エステ気分で疲れを癒す、シャワーヘッドを完備。水の出る穴が極細で、泡と勘違いするほど、やわらかい水圧なのが特徴です。髪やお肌へのストレスを軽減しつつ、マイクロ・ナノバブルの高い洗浄作用で、汚れをしっかりと落としてくれます。お肌を健康な状態に導く、うれしいアイテムです。

海外へ行くと、睡眠環境や水質の差でなんとなく肌の調子が悪いーー。そんな心配を一掃し、快適な旅を約束してくれるこだわりは、時間に限りのある出張者や旅行者にとってうれしい限りです。

■3:オケージョンに合わせたブレンド|こだわりの日本茶

快適なシャワーを浴びたら、就寝前のひとときにテレビを見ながら、または音楽を聴きながら楽しみたいのがお茶です。

38室すべてのお部屋で、新客室オリジナルのブレンド茶を用意。「日本茶インストラクター」の資格を有するスタッフがブレンドした、ここでしか味わえない日本茶です。

シャワー後にオススメの「保温」、お休み前にも飲める、低カフェインの「リラックス」、目覚めの一杯にぴったりの「覚醒」の3つのテーマに沿った日本茶、合計3種を各客室にセット。「ここでしか飲めない」なんてお茶好きでなくても好奇心をそそられます。

ホテル15階の和食店「花ごよみ東京」では、「日本一の朝食シェフ」と称される矢吹淳男シェフに監修による朝食が楽しめます

東京駅周辺は、1泊10万円前後のラグジュアリーホテルが主流で、上限のある出張予算からだとなかなか難しいことも。ホテル龍名館東京の新しいデザインルームは27,000円から。外国からの出張者をアテンドする際など、ただのビジネスホテルではない、こんなプラスアルファがあるホテルは喜ばれそうです。

また、高級マットレスや全身エステができるシャワーヘッド、オリジナルの日本茶など、女性目線の要素もふんだんに取り込まれているので、ちょっと自費をプラスしても、素っ気ないビジネスホテルでなく、仕事の疲れが癒される、こんなホテルに泊まりたい大人の女性は多いかもしれません。

これまでにミシュランガイドで8年連続(2012~2019年)の二ツ星(パビリオン)を獲得しているほか、世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー(Trip Advisor)」では、2011年度より8年連続のエクセレンス認証を受賞し、殿堂入り。外国人観光客にも人気を集めています。

アクセスと費用のバランスもよく、東京の宿泊先として、ぜひ覚えておきたいホテルです。

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この記事の執筆者
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WRITING :
神田朝子